エギルダース遺跡と帰還と新しい世界。
ロゼ達が行動を起こします。
サトシは減った金を増やす為に,エネーブルに黙って遺跡探検を決め隣の惑星へと向かった。だがその惑星はやや恒星に遠く余り気温が高く無く,衛星にが二つあり殆どの熱が衛星に奪われて居る冬の長い惑星だった。
「何か寒そうな惑星だな。」
サトシは拡大して惑星を見ると地面や森も在るけど,北半球はほぼ凍り真っ白だった,南半球の一部は緑が在るが砂漠すら無い。
「何か出発したと思ったら,やっぱりこの遺跡に手を出したかサトシは。」
トムはやれやれ顔で言う,ドラグーンは大気圏に突入し遺跡上空に到着すると,ドラグーンが着陸出来そうなので着陸すると,寂れた探鉱らしき入り口をラムタラが示す。
「これがエギルダース遺跡入り口です。」
情報を見ると上層は入り口数キロは探検されているが,トラップが多い先の方には誰も行って無いみたいだ。
「ブルーは?」
トムが何やら言いにくそうにしてた。
「………サトシあの遺跡で見付けた物在るよね。」
「?」
サトシは思い出し。
「ブルーが思い出そうとしてたのね。」
トムは続ける。
「好きだった相手だったらしくて,今感度の再開中なんだよね。」
サトシは仕方ないのでトムと行く事にした。
「ラムタラ留守頼む。」
「ラージャ。」
サトシとトムはドラグーンを降り,洞窟えと入って行った。
その頃ロゼはエリスに頼み雅史と二人で話す事にした,やっぱりロゼは雅史の顔を見るとサトシとは何かが違った。
「ロゼちゃん今戦ってる最中なんだが。」
「そうなんですか?」
ロゼは何か騒がしいだけしか分からなかったが。
「うるさい雑魚多いな,流星雨」
連続で大地を揺さぶる音が響くと,驚いた隣接するエリスやエルリーナがロゼの部屋に来た。
「何の騒ぎですか?」
「凄い音がしましたけど。」
ロゼが見る映像には雅史の周りに土煙が。
「マサシさんが,何かと戦ってるらしいんだ。」
ロゼはエルリーナに説明する。
「土煙上がる戦いて………」
『私達を助けてくれた,ゴブリンみたいなモンスター討伐の時も,見た覚え無いのに。』
エルリーナとエリスは雅史の魔法を見た事がない,ロゼも一回見ただけでどれだけ凄いかはまだ分からずに居た,画面が変わると何人か居た,エルリーナはそこにいつも以上に変な格好をした,ユウナをみて涙を流す……。
『私は最低だ……この世界でマサさんそっくりな,サトシに出会ってから私は親友のユウナを忘れ,私は振り向いて貰えないからってマサさんを諦めサトシに興味を持った,……こんなの私らしくない………そう私はセーラにもシャロさんにも負けたくない……,そして新しい友のロゼにも負けたくない,私は負けず嫌いだったはず,………でも私はサトシの恋人で……いいえ私はセーラには負けたくない………諦めたら私は私に,………私だって好き………でも私はサトシの恋人………』
途中から混乱するエルリーナだが。
「エルリーナちゃんも元気だね,まあ弟子が居る国だし助けないとなて。」
雅史の声にエルリーナは雅史が映る方を見る。
『マサさん………私は………』
エルリーナは何かと戦い始める,自分の本当の気持ちに向き合いながら。
「貴様誰と話している。」
「「「……………」」」
聞いたこと無い声がした,何か黒い鎧が雅史に向かって歩いて来る姿を三人は見ていると。
「うるさいぞストーカー変態騎士。」
「私は黒騎士バーンだ。」
何か面倒そうな黒い鎧と,一緒だとは分かったが………
「何故流星雨はコイツを倒さなかったのかね。」
雅史は愚痴る。
「お前のせいで視界は最悪だ。」
文句を言う黒騎士バーン。
「僕なら簡単に倒せてるのに,コイツはダメですねマサさん。」
トムが煽る声がした。
「済まないがロゼちゃん,後で連絡する。」
