覚えもしない記憶(プロローグ前編)
「シリルは何処!!?」
「見つかったか?!」
大人達が僕を必死に探している声がする。だけど、そんな事も気にせずに僕は森の中へと入って行く。
そう、大人達が探しているシリルとは僕の事!今は大人達から逃げるべく、森の中へと入っている。
僕が今入っている森は「アロア森林」、通称「妖精の森」と呼ばれている。「神が住んでいる。」とも言われるその森は、普通の人間が入る事を許さない禁断の地だ。
僕は今、その森に入ろうと思う!
勿論、村の人達には内緒でね。言ったら、絶対に反対されるし、。それに、冒険みたいでワクワクするじゃないか!!
僕は誰にも気づかれず、森の奥へと走っていった。
*
変わり映えしない森だ。
何処まで行っても、木、木、木、木。「神聖な森だ。」って言うから入ったのに、。こんなのじゃつまらない。
「もう、帰ろう、。」
僕は来た道を引き返した。
*
けど、そんなガッカリをした僕を救う様に、とある1つの出来事が起きた。
僕は池を見つけた。
おかしい。
行きには無かった。
おかしい。
そう、このおかしい事、不思議な事。
僕はドキドキし始めた。ちゃっと怖かった。でも、それ以上にワクワクした。
(この池を調べてみたい。)
そんな気持ちが僕の心に現れた。
僕はこの池を水面を見た。普通の泉なんだ。
だけど、この泉みは何かがある。僕はこの池に映る自分をよく見つめた。
今日の天気は晴れ。だけど、お日様は雲に綺麗に隠れて、水面から映る自分の顔がよく見えた。
その時、一粒の何かが池に落ちた。自分の顔を見ていたから、何が落ちたか分からなかったけど、その何かによって出来た波は僕の水面の顔を歪ませた。
歪ませ、、た。
あれ?
おかしい。
地面が波で歪んでる。
おかしい、。
妙に頭がクラクラし始めてきた。
違う、。
視界が歪んでいるんだ。
波が僕に取り憑いたんだ。
波が増えていく。
目の前が見えない。
僕は、いきなりの事に身体が後ろにヨロけた。立っている事を保たれない。力が入らない、。
何も、考えれない。
僕は、そのまま気を失ってしまった。
*
意識を取り戻した!!
僕は布団から自分の身体を起こし上げた。
(ん?布団?僕は確か、さっきまで森の中に居たはず、。)
そんな事を思っている僕に、お日様はカーテンと窓越しに光を差し込んでくる。
僕は咄嗟に目を細めた。少し冷え込んだ空気と、横にくる日差しが今の時間を教えてくれる。
だが、今の僕はその日差しを疑う。
(朝なのか?)
「夢じゃないか。」とも思った。でも、此処まで認識と意識のハッキリする夢を僕は知らない。
そうだ!きっと僕はあの森から誰かに運ばれて来たんだ。多分、僕はそのまま寝たままだったんだ。そしてこうして今起きた。
なら、まずやる事は何となく分かる。
(謝らなきゃ!!)
心配をかけてしまったんだ。まずは僕の事を心配してくれた人達に謝りに行かなきゃ!
僕はベッドから降りて、背伸びをする。
すると、いきなり扉からノックする音が聞こえた。
「ハイ!」
僕は元気に声を出した。
「お兄ちゃん、入るね!」
「分かった。」
ノックをしたのは僕の妹の様だ。
僕の妹クロエ、僕の2個下で少し大人しめな妹だ。
僕の家には父、母、僕、妹の4人が住んでいる。
そうだ。妹にも迷惑をかけてしまった。ちゃんと謝らなきゃ!
