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ライトノベルじゃダメですか?  作者: 東雲もなか
林間学校編
129/216

128話 集団行動じゃダメですか?

 林間学校2日目の予定は、集団行動となっていた。


 ひたすら歩いたり、走ったりするあれだ。


 それに、頭を使って動かないといけないため余計疲れる。


  ただでさえ、体調が良くないのにこれはきつい。


 見学をすることも考えたが、とりあえずできるとこまでやろうかと思う。



 昨日と同じように準備をして、集合場所へ向かう。


 違うのは集合する場所だ。


 朝、ラジオ体操をした広場は狭すぎるので、運動場のようなところに集合することになっていた。


 この施設自体山の中にあるので当然なのだが、少し登った先に広場がある。


 そこに移動するだけでもなかなか大変だ。


 こんなんだと辿り着く前に疲れてしまう。


  

 息も絶え絶え、やっとのことでたどり着いたのだが、まだ集合の20分前。


 もう少しかかると思って早めに出てしまったのだが、距離的にはそう遠い場所ではなかったので思ったより早く着いてしまった。


 こういうことなら、もっとゆっくり歩いて来れば良かったと思う。


 今更悔やんでも仕方ないので残った時間はおとなしく休んでおこう。



「おや、泰君じゃないか」


 僕がグラウンドの隅にある階段で休んでいると、皆越先輩に似た声が聞こえてきた。


 声のする方を見てみればやっぱり先輩がそこには立っていた。


「どうして皆越先輩がここに居るんですか?」


 これは1年生の林間学校なので、3年生の先輩が何故居るのかわからない。


「何故って言われてもな。生徒会は呼ばれて君たちを指導しなくてはならないのだよ」


「あれ?先輩って生徒会でしたっけ?」


 それらしい行動を見たことが無いので信じられない。


「まあ、そうだな。一応所属しているぞ」


「そうだったんですね。図書委員とかですか?」


 先輩がやりそうな委員会を言ってみた。


「図書委員では無いな」


 ほぼ確信を得ていただけあって最初生徒会だったと知った時以上の驚きだ。


 良く考えてみれば、たまに図書室に行くが1度も皆越先輩が受付をやっている姿を見たことが無いのでそれもそうかと思う。


 だとしたら、どんな委員なのかがわからない。


 とりあえず、生徒会長はいつも集会で見てているのでそれでは無いことはわかる。


 そのことを抜きにしても、先輩は目立ちたがらないしな。


「考えてる顔をしているな。わからないか」


 皆越先輩は、僕が悩んでいるのが嬉しいようでニヤニヤしている。


 この状況でわからないと言うのは癪だが、思い当たらないのだから仕方が無い。


「お手上げです。何やってるんですか」


「そんなに知りたいのか?」


「くっ、シリタイデス」


「私は、書記でしたー」


 〇〇委員と付くとばっかり思っていたので、書記だったのは盲点だ。


「……そうですか」


 悔しいのがバレれるのが嫌だったので、別に興味の内容なふりをしてみるがおそらく無駄だろう。


 こんなの自分でもバレバレなのがわかる。


 先輩は楽しそうに笑っているが、言葉でからかって来ないのはきっとわざとそうしているのだろう。


 その効果はてきめんで、現に僕は先輩がうざかった。


「さて、私はそろそろ打ち合わせがあるから行くからな」


 気の向くままにいじめるだけいじめて去っていく先輩。


 僕は絶対に仕返しをしてやろうと、強く胸に決意した。

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