エピローグ 始まりの日
ファンタジー異世界の雅史と他の異世界雅史が交差する異世界話し。
私は中小企業で精密材料を配達するドライバーだった,この異世界の私の二十歳の身体に成るまで………
これは私がケット・シー星の猫人と,異世界ファンタジーからこの異世界に時空天災地変で来た,自称婚約者と言い張る美しき美少女と,魔銃ガンナーと名のるツインテール美少女との宇宙冒険?だろうか?旅とも何とも言えない物語だが始まりは唐突だった,そうこの身体の前の魂は無いのだ………始まりはそうこう始まった………
「サトシさん……ヤツ………撃退し……たね………サ…ト…シさんまさか……」
『何か声が聞こえる………私はサトシではない雅史だ,疲れた身体でベッドに入った以降記憶が無いけど。』
「サトシ起……ろ…………サトシ……起き……サトシ起きろ…俺達の旅はまだまだ続くだろ?,アイツをこの宇宙から追い出しても,お前が死んだら意味はないだろ………」
『誰だ?身体を揺するな眠い,仕事で疲れて眠ったばかりだぞ,だから誰だよサトシて。』
「サトシさん死んじゃあダメだよ~」
『だからサトシて誰だよ,寝れねえよ揺するな。』
雅史は目を開けるとデカイ猫が2匹?左右に居た。
「疲れて幻覚を見てるんだな,お休み……。」
「ちょっとサトシさん寝ないで,拠点の星に帰りましょう。」
「そうだ帰って祝杯だサトシ。」
「誰だよサトシて?」
「何言ってるのですかサトシさん。」
「悪ふざけしない奴が,ヤツを倒したらおかしく成ったのか?」
雅史はキジトラと青毛の巨大猫顔に,夢の割にリアルだなと思ってる。
「夢の割にリアル過ぎるな………」
「………何かサトシさんの様子おかしいよエネ」
「そうだなトム。」
違和感を感じ質問する。
「………君の名は?」
トムが名前を聞くと。
「下沢雅史だ………」
「「!?」」
「誰だお前は,どうしてサトシの身体に入ってる。」
「………夢の割に………グゴォー………」
「「また寝るのかよ!」」
混乱するトムとエネーブルだった。
「………仕方ないからラムタラ,拠点に自動航行開始。」
トムは,外部カメラで宇宙空間を表示された,スクリーンに向かい話すと。
「残念ながらトムさんの命令は,受諾出来ません。」
スクリーンから男の声が響く。
「また何かしたのかトム」
エネーブルはやれやれとトムを見る。
「何故だ?」
「サトシマスターからトムさんの,また女遊びされると困るから緊急性以外は,トムさんに命令系統は剥奪と………」
「また女連れ込んだのかトム。」
「僕はモテるからね。」
平然と言うトム。
「コイツ異常にモテるが,何故モテるか分からねえな。」
腕を組み考えるエネーブル。
「マスターの緊急事態だから,自動航行でデンドロビウム第六惑星に帰還開始。」
「ラージャ……ニュートリノエンジン点火………重力制御オールクリアー,サイコエンジン始動開始………ワームホールワープ出力オールグリーン………」
「ワープ開始。」
「マスターの精神エネルギーLINK開始………完了。」
「「リンク出来るのかよ。」」
「何を言ってる,マスターしかLINK出来ないの知ってるだろうに。」
「だってな…………」
「名前違ったし………」
腑に落ちない二人だった。
船体先が流線形の白い木馬みたいな船体に,メインブリッジが丸い円盤型の宇宙船は,歪んだ宇宙空間に入り消えた。
「………どうするエネ?」
「起きたら聞こうぜ,腹減ったし自動キッチン食堂で,ピザでも食うか。」
「僕は鳥の丸焼きね。」
「自分で取りに行けトム。」
二人はメインブリッジからエレベーターに乗り,居住区画に降り不思議な金属の廊下を歩くと,エネーブルは喋る。
「今の夕食の気分は,シーフードピザの気分だな。」
「朝もシーフードピザだろエネ。」
トムにツッコまれるエネーブルだった。
「仕方ないだろ決戦で昼食ってないんだよ。」