クロエが扉を両手で開けて、中に入ってくる。
「おはよう、クロエ。」
「うん!おはよう!」
僕の妹は笑顔がとても似合う良い子だ。こうやって朝、僕の部屋まで起こしに来てくれる。そう思うと、何だか申し訳無くもなってくる。
「クロエ。」
「ん?」
「ごめん!大人達に内緒で妖精の森に行っちゃって!!」
僕はクロエに頭を下げた。心配をかけてしまったかもしれないからだ。
「あの時は興奮して正しい判断が出来ていなかったけど、今、冷静に考えてみるとやっちゃいけない事だと分かったはずだった!」
「もぉ良いよ!昨日も聞いたよ!あの事はちゃんと反省してね!」
「、、ん?」
不意に声が出てしまった。
(昨日、聞いた?)
「でも、もう過ぎた話だし、気にしなくて良いよ。昨日の事をいつまでも引っ張らなくて良いよ!」
「ま、待って!!」
「ん?」
「俺、昨日何かやってたのか?」
「もぉ!寝ぼけてるよ!昨日、色んな家に謝りに行ったでしょ?まぁ、昨日は忙しかったし、疲れてるんだね!」
「そ、そうか、。」
「きっとそうだよ!ほら!起きて!」
そのうち、思い出すのかな?
僕は部屋を出ていった。
部屋を出ると、そこにはリビングがある。
家族でご飯を食べるテーブル、料理をする為のキッチン、そして、鍋を洗っている僕の母さんがいる。
「おはようシリル。」
「おはようお母さん。」
「さぁ、ご飯をさっさと食べちゃいな!」
本当に、お母さんは僕に挨拶をしてから、昨日の事について聞く事は無かった。
僕は朝ご飯のパンとシチューを食べる。
、、、このシチューは昨日作ったのだろうか?僕好みの何時間も漬け込まれた味だ。
「早く食べなさいよ?昨日の事があったんだから、今日はしっかりと畑仕事手伝うのよ?」
「は〜い。」
そうだ。昨日があった今日、いつもやる畑仕事も人一倍頑張らない。
僕は朝食を直ぐに食べ終わり、直ぐ家を出る。
*
家を出た僕は隣にある畑へと走った。
「お父さん!!おはよう!!」
「おぉ!シリル起きたか!」
僕のお父さんは毎日、朝早くに起きて飼っている鳥に餌をやったり、畑を耕したりしている。
「今日は早起きだな。ま、昨日の事が有れば当然か。」
「アハハ、。」
耳が痛い。
「それじゃあ、早起きのシリルには父さん、おつかいでも頼もうかな。」
「うん!分かった!」
「ヨシ!それじゃあ、水を汲んできてくれるか?家の前にバケツが3つあるだろう?その3つ全部にお願いな。」
「了解しました!!」
僕はお父さんのお願いの為に走り始めた。
一気に持っていく事は出来ないのでバケツを1つずつ持っていく。
*
僕の家から水のある井戸までは間に色んな人の畑が存在する為、距離がある。
その間に、よく色んな人とすれ違う。
「シリルおはよう!」
「おはようございます!」
豚小屋のあるロン爺さん。
「おはようシリル。」
「おはようございます!」
新婚のナイア姉さん。
「あんまり親に心配かけさせんなよー!」
「気をつけまーす!!」
村の数少ない門番エイジ兄さん。
色んな人に出会う。
そして、最近、楽しみにしている出会いがある。
「シリルーーー!!」
「あ、マリー!!」
マリアンタ・ロニア9歳、僕と同い年の女の子だ。このランダ村と隣のエネマ村の地方貴族だ。
簡単に言うと、この村で1番偉いお家の娘って事。
僕はマリーとは小さい頃からの幼馴染で、よく遊んでいる。
「今日は大丈夫なのか?」
僕はマリーに質問した。
質問をした理由はマリーの父親が平民に対して態度がデカいからだ。貴族の偉そうなマリーの父親は平民の僕らと話す事を凄く嫌がる所がある。その為、マリーが僕と話しているなんて父親に知られた僕らは一生話せれなくなるかもしれない。