何かガサゴソと音が聞こえた後,映像は切れず更に映像角度が変わる,雅史はいつの間にか剣を持ち,見た事無い敵を倒す映像が流れる。
「「凄い……」」
ロゼはやはり好きなのはマサシだと確信した,私は戻りたいと強くロゼは思った。
『私はやっぱりマサシさんが好き,シャロさん………私はもう迷いません…………』
同時にエルリーナも雅史を見て。
『私は何を悩んでるの,振り向いてくれないのなら振り向かせる努力をすれば良いのに,私はそれすら………なら私は………』
何かを決意するエルリーナだった,いつの間にか映像は消えエリスのリボンとして戻って居たが,エリスが「私もあんな魔法使いたい」とか言っていた。
「…………」
エルリーナはある決意をする,呑気にロゼと食堂に向かうエリスだった。
同時刻エネーブルも騒ぎを聞き付け観ていた,今も前のサトシとは違う闘い方,それに向こうのトムはそのサトシみたいなマサシより強い,だけど共闘して更に嫌な赤いローブが見えたが,向こうのトムは瞬殺していた。
「俺はこの世界よりアッチに行きたいぜ,何か運命をかんじるぜ。」
「エネが行くのなら私も行くわよ。」
エネーブルは更にファンタジー世界に,向かいたい気持ちが高まる,何か最後辺り凄い物が見えた気がするが,映像が終わるとロゼ達か来たのでその場を去ることにした。
そしてその頃サトシは洞窟の中を歩くと,迷い無く先に進むと,二時間奥え向かうとトラップ地帯に入った。
「トムこの先はヤバいから,バックパッカー使いなごら先に進もう。」
「了解て何かデカイ刃物やら鉄球が在るけど。」
少し開けた場所にセンサー式らしき,危険なトラップらしきのが見える,先にサトシはトラップ無い場所にマーキングし,センサーに掛からない様にトムもマーキングの場所を通るが,隙間風で飛んだ毛がセンサーに感知し,雅史とトムはトラップ関係無くセーフティー場所まで突き抜けるが。
「………何か今日は不幸だよサトシ。」
トムはお尻と頭の毛が少し毛が無くなり,サトシの頭部の一部髪が焦げて居た。
「何でだ?私は結構,嫌な感覚に鋭い方のはず。」
サトシの異変は続く。
「前のサトシの感覚だと,こっち左だな。」
先へ進むと行き止まり,ロゼ達を助けた時の勘は発揮されない。
「サトシだよね本当に,何か今日のサトシ違和感在るよ?」
トムはサトシに違和感を感じるが,前回遺跡まではまるで元のサトシを越える活躍だったが,買い物から帰って来た辺りから様子がおかしい。
「次こそ頼むよサトシ。」
「任せろ。」
元の道から右に向かうと,何故かトロッコ列車の荷台があるが嫌な予感は感じないが……
「………何だろうこの不安は。」
「嫌な予感ではなく不安なの?」
トムは更にマサシに不安を感じる。
「一応乗るかトム?」
「一応聞くけどトロッコて,トラップある?」
「……………」
サトシは地球の定番冒険に出る,トロッコ荷台のネタを思い出すと。
「レールが無い場所選ぶと即死かな,あと酷い目にも遇う。」
「………やめとこうサトシ。」
「………だな。」
二人は線路を歩き先へ進むと変な音が背後から聴こえ,嫌な予感を背中に感じ振り向くと,何故か岩が満載のトロッコが見えたので。
「トム避けるぞ。」
「さっきあんなトロッコ無かったよ。」
隙間に逃げトロッコをやり過ごす。
「………今度は嫌な予感を感じたが,心臓に悪いな。」
「助かったよサトシ。」
更に一時間下りレールは続くが分かれ道は無いと思ってたら,その奥に三股に別れたレールが見えた,サトシは勘で真っ直ぐ進むと開けた場所に出て,休憩出来そうな小屋にトムと入る。
「サトシ,今日はここに泊まろう。」
時計を見るとこの惑星時間ではもう夕方,何も食べずに遺跡に入ったので,携帯食料を次元アイテムから出し夕食にした。
「トムは魚のすり身バーガーかよ。」
「サトシはカロリークッキーバーだよね。」
二人は黙り黙々と食べる?