「僕もサトシさんも食べてないよ。」
「サトシは戦闘中に,携帯食クッキーバーとゼリー食ってたぞ。」
「裏切ったなサトシさん。」
自動調理キッチン食堂に二人は到着する。
「シーフードピザ一つ。」
マイクに向かって注文すると。
チン
音と共に四角い扉が開きシーフードピザが熱々で,トレーに載りながら出て来る。
「………容赦無い熱さだな………」
「僕たちケット・シー人には厳しい熱さだ。」
湯気が上がるシーフードピザを,近くのミトンを手に付けテーブルに運ぶエネーブル。
「やっぱピザはシーフードだぜ。」
「シーフード以外食わないクセに。」
「シーフードパスタも食べるぞ。」
「魚料理全般だろエネ。」
「お前は鶏肉中心だろトム。」
トムは注文を変え。
「から揚げてんこ盛り一つ。」
…………チン
中から鳥の丸焼きが出て来た。
「……………僕の時だけ何故注文と違うの出るかな?」
「日頃の行いだろ。」
エネーブルは皮肉に言う。
「僻み出てるよエネ。」
「うるせーよ。」
二人は夕食を済ませ,メインブリッジに戻るとまだ外見サトシの,マサシ成る人間が寝ている。
「爆睡し過ぎだろ。」
「彼何者だろうね?」
再び二人は揺すり起こすとやっと目覚めた。
「身体が痛い……ベッド………あれ?…………明るいなて,何だココ?何処だココ!?」
やっと目覚めた外見サトシに話を聞く二人。
「お前さん誰だ?サトシの身体に何してる?」
「サトシ……て私の事か?」
「サトシさんは俺口調だったからやはり違うよ。」
雅史の左右には人間サイズの猫が,直立不動で立って居た雅史はお約束を言う。
「…………まさか異世界転生てヤツか!」
「「異世界転生?」」
「剣や魔法のファンタジー世界なんだろう?」
「魔法なんてマンガや小説や御伽話だな。」
「そもそも君は,サトシさんの身体に入ってるだけだよ。」
ショックを受ける雅史だが。
「ファンタジー生き物の君達に,言われたく無い。」
「俺達は人だぜ,種族は違うけどな。」
「イヤイヤ猫の姿で言われても,全く説得力無いから。」
雅史は自分の姿を確認する為に,自分がうっすら映る画面を見ると。
「………二十代前半の私の姿だな………身長に何か違和感が」
ややボサボサ頭に身長180?,だが体型だけ昔の太った姿がうっすらと画面に見える,身長以外変わらないが,10cmは視界が違い違和感しかない。
「今二十代前半て言ったか?」
「言ったね,まあサトシさん二十歳だし。」
パニックに成る頭を整理していくと,手紙前の人物の記憶と何故平行異世界の自分の二十代の身体に,憑依したらしいが何故分かるか分からない,この異世界宇宙を守った代償にサトシと言う,異世界の平行世界の魂は何処かに向かってみたいだが不明,何故か代わりに私がこの身体に入ったらしい,名前違うのに見た目身長以外完全二十代の自分に混乱する。
「……どうやら私はサトシて名前で,異世界で生きていかないと成らんみたいだな,何故か色々知識が入って来るけど。」
「……サトシさんは?」
「違う異世界に飛ばされたみたいだよたぶん。」
『何故そんな事まで知れるのだろうか?』
雅史は知識で色々諦め,このサトシ=スターズて名前で異世界ライフを過ごす覚悟を………しないで考えて居た。
「どうするエネ?」
「仕方ないから俺達でサポートするか,異世界の名前の違うサトシの中身同じらしいから,どんな世界から来たか聞きたいしな。」
警告音と共に男の声でアナウンスが流れる。
「ワームホール航行完了,第六惑星に着陸態勢に入ります,シートに着席して下さい。」
急いでシートに座るエネーブルとトム,大気圏突入し目的地に向かう宇宙戦闘艦。
「重力制御解除,基地上空に到着しました。」
スクリーンが雲を抜ける映像の次に,和風3階建ての大きな屋敷な家に,ドーム型の建物があり畑と田んぼらしき風景と周りは麦畑や草原に牛がスクリーンに映る。
