魔王
私は人間どもに恐れられている魔王。
何故ならこの世を闇に染め、魔物を放ったからだ。
私は日々、魔王城から人間どもの苦しむ様を見下ろし嘲笑っている。
人間どもは私のことを恨んでいるのだろう。
けど、私はその人間どもを恨んでいる。
強く激しく、恨んでいる。
人間として生まれた私のことを「化け物」と言って、母とともに村を追い出したからだ。
私が特に何かしたわけでもなく、普通の人間と比べると異形だったから…という理由で。
私とそして、私を生んだ母親もろとも、村を追い出した。
私とともに追い出された母は、人間ども…そして、私のことを恨み呪った。
その呪いを私にかけ、私を復讐の化け物に育てこの世を去った。
私は人間どもから受けた仕打ちと、母からかけられた呪いのために魔王になり、人間どもの世界を破壊しようとしている。
そうだ、悪いのは私ではない。
悪いのは私の心を歪にした人間どもだ。
だが、時々思う。
もし、私が普通の人間として生まれていたら。
私は今、こんなことをしていなかったのだろうかと。
母や人間たちから「愛」とやらを注がれていたら…なんて。
こちらの詩は「この世の最悪と呼ばれた魔王は魔法使いの少女にぬいぐるみにされて可愛がられてます。」という、童話風味のハイファン作品の主人公の心情を詩にしたものです。
興味のある方は、連載中ですが読んでみてくださると嬉しいですm(_ _)m
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お読みくださりありがとうございました!