だからこそ、この事は凄く大事なのだ。
「うん!大丈夫!今、お父様は他の国に行ってて暫く帰ってこないの!だから大丈夫!シリルは何やってるの?」
「僕は今から水を汲みに行こうと思ってたんだ。」
「お父さんの手伝いをしてるのね。」
「ふふ、まぁね。」
「ねぇねぇ!私も一緒にいても良いかしら?」
「大歓迎だよ!一緒にお話ししよう!」
僕達はこうしていつもお話しをしてる。
「そう言えばシリル、昨日の事についてだけど、。」
「あ、アハハ、。」
「『アハハ』じゃないの!もう、どんだけシリルの為に村の皆が探したと思ってるの!」
「ご、ごめん、。」
「全く、だからあれだけ『行かない方が良い!』って言ったのに!」
どうやら今日は会話が一方通行になりそうだ、、。
*
マリーから話をきいて感じた事がある。それは、「やっぱり僕には昨日の池以降の記憶が無い。」と言う事だ。
どう思い出そうにも思い出せない。全く記憶の中には入っていない行動が淡々と述べられていく。
例えば、村の人に見つけてもらった時、僕は記憶喪失を装っていたらしいが、全く記憶が無い。記憶喪失と言うのも、結構大胆な演技をしていたらしく、妖精の森に入った事だけで無く、自分の家族の名前さえも忘れてしまっていたらしい。
そんな事は全く身に覚えが無い。
話の途中でも、そんなよく分からない行動を説明された僕が、つい聞き返してしまう程だった。
しかし、聞き返した所、今度は「また記憶喪失ごっこをしている。」なんて言われてしまった。
全く、村の人揃ってよく分からない事を言う、。
迷惑をかけてしまった僕は、何かを発言する事も今は許されない。
「ねぇシリル?」
「ん?」
そんな事を考えていた時、マリーが僕に声をかけてきた。
「私、今行きたい所があってね。この村から南東側に進むとお山があるじゃない?その山のある場所に沢山のお花があるらしいの。」
「へぇ!何処で聞いたの?」
「本で読んだの!でね、シリルが良ければなんだけど、明日、私とそのお花、見に行かない?」
「良いの?!行く行く!見にいってみたい!」
「決まりね!明日の朝、迎えに行くからね!」
*
時間は経ち、
お日様はもう顔を隠し、お月様が顔を出していた。
今日は不思議な事だらけだった。
身に覚えの無い事がコロコロコロコロと出て来る。しかも、その行動の殆どがおかしな行動で、まるで自分の身体が自分じゃないみたいだった。
ソレもコレも、きっと妖精の森に入ってしまった事が原因なのだろう。
さて、そんな事は置いといて!明日はマリーと一緒にお出かけだ!今日は明日に備えて、早く寝ておかなくちゃ!
「あら?シリル、今日は早く寝るのね。」
寝ているクロエの頭を撫でながら、お母さんは僕に聞いた。
「うん!明日、朝からマリーと一緒に出かけるんだ。」
「もう、お母さんは誰と友達になっても良いけど、マリーちゃんと友達な事はあんまり周りに話しちゃダメよ?特に、マリーちゃんのお父さんとかね。」
「分かってるよ!ちゃんと気をつけるよ。」
まぁ、実は村の人皆に知られちゃってるんだけどね。
「じゃあ、おやすみなさいシリル。明日は楽しんでらっしゃい。」
「うん!おやすみなさい。クロエもおやすみ。」
僕は自分のベッドへとダイブした。明日の事が楽しみ過ぎて心臓がドキドキする。
今日は直ぐに眠れるだろうか?
僕は寝るまで心を落ち着かせていた。
*
朝が来た!!
今日はマリーと一緒にお出かけだ!!
寝てなんかいられない!早く支度しないと!!