「………異世界の私と同じ人類は,居るには居るけど近くの星系には居ないのか………」
宇宙を旅出来るのは良いが,基本自供自足異世界宇宙ライフに成りそうな雅史だった。
「先ずは色々慣れてから考えよう。」
「先ずは武器の扱いとか覚えて貰うぜ。」
青毛モコモコでゴールドアイのエネと呼ばれてた,ダンディーぽい猫に武器の扱い方を教えてくれるらしいが,一応頭にはSFやロボット宇宙戦闘武器みたいな,精神力やオーラを変換するサイコセーバーや,サイコガンてビーム銃の知識は何故か頭に情報が流れ込む。
「この刀の柄の様なサイコビームセーバーと,ビームガンて,超古代で失ったロストテクノロジーなのか?」
二人に聞くと驚かれたが。
「宇宙戦闘艦合わせてロストテクノロジーだよ,僕もサトシさんも分からない技術だったけど,君が着てる服もロストテクノロジーだよ。」
黒のアンダーシャツに,白い戦闘服とズボンらしきのだがズボンにベルトは無い,しかも靴では無く足袋みたいな物だった。セーバーとリボルバーぽいビームガンは腰のホルダーに収納されている,セーバーは自在性があり長さは出力が変わるらしい。身も蓋もなくセーバーを言えば,サイコエネルギーを媒介にした,フォトンサーベルもしくはビームサーベルである。
「サイコエネルギー媒介の武器て,基本的に弾丸やエネルギーて,持ち主次第の武器だな。」
「俺はビームマグナムガンナーだけどな。」
エネがマグナム銃を取り出し,格好付ける。
「僕は今装備してないけど,ヒート刀とビーム刀使いだよ僕は。」
色々ツッコミたい気持ちを抑える雅史。
「まあ色々世話に成ると思うが,二人共宜しく頼む。」
「俺に任せろサトシ。」
「まあ宇宙ビジネスパスポートには,もうサトシ登録してあるのでサトシ=スターズで生活して下さいね。」
アメショーキジトラ姿にゴールドアイの瞳のトムに,宇宙ビジネスパスポート成る物を教えて貰った,これが無いと生活出来ないらしい…買い物に星に寄るにも,仕事をするにもらしい。
「仕事て何をするんだ?一応確認的に。」
「基本賞金稼ぎだな,あと遺跡探検やロスト遺跡の捜索探検だな,一番多いのは遺跡とかの探検だな。」
「美術品や骨董品が高く売れるからね。」
色々説明を聞き,次にお互い自己紹介を始める。
「俺はこの艦の砲撃管制担当の,シャルトリュー族のエネーブルだ。」
「僕は……」
「柄的にアメリカンショートだよね。」
「………僕の族知ってるの?」
「地球に君達より小さいが,同じ血統の種だったら居るよ。」
「僕は通信士兼索敵とサポート役だよ。」
「地球……興味深いなトム。」
「だね………だけど行けない場所なんだよね?」
「時間軸や次元とか色々違うらしいよ,私も分からない理論だが。」
雅史は地球での話をすると。
「中身の……雅史か……40代かよ。」
「しかもサトシさん童貞なのに………」
「知らないよて,どのみち私も彼も独身しか共通点無いな,まあ趣味はたまに合わないが。」
サトシと言う異世界の私は,胸の大きさ全て大好き野郎だった……価値観の相違が有ったのである,女性……特に美少女に免疫力余り無いのは同じらしい,しかも緊張するのも同じらしい。
「制動開始逆噴射開始,姿勢制御オールグリーン……」
カタンと音が聞こえ,船体が揺れ右のエレベーターの扉が開く。
「到着完了。」
「さて基地……違うな………俺達の家を案内するぜ。」
エレベーターに乗り床事ドームのホームに降りる,エネーブルとトムの後ろを着いて行くと,トンネル通路に光るボードがあり,乗るとどんな原理かは知らないがボードが浮き奥へ運ばれる。
ボードが止まり地面に光るボードは消えた,またエレベーターに乗り上に上がって少しで止まり,ドアが開くと和風な玄関に出る。
「靴を脱げよ………て自動でそのブーツ脱げる仕組みだ,まあ俺達はミクロシャワに通るだけだが。」
