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ライトノベルじゃダメですか?  作者: 東雲もなか
さよなら、さよなら
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191話 池田とお化け屋敷じゃダメですか?

「やっぱり先生もお化け屋敷なんですね……」


 僕と池田先生2人は、一緒にお化け屋敷の列に並んでいた。


 ここまで続けばもはや先生がこの場所を選んだことに驚きもしなくなる。


「はい、そうですよ。ここのお化け屋敷は、ラフカディオ・ハーンをモチーフにしてるらしいのです」


 あ、なるほど。


 先生は、やっぱり先生だったと思い知らされる。


 ラフカディオ・ハーン、つまり小泉八雲のことだ。


 怪談でよく知られる小説家。


 小説と聞いていても立ってもいられなくなったに違いない。


「僕はてっきり、真由美先輩に言われたからだと思ってました。まあ、よく考えればそんなこと無いですよね」


 冷静に慣ればわかること。


 そもそも、先生が吊り橋効果を期待する意味がわからない。


「あれ?知ってらしたんですか?小野さんから聞いて知ったのですよ」


「え?」


 僕は全く状況が理解できなかった。


 ちなみに、小野は真由美先輩の名字だ。


 その先輩の話を聞いて来たと言われても、そんなことはありえないとさっき結論づけたばっかり。


 もしかして、先生ってそういう……


「先生、すみません。それは無理なんです」


 だって僕には皆越先輩という心に決めた人が……


「そうだったのですか。でも以外です、あなたがお化け屋敷苦手な方だったなんて。他の皆の話を聞くには、全然平気そうだったと言っていたので、てっきり平気なのかと思っていました」


 あれ?なにか噛み合っていない気がする。


 気のせいかもしれないけど。


「雪本さんは優しい方だったのですね。自分は苦手なのに皆のために頑張って、」


「ちょっとまってください。その話を遮ってなんですが、真由美先輩から何を聞いたんですか?」


 やっぱりどこかですれ違いが起きてる気がするのだ。


「えっと、少し前にこの遊園地に有名な作家をモチーフにしたお化け屋敷ができたって連絡をもらいまして……ん?どうかいたしましたか?」


 なるほど合点がいった。


 それでも一応確認をしておこう。


 それを怠ったが故にこんな勘違いをしたのだから。


「その、朝のテレビの話とか聞いて無いんですよね」


「テレビですか?ええ、すみません」


「謝ることでは無いので大丈夫です」


 でもこれで確定だ。


 先生は、吊り橋効果を期待してお化け屋敷に来たのでは無い。


 あと、だからあんなに来たがってたのか。


 誰を遊園地に呼ぶか話してるとき強引に入ってくるから何事かと思った。



 それと忘れてはいけないことがもう1つ。


 結局黒幕は真由美先輩だったのだ。


 これは後で仕返ししてやらないと気がすまない。


 被害者の会でも作って逆襲してやる。


 被害者の会(1名、雪本泰)。


 そう言えば、被害者僕しかいないじゃん(泣)

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