そしてドラグーンではロゼが行動を起す,その前にカルミアから万年筆を借りカルミアとシャロに向き合い,自分の意志を話しすがたまにおかしな言論に,カルミアはロゼを抱きしめシャロは異変に気付き,雅史と連絡取るとカルミアさんに渡した三角のアイテムが何かに使えるはずとしか返答が無い,今カルミアに渡したアイテムが発動しなかった場合の,違う救出手立てを探してるらしい。騒ぎを聞きネーブルはまた何かあったと察し,ラムタラに緊急措置でエネーブルはサトシの部屋を荒らさない様に,前怪しい段ボールを運んでた部屋に行くと,エネーブルは驚愕する。
「何でこの部屋に前のサトシが壊滅させた,天の知恵教団の洗脳薬が在るんだよ………しかも媚薬や変な物がある………,この記憶媒体は………」
更に驚愕するエネーブル,薬で抵抗出来ないロゼを抱く映像だった,他にもエルリーナを薬で従順にし犯す映像も有った。
「……アイツは何て事を,ロゼとエルリーナに酷い事してやがる,しかも薬飲ませて従順にして襲いついでに,洗脳刷り込み初期段階をして,これヤツが帰って来る前に4人を逃がさないとな,でもドラグーンはサトシがマスターだから逃げるにしても。」
エネーブルは逃げ場を摘んで居る。
「仕方ない全員集めて,今の現状を受け止めて貰おう。」
エネーブルは全員の荷物を纏めさせ,次元アイテムはトムが持って行った,二人で遺跡に入ると言い残したのを思い出す,荷物や食料は次元アイテムに似たのを持ってるらしい,カルミアとロゼが収納し全員に話す。
「………全ては言えないが,ロゼとエルリーナは洗脳薬剤を飲まされて居る。」
「だからロゼが途中でサトシの恋人とか,話が脱線したのね。」
万年筆から女性の声が聴こえる。
「それにロゼさんの目がたまに,死んだ魚の様でした。」
エネーブルはカルミアが所持してる,謎のアイテムを出して貰う。
「………これがファンタジー異世界のマサシが,カルミア嬢に何か有った時に使えるかも知れないアイテムか。」
聴くと通信機みたいなアイテムも,このピラミッド型のアイテムと同じ場所から買った?と万年筆から聞こえる女性が話す,異世界でも話せる道具以外にも他にも在るらしい。
「ファンタジーは不思議だぜ。」
話し合った結果,夜に脱出は無理なので朝防寒着を着用して,アイテムの起動方法を探しつつサトシから逃げる事にした,エネーブルは一応独立したサーバーで遺跡の規模を検索すると,最短で二日半で攻略しそうな遺跡だった……普通なら1ヶ月位な遺跡だがとエネーブル思った。エネーブルはサトシの運や勘の悪い,反動周期に賭け明日出発を決意した。
その頃サトシは新しい媚薬や玩具を検索して居た,他の二人も何とか手に入れたいと企みながら,二人を誘き出す便利な物が無いか探すも,目ぼしい物が無いので寝る事にした,そしてサトシの魂では……。
『計画は順調だな……だが何故か身体は手に入らない,………だがしくじり滅んだらしきカーラの置き土産は,俺様が有効に使ってやる,まだアストラル体復活には時間が居るが,この間抜け位なら容易く操れる。』
この並行世界の雅史に取り憑いた,謎の存在は更に魂を侵食して行く,更に嫉妬深く更に欲望深く更に色欲深く。
翌朝エネーブルは朝食取り終わった全員に,非常用パーカー付き防寒着を渡しラムタラに別れを告げ,ピラミッド型アイテムをカルミアに手に持って貰い,ドラグーンを後にする。
「この珍しい防寒着は,なかなか暖かいですね。」