僕はベッドから飛び上がり、朝ご飯へと向かう。
お父さんが言っていた。
「女の子と出かけるのであれば、女の子をえすこーと出来る様になりなさい。」と、。
「えすこーと」の意味はよく分からないけど、頑張るよ、お父さん!!
「おはよう!母さん!」
「えぇ、おはよう。」
リビングに着いた僕は先ず、お母さんに挨拶をした。
「気分が良さそうね。昨日のお出かけは楽しめた様ね。」
「ん?昨日のお出かけ?」
意味不明な事をお母さんが言った。
当然、昨日はお出かけをしていない。ましてや、お出かけは今日する。
「お出かけってどう言う事?」
僕はお母さんに聞く。
「え?お出かけってそりゃ、マリーちゃんと出かけたじゃない?」
「それ今日だよ?」
「いや、昨日行ったじゃない?」
「、、は?」
いや、意味が分からない。昨日の事を順当に思い出そう、。
昨日、朝起きたらクロエが起こしてくれた。神聖の森に行った事を謝ろうと思ったら、知らない間にそれは解決していて、マリーが花を見に行く約束をして、それ以外はいつも通りの日常生活をただ送っていたはず。となると、その中でも神聖の森の件が1番怪しい。
「あ、クロエ、おはよう。」
「おはよう、お母さん。」
僕がそんな事を考えていたら、知らない間にクロエが起きていたらしい。
「ねぇクロエ、お兄ちゃん、昨日遊びに行ってたわよね?」
「ん?うん。お兄ちゃん、お出かけしてた。」
どうやら、嘘をついている訳では無さそうに見える。
*
さて、昨日の記憶が無い僕にはいつもと変わらない日々が待っている。朝ご飯を食べて、畑のお手伝いをする。僕はバケツを持って、マリーのもとへ向かう。
「マリー!おはよう!」
「おはようシリル!」
マリーは僕を見つけると笑顔でこっちに走って来た。その笑顔はいつも通りだった。
でも、
「昨日のお出かけ、楽しかったね!」
覚えもしない出来事をマリーも言った。
「、、、。」
「どうしたの、シリル?」
昨日も同じ事があった。
朝起きた時、妖精の森に行った事を謝ろうとしたら、既にやっていた事だ。そして、その時言われた事は「昨日の事、、」と言う言葉。
「ねぇマリー、昨日の僕は何をしてたの?」
「え、どうしたの、いきなり?」
「実は、、、」
僕はマリーに要請の森に入った後の事を説明することにした。一人で考えるよりも、誰かと一緒に考えて方が早いからね。
「うぅん、、。」
説明を聞いたマリーは腕を組んで下向いて考え込んだ。
「分かんない。」
しかし、流石にマリーにもどうすれば良いのか分からない様だ。これは困った、。
「、、、けど、他の人に聞いてみようよ。」
「他の人って?」
「そんなに多くはいないけど、、ほら、この村だと、薬屋のアロンさんとか?」
「あぁ、確かに、。」
アロンさんは最近この村に来た薬を使うお兄さんだ。
確かに、アロンさんなら僕の症状も何か分かるかもしれない。
「じゃあ、お昼に一緒に行こう!」
「うん!」
*
お昼、
昼食を取り、畑仕事も終えた僕はマリーと共に薬屋さんに向かった。
『お邪魔しまーす』
僕とマリーは声を合わせて挨拶をした。
「うん、いらっしゃい。珍しいね、二人がこの店に来るのは開店以来かな?」
「そうですね。普段は来ることもないので、。」
お店の中にはアロンさんカウンターの席に座っていた。
「今日は怪我でもしちゃったのかい?」
「そう言う訳ではないんですけど、、。」
僕らはアロンさんに事情を説明した。
事情を聴いたアロンさんもマリーと同じく悩みこんだ。しかし、直ぐに次の言葉が来る。
「とりあえず、診察してみないと分からないね。」
