表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライトノベルじゃダメですか?  作者: 東雲もなか
さよなら、さよなら
183/216

182話 くじ引きじゃダメですか?

 遊園地についた僕たちは緊迫した空気に包まれていた。


 8人で輪になりその中心にあるのは、上が丸にくり抜かれた30cm四方程度の箱。


 その穴には、人数分の割り箸が刺さっている。


 それを見た人の殆どはそれがくじであることに気づけると思う。


 

 ことの発端は、瑠璃。


「なんかたアトラクションを回るだけだと面白くないですね」


「別にそれだけでも楽しいだろ」


 僕は何か瑠璃がしでかしそうだったのでそれを阻止するために否定する。


「瑠璃の言うこともわからんでもないな」


 しかし、皆越先輩は割と乗り気みたいだ。


「でしょ!皆そう思うと思ったんですよ!だからゲーム性を盛り込んだら良いと思うんです」


 瑠璃は立派な胸を張って腰に手を当てている。


 なんかもう嫌な予感しかしない。


「ズバリ、誰が泰を1番楽しませることができるか勝負しましょう!」


 それを聞いた僕は良かったと思う。


 なぜならば、誰も乗ってこないだろうそんなこと。


 まあ、弥久先輩位はやりたいと思うのかもしれないが、後の人たちが反対すれば良い話だ。


「そ、その話をもっと詳しくお願い!」


 案の定、興味を持った食い気味の弥久先輩。


「面白そうですね。私もやりますよ」


 続いたのはエドだった。


 えっと、ちょっとまって。


 なんかそんな笑顔でこっちを見られても困るんだけど。


 皆越先輩が「なるほど、そういう線もありか……」とか小声で言ってるからね。


「あたしも別にやっても良いけど」


 雰囲気に飲まれたかのように、加藤も入ってきた。


 このままだと確実にやばい。


 と言うか、もう過半数の時点で終わってる気がする。


「せ、先生は、反対、ですよね?」


「私ですか?いいえ、むしろウェルカムですよ」


 あーもう無理。


 帰りたい。


 なんか僕の思ってた仲間でワイワイ遊園地のイメージと違う。



「では、割り箸の先に番号が書かれているのでその数字の順番で泰を交換していきます」


 僕の意識が戻ってきた頃には、すでに瑠璃が仕切って始めていた。


 「なんかこれ印みたいなのが付いてるな。分かったこれが当たりだ。私はこれにする」


 皆越先輩が引く棒を選ぶ。


「それはやめたほうが良いんじゃないですかねーきっと悪いことが起こると思いますよ」


「悪いことって瑠璃にか?」


 瑠璃は僕の言葉に苦虫を噛み潰したような顔をする。


 これで革新できたが彼女は自分が有利にくじを引けるように細工をしていたらしい。


「さあ、何のことでしゅかねー」


 おい、噛んでるぞ……



 なんだかんだあったが皆、自分の引くくじに手を掛ける。


「いっせーので引きますよ。いっせーの」


 瑠璃の掛け声で皆が一斉に棒を引いて順番が決まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