ロストアイテムの1つとは,カルミアには言えないエネーブル。雪が舞い始める,一応サトシが検索出来ない様に,検索出来そうなアイテムや通訳腕輪は部屋に隠し,時間稼ぎを狙う。
その頃サトシとトムは探索を始めた,一応休憩に使った小屋の周りの岩に,光る何かを見付けたサトシは岩に触れると鉄球が左右から出て来て,挟み撃ちに成る前にバックパッカーで逃げるも,衝突した鉄球が砕け破片が飛び休憩小屋は蜂の巣に成った,サトシとトムは外套とマントで破片から身を守った。
「サトシ………もしかして悪い反動周期が,久々にデカイの来た?」
トムは一応聴くと。
「私にはそんな反動や不幸体質は無い。」
「大丈夫かな?」
トムは不安を感じながらサトシに付いて行く,坑道の様に先は長く暗く線路に沿って浮遊ライトで照らし,一時間歩くと滝の様な水の音がして来て明るく成りライトを仕舞い,先を見ると鉄橋見たいな橋が有り先に進めるが,脇道には何ヵ所か滝の裏に行ける道を見付ける。
「サトシあの滝の裏宝ないかな?」
「…………」
サトシは何か考えてて答えてくれない,トムは一か八か滝の裏に行く道を進むと,なんとビンゴで滝の裏に洞窟が在り,先に進むとファンタジーに在る見たいな宝箱が有った。
「一応トラップ対策と。」
トムは単体でトラップを解除出来る技術があるので,道具を取り出しロストアイテムのトラップ検知器を,宝箱にかざすが反応しないので鍵の有無を確認してから,宝箱を開けるとダイヤの指輪とネックレスに,古代の金貨らしき硬貨を手に入れた。
「サトシには悪いけど,これは戦利品として僕が貰うよ。」
トムは更に隣の滝の裏に向かうとまた宝箱が,笑いが止まらないトムは一応確認をすると,怪しい宝箱トラップ線を感知したので,処理して再び検知器で調べてから開くと,真珠や宝石結晶珊瑚やまた古代らしき金貨をゲット。
「笑いが止まらない……いや笑うとバレるな,一応サトシの様子はと。」
橋を渡り真ん中で,あっちも宝箱を発見したみたいだ。
「それじゃあ次行ってみょー」
その後トムのお宝フィーバーは止まらず,このエリアの滝の裏を調べ尽くすと,もう昼を過ぎて居た。
「サトシは………」
まださっきの場所で何かやって居た,一応バックパッカーの推進力を使い合理すると,何か様子がおかしいから鼻に昔サトシにやられた,アンモニアだかの臭い気付けをブチ込むと,鼻から棒を抜きのたうち回って居た。
「サトシ昼だよ。」
「臭いよトム。」
涙目でトムを見るサトシだった。
エネーブル達は休みながら歩き,日差しが当たる丘で昼休憩すると,カルミアが地面にお置いたピラミッド型のアイテムの頂上に,日差しが吸い込まれて行きピラミッドが開き,光の玉が宙に浮く。
「汝らに問う,汝らに帰る意志は在るか………」
光の玉から声がしたが皆迷わず。
「帰還を望みます。」
「俺達は一緒に行きたい。」
「「私達も彼が居る場所に戻りたい。」」
「お母様に逢いたい。」
光は虹色に成り,二羽の鳥に分裂し長い沈黙の後エネーブル達は,虹色の光に吸い込まれて行った。
「………何だこの虹色の空間は?」
エネーブルは目を開けると,虹色の鳥に乗って居てが大きな翼を広げ空間の先に向かうと,向こうからクマと灰色髪の美少女とすれ違い,他からは不思議な格好した黒髪の美少女も,何か涙だか流しながら違うのぉ~とか,エネーブルは聴こえた。
「もうすぐ出口みたいだぜ。」
