旅の準備。
一応区切りです。
あれから数週間が経ち,サトシは祐奈達に会いに行くために準備を始めた,拠点にしてる惑星の食料を次元アイテムに入れ,トムは泣く泣く結婚する気ある恋人を連れて来たが………一人だけ着いて来るが,残りは愛人希望だったり旅は嫌だが待つのは良いとかだったり,裏切ったりやら色々有ったそうだ。
「20人だと思ってたら,40人も居たのかよトム。」
呆れた顔でサトシは言う。
「来る者は拒まずだよサトシ。」
胸を張るトム。
「サトシは私色に染めるからね。」
恐ろしい事をさらりと言う優姫,救ってくれた雅史では無いので遠慮無く,溜まりに溜まった思いを雅史の代わりに,サトシに出してるらしいが………,サトシは心の貞操を優姫に奪われ傷が深い,最初は美少女優姫に好かれるのは喜んだが,心の貞操奪われてからわトラウマ化した。
「……優姫……来ないで………来ないでくれ~」
「今日も喜ばせるから,早く私と結婚しなさいサトシ。」
サトシは怯えるが逆らえない体にされ,優姫は肉食系を越えたワイルド肉食女子に成った,雅史と別れ離れた期間が彼女を変えたのだろうか?それとも,うぶでなよなよしたサトシが原因だろうか?
「サトシは大変だな,諦めて結婚すれば良いのに,僕はユリ達と入籍したのに,まあ残りの10人はここで待つらしいけど……」
寝トラれないか心配なトムだったが,不倫はご法度の世界なので不倫は犯罪者として全科が付く,多重不倫等を許していたらきりがないからである。
「日に日にカオスに成ってる………,早く雅史さんの所に帰りたい。」
日に日に愚痴が増える,ルリエスティーナだった。
「ルリ~助けてくれよ~」
泣き叫ぶサトシにルリは。
「お幸せにサトシさん。」
引釣る笑顔で即答した。
「………いつかマサシをぶん殴る!!」
「たぶん返り討ちですよ。」
サトシのセリフに,ルリが即答すると優姫も。
「サトシは勝てない戦いしちゃあダメよ,早くデート行きましょ!」
サトシは引っ張られながら,優姫に連れて行かれたのだが「ルリ~」と情けない声が,廊下から聞こえたが無視をするルリ。
『これでマサさんを苦しめる女は排除しました,異世界ワープ?機械てアイテムは,復元修理出来たらしいですが………』
なかなか出発する事は無かった,まだ買った物が届いてない物資や弾薬類や,始末しないといけない敵の居場所を探してるらしいが,敵はもうそろそろ尻尾が掴めそうらしい。
「エリーナ,留守番頼むよ。」
「貴方こそ帰って来なかったら,許さないからね。」
トムの子をいつの間にか産んでた,エリーナに釘を刺される,だが何時出発か分からないのに,何故この二人はそんな会話してるのか不思議だったルリだったが,嫌な予感しドラグーンに向かうルリは犯人を見付けた,サトシはルリを手放したく無く置いて行くつもりだったらしい,ラムタラに頼んだルリはラムタラと共謀し,サトシの計画を駄目にした。
「帰れるまでお願いします,ラムタラさん。」
「此方こそサトシが迷惑掛けてすまない。」
こうしてルリは元の世界に帰れる事に成った,サトシ達にバレない様にラムタラは,エネーブルが密かに改造してた趣味武器手入れ部屋を,サトシに内緒で実は改装していた。
「部屋をありがとうございます,ラムタラさん。」
「どう致しましてレディー,ルリエスティーナ。」
変な友情が生まれたかも知れない,サトシはまだ家に居ると思ってるルリを,雅史に取られたくないのでバレて無い内に出発と,ドラグーンを発進させ悪党教団を倒す為に,最初の目的地に向かう。
「サトシ,第一目的地に向かう。」
サトシはワームホール航行を,ラムタラに指示し2日のワームホール航行を始めた,サトシが就寝時に悲鳴が廊下に響く以外は,あとはトムが妻と艦内デートしてる位だった……そして2日後に着いたらしく,サトシ達は敵の巣窟艦砲攻撃を始めた。
「食らえクソタレ教団がぁー」
エネーブルが居ないのでサトシは怒りのまま,敵の居住区や研究区とかある場所に,レーザー砲攻撃の雨嵐で放ち続ける。
「サトシ,レーザーエネルギーダウン寸前だよ。」
流石のドラグーンも姿勢制御等のエネルギーまで,攻撃には使えないしエネーブルでは無いので,無駄にエネルギーを浪費する攻撃をサトシはしている,エネーブルに頼った代償である。
「なら通常ミサイルを,全弾発射。」
「落ち着けサトシ。」
ラムタラに落ち着けと言われるサトシ。
「何を焦ってるのさ,最終決戦のサトシなら………」
だがサトシは。
「まだヤツが滅びて無い,俺が雅史より出来る男と,ルリや優姫やルリーナや祐奈に認めさせる為に。」
完全に我を忘れた発言,トムはラムタラに指示し頭上から氷水をぶっかけた。
「冷てぇ~」
「頭は冷えたかバカサトシ。」
「頭は冷えたよねバカサトシ。」
サトシは氷水を掛けられ我に返る。
「………すまなかった二人共……」
反省するサトシに二人は。
「本当熱く成ると前が見えないよね。」
「モテない原因だな。」
サトシはダメージを受けるが改めて,戦場分析をしてラムタラに指示を出す。
「ラムタラ,熱源が高い施設と全方位に,敵艦のステルス波長解析,あと不審な重力波測定も頼む。」
「ラージャ。」
サトシの精神エネルギーを使い,ラムタラは全方位を索敵開始すると,異常重力波とジャミングされた場所を発見,あと前方100km辺りに不審な熱源と重力波感知したラムタラが報告する。
「その怪しい場所に,主砲グラビティ砲発射。」
「ラージャ,主砲発射。」
音速で放たれた攻撃は着弾し,防御フィールドを貫通し煙を上げながら姿を現すと,向こうから通信が入る,そこにはシュラが映し出された。
「よくも我等全ての組織の,最後の地を破壊しあがって許さんぞ,カーラ様に変わってサトシ=スターズを射つ。」
その直後にシュラが乗る,黒い亀形の巨大要塞艦は亀頭から砲身が出現する,サトシも応戦態勢に成って居たが,向こうの異常重力波暴走を感知さしたラムタラが,惑星離脱を警告した途端,亀形巨大要塞艦中央にブラックホール反応が発生,シュラは中央に吸い込まれる画像を最後に,サトシは二度とダークグロリースターと出会うことは無かった,これがサトシと教団との戦いのピリオドだった。
「これで俺が救えなかった命の供養に,成ったのだろうか……なあトム。」
「僕に言われても困るよ,まあスッキリしたなら良いんじゃあない。」
サトシは惑星を強制離脱しながら,赤黒い惑星の最後を見届けた。
「弾薬補給をしたら,異世界に出発だー!」
「おー!」
サトシは途中で贔屓にしてる武器屋で補給を済ませ,ロストアイテムを起動させ,歪んだ宇宙空間に突入した………
サトシは知らない,五回目に降りた異世界星が目的の惑星とは,しかも祐奈達に出会うのはまだ先の話しだが,実はラムタラが情報隠蔽しルリを降ろしたのを,サトシは知らないそれを知るのは,祐奈達と再開した後の話し………
サトシ達が最初に着いた異世界は………また次回。
また書き貯め出来たら再開します。