~GENERATION~
「ネクロの少年もやられちゃったのか?」
男は言った。ネクロマンサーのことを少年と呼ぶだけあって20代後半っぽい。ぶしょう髭をはやしている。綺麗な黒髪をしているが、短く切られ、しかもボサボサ。なんか疲れた刑事みたいな男だった。着ているのもブラウンのコートにスーツ。
「めんどくせぇなぁ」
心底めんどくさそうだった。やる気が感じられない。しかし纏うものは他のものと違った。
「俺の部下もやられたことだし、いっちょいきますかね」
雑に頭をかき、立ちあがる。その男は、たばこを出した。いや生成した。
「天使になんて興味ねぇ。でも仲間がやられたなら俺が出なきゃな」
男はたばこに火をつけると、口に近付けた。そして手が止まった。
「そういや、禁煙中だったな」
男はたばこの火ではなくたばこ自体を消し、歩き出した。
〇
ネクロマンサー。確かに倒せたが、俺が最後まであれを隠していなければ勝てなかっただろう。それぐらい強い相手だった。しかし今はそれよりも・・・・・・
モラルが学校に来た方が問題だ。
日常を壊される確率100パーだな。皆さんは勘違いしているのかもしれないが、俺は今でも「非日常」が嫌いだし、主人公なんてなりたくない。
今までの行いは脇役がなんかやった程度に捉えてほしい。
脇役にだってネクロマンサーぐらい倒せるだろ。きっと主人公と仲がいい女好きの男友達あたりでも倒せるさ。そんなもんなんだと思ってくれ。
まぁ、でも今のところは日常に影響がないからいい。だからモラルを手伝ってやってる。
ほんとそれだけだよ。
今日2回目の更新です。
プロローグなので短めですね。
タイトルの意味は生成。
過去編はじめました!
http://ncode.syosetu.com/n5817l/
たぶんここかな?
ちがったら現主人公で出るとおもいます。
でわ