そう言ったアロンさんは立ち上がり、店の棚にある水晶を置いてあった台座ごと手に取った。
「この水晶はね、手をかざした人の状態を見る事が出来る物なんだ。これを使おう。」
そう言うと、アロンさんは水晶を机に置く。
「さ、椅子に座って。水晶に手をかざして。」
僕らは言われた通りに机の前にある椅子に座って、水晶の前に片手を広げた。
*
「それじゃあ今から、診察を始めるね。」
【空間よ、この生命の魂を映したまえ。】
アロンさんは水晶に両手を出して、詠唱を行った。
瞬間、水晶に水色の雲のようなモノが写し出される。
「へぇ、、。」
「どうしたんですか?」
僕はアロンさんに聞いた。
「あぁいや、『君の魂は水色なんだ。』と思って、。」
「あまり、無いんですか?」
「そうだね。魔法の種類が8つある事は知っているかな。その中でも、『炎』『水』『風』『土』が得意な人はよく見かけるね。でも、『電気』『氷』『生命』『空間』が得意な人はほとんど見かけないんだ。特に『生命』と『空間』だね。この2つは僕も見たことがない。君はその中で、『氷』の魂を持っているんだ。」
「へぇ、!それって凄いんじゃない?」
マリーが聞いた。
「うん、凄い事だね。」
「良かったね、シリル!」
「うん、そうだね。」
マリー僕の方を向いて笑った。
確かに特別感は感じるけど、実際に使えなきゃ意味が無いんだよなぁ。
僕は魔法が使えるわけじゃないし、別に学びたいわけじゃない。マリーと一緒にずっと一緒に居られれば、それで良い。
診察をするアロンさんは、ずっと水晶と睨めっこだ。
だけど、さっきから僕の魂を見てばかりで何をしているのか全くを分からない。
「僕の体、どうですか?」
「う~ん、見た感じ、どこにも症状は無いみたいなんだ。」
「じゃあ、特に問題は無いんですか?」
「まぁ、そうなるかな。とりあえず、診察は一旦終えよう。」
そう言ってアロンさんは水晶から手を離した。瞬間、水晶から僕の魂は消えた。
ふぅ、。っと一息吐くアロンさん。
「お疲れ様です。」
「ありがとう。ごめんね、原因を見つけてあげられなくて、。」
「いえいえ!僕らの方こそ、いきなりすいません。」
「だけど、特に問題が無いならどうして記憶が途切れ途切れ何だろう?」
「分からない。、、シリル君。」
3人で悩んでいた間を切るようにアロンさんが僕に声をかけた。
「はい?」
「明日、もう1回来てもらえるかな?」
「どうしてですか?」
「君の記憶は確か、昨日と3日前が無いんだよね。だったら、順番的に明日の出来事を君分からない事になる。その時の状態を調べる為だ。」
「確かに、。」
アロンさんの言っている事は正しい。
特に断る事も無かったので、明日来る事にした。
「じゃあ明日、シリルを連れてまた来ますね。」
そう言えば、明日の出来事を僕は知る事が出来ないから、僕は明日、薬屋に行く事は無いのか、。だから、僕が知っていても明日の僕が薬屋に行って、今日の僕の明日は明後日になるのか。
そう思うと何かやだなぁ、。
確かに僕には明日があるはずなのに、それを知ることが出来ない。
僕の知らない所で僕じゃない誰かが僕を操っているみたいだ。
僕とマリーは薬屋を出て、それぞれの家で残りの今日を過ごした。
*
次の日が来た。明日か明後日かは分からない。
僕はいつもの様にバケツを持ってマリーに会いに行く。
「あ、おはよう、シリル!」
マリーとはいつもと同じで井戸に向かう場所で会った。
「おはよう!」
「ねぇ、昨日の僕は何してたの?」
僕は会って早速に質問を始めた。
「うん。歩きながら説明するね。」
僕は歩きながらマリーからの話を聴いた。