「いや今は違う次元の,地球て星がある異世界に出る次元トンネルだよ,君が行きたい異世界はもう1つ先だよ………,地球で分けるから面倒だよ,しかも管轄外の異世界次元だし。」
ぼやく伝説の火の鳥みたいな虹色の鳥,付いていけない雅史関係者一同,エネーブルは虹色の鳥から山に囲まれた都市を見る。
「サトシの中身はこの星から来たのか?」
虹色の鳥は答えない,再び虹色の空間に入ると。
「私…いや我?まあ良いや。」
「大丈夫か?さっきと違うぜ。」
「心配ないさ……少しズレた。」
「「「「「「何が!?」」」」」」
何か嫌な予感がする六人だが。
「後は愛する人に助けを求めてね,じゃあ。」
「「じゃあ」じゃあねぇー。」
「「「「説明しないで逃げたー」」」」
空間に落とされるエネーブル達だが。
「マサ」
カルミアが呼ぶ。
「マサシさん」
ロゼが願う様に言う。
「マサさん」
エルリーナが思いを込めて言う。
「マサさんとユウナ。」
エリスの発言にシラケる三人。
「欲張り過ぎよエリス。」
我に返りツッコミを入れるエルリーナ。
「今行く。」
雅史の声にカルミア達は泣きながら喜ぶ,光から抜けると意識が消え………,再び目を開けると愛おしい人とシャロとセーラが心配そうに見ていた。雅史は全員に魔法を発動しロゼとエルリーナに,治療魔法らしきのを更に発動していた,カルミアは桜の木を見上げた。
「カルミアさんお帰り,1ヶ月振りです……連絡無いから心配しましたよ。」
「…………え?」
カルミアはフリーズした,エネーブルは目覚めると万年筆から聴こえた女性の声が聴こえた,隣には大切な人ビオラが寄り添いながら風景を眺めて居た。
「エルもエリスも無事で………,アーノルドが突然居なく成ってユウナも寂しいでしょうから,早く帰って顔見せてあげて。」
エルリーナはセーラから,再開の抱擁とユウナの心境を話して居た,どうやらあのクマは元サトシかも知れない,と思った時エネーブルに違和感が。
「何で俺は異世界の言葉分かるんだ?」
サトシみたいな雅史が耳打ちする。
「君はこの異世界に来てスキルを習得したのさ,スキルで全ての言語を通訳等の便利スキルを君は手に入れた,ただそれだけだよ,他にもステータスやレベルもチートレベルに|Gift《新しい旅立ちへの祝福のプレゼント》されてるみたいだね。」
エネーブルは混乱すると,トムそっくり………いやそれよりは痩せてる此方のトムに,握手を求められた。
「ようこそ異世界の仲間,僕はマサさんの相棒のトム,一緒にマサさんと旅をしょう。」
「此方こそ頼むぜ,向こうのトムよりスマートなトムさんよ。」
こうしてエネーブルは新天地で,新たな冒険は………
そしてエネーブルとすれ違ったサトシは。
「今のエネーブル………,どうしてそっちにいくんだよー。」
「うるさいですよ私気持ち切り替えながら,仕方ないので新しい世界に期待してるのに,色々ぶち壊しですよアーノルドさん,あと本当に本来の身体に戻れるのですか?,クマが本体ですよね?」
白いブレザーにピンクのYシャツ,白いスカートに薄い水色のリボンネクタイに水色系のニーソックス姿のルリエスティーナ。
「俺は誓うアッチに戻って身体を取り戻したら,俺が一生ルリスティーナを幸せにするさ,お前の前の仲間とは俺は違う,元の身体に魂戻ったら俺と結婚してくれ。」
ルリスティーナは考えるフリをし。
「うん~………マサさんより格好良ければね,あと優しさとか色々。」
