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ライトノベルじゃダメですか?  作者: 東雲もなか
さよなら、さよなら
184/216

183話 泰とお化け屋敷じゃダメですか?

 遊園地にただ1人寂しく立っている者がいます。


 はい、それは僕です。


ではここで問題です。


 僕は一体なぜ一人でいるでしょうか?


 そこのあなた正解です。


 え?まだ何も答えて無い、わからない?


 そうですか、そうですか。


 ではそんな方のために、ヒントをあげましょう。


 こうなった原因は先程引いたくじにあります。


 ここまで話せばもうわかりますね。


 そっちのあなたも正解です。


 では、分からなかった方のために答え合わせをしましょうか。


 そうですね。まずは、くじを引いた時のことを少し思い出してみましょうか。


 瑠璃のわけのわからない提案に飲まれた皆は、これまた皆でくじを引きました。


 皆でくじを引いたのです。


 もちろん僕も含まれますよ。


 そうすると、どうなるでしょう?


 答えは簡単。


 僕と一緒に遊園地を回る順番を決めているのに、僕も引いていては、僕自身が雪本泰と一緒に回らなくちゃいけないと言う怪奇現象が起きちゃうんです。


 本当にふざけるな、ですね。



「何が悲しくて皆で来ているのに、1人で遊ばないと行けないんだよ!!」


 僕は1人で叫んだ。


 親子に変な目で見られて、早足で去って行かれて少し恥ずかしさを感じる。


 僕以外の皆は、僕を覗く皆で遊んでいるらしい。


 時間になったら合流するそうな。


 それまで僕は1人で過ごすしか無い。


 ウロウロしていると、なんだか視線を感じる。


 「あの人、1人で来ちゃったのかなw(笑)」とか言われている気がする。


 wがついているのにダメ押しとばかりに(笑)までつけて笑われてる気がする。


 でも不思議なもので人間は危機的状況に陥ると覚醒するらしい。


 今の僕に最高のアイデアが浮かんだ。



 僕は作戦を実行するために、トイレ前に立っている。


 ここに立って、「友達のトイレおそいなー、まだかな−」的な態度を取っていれば怪しまれまい。


 どうだこの完璧な作戦。


 後は時がすぎるのを待つだけ。


「おかーさん。あのおにーちゃん誰待ってるの?男子トイレ誰も入ってなかったよ!もしかしておいていかれちゃったのかな。可愛そうだねwまさか、あの顔wで女の子と来てるとも思えないしねw」


「(おい小僧、喧嘩売ってんのか?聞いて驚くな皆僕のことを取り合ってたんだぞ)」


 うん、僕さっきまで取り合われるほどの男だったよね。あれ?


「しっ、聞こえちゃうでしょ」


 しっかり聞こえてますよ。あなたのそれもバッチリ……


「でもw本当に誰を待ってるんでしょうねwかわいそうにw」


 だから聞こえてますよお母さん。


 親子は僕を嗤うだけ嗤って去っていった。


 何だったんだ、失礼にも程があるだろ。


 というか、今思えばあの声量はわざと僕に聞かせようっとしていた気もする。


 やめようこれ以上考えるのは。



 ここに立っていてまたダメージを受けるのも嫌なので場所を移動する。


 ちょうど近くにお化け屋敷があったので僕はそこに入った。


 空いてたので待ち時間はなく直ぐに案内される。


 ここならば中も暗いので、1人でいてもそれを見られて嗤われることもない。


 最高だ。


 僕がお化け屋敷から出るとちょうど交代の時間になった。


 交代と言っても最初は僕1人だったんだけど……

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