玄関奥のBOXに入って行くエネーブル達,エネーブルが言った通り足袋の様なブーツを脱ごうとしたら,自動的にブーツが開き足を抜くと自動的に消臭等をするみたいだ。
「便利過ぎないか色々。」
艶々な毛に成ってたエネーブル達に付いて行き,奥へ向かう……廊下や壁は普通で何ヵ所か部屋が在るが……
「客は来ねえが客室さ,まあ一部布団やベッドとか通販で買って,そのままサトシが使わなかったヤツだ。」
「僕欲しいて言ったら怒られたよ。」
「そりゃあ高いベッドを欲しいて言えばな,しかも彼女出来た時用らしいが。」
「………らしいなとんでもないベッド,しかも内容凄いな………流石異世界………」
「どんな内容なんだ?」
「私の口から言えない内容だ。」
『何故彼女居ないのに,あんな物を通販で買ってるのだろうか?しかもアレな健康グッズまであるし。』
身体の持ち主は彼女居ないのに,とんでもない物を買ってた野郎だった事に,雅史は頭が痛くなった。
「………サトシの奴ヤバいベッド買ったのか,………チキンのクセに使い道無い物を。」
彼女出来ない未来しか無いらしい。
「僕のハニー達を紹介しますよ?」
「私と同じ人間にしてくれ。」
「お前の女なんて要らないぜ。」
トムに対し怒りに燃えるエネーブルだった。
「ベッド以外もヤバいのあるが,まあいつか有効活用出来ると良いな。」
「お前もチキン野郎かよ。」
「チキンて言うな猫チキン君。」
「俺はトムみたいに寄ってくる女なら誰でもじゃあ無い,俺は一人の嫁が欲しい。」
「……昔から言ってるけど,エネは幼馴染み寝取られてから,結婚願望無いよな。」
「何時か寝取った元親友は,俺が倒す。」
復讐心が深いエネーブルだった,エネーブル達に家の中を案内され,不思議な温泉施設や自動調理機械や食料庫,ヤバいサトシ部屋等を案内されたが,サトシの隠し部屋はエネーブル達は知らないらしく,後で行く事にした。
「説明はこんな感じだ,質問は?」
「このサトシて言う,異世界の私の記憶と同じだから大丈夫そうだが,何で風呂が温泉なんだ?」
「………サトシがヘマして地下から温泉沸いただけだ。」
「私の見た記憶では,君も加担してるよね。」
「………サトシの妄想捏造かも知れないぞ。」
「間が怪しい……」
エネーブルは視線を外し,素知らぬ顔をする。
「射撃練習場は地下だが使い方分かるか?」
「身体が覚えてるぽい。」
銃器の扱い方が何故か分かる,どうやらサトシの記憶や経験がフィードバックしてるみたいだ。
「まあ練習する時は建物壊さない程度に頼むぜ。」
前に制御失敗して,地下の壁を破壊したみたいだ……
「了解だエネーブルさん?」
「そこはエネーブルで良いぜ。」
「あだ名にブルーさんとか提案するよ。」
乗り気なエネーブル。
「ブルー………なかなか俺好みの,格好良い響きだぜ。」
「エネはエネだろ。」
トムの発言を無視するエネーブルだった,それから雅史は異世界で生きる為に練習を重ね数ヵ月が経った。
「雅史………いやもうお前さんはサトシだったな。」
「覚悟は出来たさブルー。」
「僕の剣にも互角以上は前のサトシ越えてますよ。」
「おだてても買い物に行く先々で,女性と遊んでる事実は消せないよトム。」
「火遊びばかりしてどうする気だろうな。」
「そろそろ私も慣れたし,本格的な仕事しないと生活ヤバいな。」
「遺跡の目星は何ヵ所かある,近場から行くかサトシ。」
「よし行こうブルー。」
宇宙戦闘艦ドラグーンに乗り,三人は遺跡のある惑星に向かって行った。
次回に続く。
ブルー「始まったな俺達の話。」
トム「一人居ない気がするけど,まさかエープリルフールネタからこの作品作るとはね。」
サトシ「次回異世界冒険の予感。」
ブルー「冒険よりトレジャーだな。」
次回に続け
エイプリルフールネタの延長的な感じで,今回書きました。
毎週アップ出来るかは不明です