『まあ無理だよねぇ~,アーノルドさんにときめか無いもの。』
冷ややかな目でアーノルドを見る,ルリスティーナ。
「アイツと比較するなぁ~。」
アーノルドは次雅史に再開したら,ぶん殴ろうと誓った………あとルリスティーナを自分が幸せにすると誓ったが………
「身体を取り返して,祐奈の嬢ちゃんも泣かせないとな。」
「さっき領主様の,あの時拐われたお嬢様を見た気が……」
気のせいかなと呟くルリスティーナに,アーノルドは言う。
「アレは誘拐された本人達だ,まあ誘拐した奴らの黒幕は残念ながら,あの雅史が壊滅させやがったが。」
憎々しく言うアーノルドいやサトシだった。
「………え!?」
ルリスティーナは呆気に取られて,目が点に成り思考を止めた,セーラ姫護衛中にユウナ以外で,唯一冒険者で生き残ったけど色々あり雅史に沢山さん助けられたルリスティーナ,彼に引かれ良い雰囲気だったのに,あるお邪魔虫のせいでとルリエスティーナは悔やむ。
「どうした……ル…ルリ………」
どもりながら勇気を出して,彼女のアダ名を言うサトシ。
「私はアーノルドさんとは,まだそんな仲で無いのでアダ名はゴメンナサイ,それに私はマサさんが好きなんで。」
「俺フラれた。」
ルリスティーナは更に,サトシにダメージを与える。
「私はマサさんにまた甘えたいな~」
地団駄を踏むサトシ。
「何でアイツばかりモテるんだ。」
「アーノルドさんより,頼りに成るからですゴメンナサイ。」
『いつか戻って告白するんだから,彼女に負けない。またマサさんが何時か助けてくれるかも………』
とルリスティーナは思った。
「俺はまたフラれたのか?」
前途多難そうである。
ロゼ達が帰った事を知らないサトシとトムは,更に奥に進むと行き止まり………いや崖や滝があり,左には途中でレールが無い橋と,右には橋は在るけど滝の水しぶきで先が見えない,一応前方に小石を数個投げたが見えない橋とかご都合的な物が無かった。
「推進力で右の橋に移るぞトム。」
「戻りたくないし仕方ないね。」
予備推進力を着け何事もなく二人は到着するも,此処がどの辺りか分からなかったが,取り敢えず線路を辿り滝の前を通り先に進むと,再び休憩場所に辿り着くと二人は昼を食べてから,再び歩き先に向かうと道が二つに別れ左から,生ぬるい風が吹き右からは寒い風が吹き荒むので,左に向かい先に進み一時間位先に進むと,暑過ぎる熱風が吹いて来たので外套と簡易酸素装置を着け,先に進むとマグマの海が広がる場所に出た。
「「………」」
二人は進むしか無いので,推進力を使いながらレール無き場所を急いで過ぎる,外套に冷熱耐性在ってもキツイので更に急いだ。熱くない場所まで進んでから酸素装置を外し,二人は先へと進む。
「トム,ロストアイテム在りそうな宝箱だ。」
「………怪しく無い。」
ジュラルミン宝箱がふと見た部屋にあった,一応二人は検査してから開けると,金の延べ棒1本入ってた。
「………トム」
「何サトシ?」
微妙な顔でサトシは言う。
「喜んで良いのかなコレ。」
「まあ換金すればお金だからね。」
[ サトシは20kg位の,金の延べ棒を手に入れた。]
「先へ行こうサトシ。」
「次は大金が欲しいな。」
「今のサトシじゃあ無理な気がするよ。」
トムはボソリと言いつつサトシと先に進む。
ラムタラ「今回は此処までです,………誰もいない暇だ。」
次回ついに本来の主人公帰還成るか?