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ライトノベルじゃダメですか?  作者: 東雲もなか
林間学校編
122/216

121話 部屋に行っちゃダメですか?

 荷物とシーツを部屋に置きに行く。


 もちろん1人部屋というわけではないので他に2人が同室だ。


「帰ったぞ―」


 なんだか変なテンションで酔っ払いの真似をして入ってしまった。


「おかえりなさいア・ナ・タ」


 そして見られてしまった。


 当然男友達にではない。


 そもそも彼らに対してのネタでやったのだ。


 だからそこに関しては、見られることに何ら心配はない。


 問題はなぜか、瑠璃がこの部屋に来てたことだ。


 2人、名前は正明と大介なのだがそれは今関係ない。


 その彼らを見れば明らかに、ニヤニヤと僕たち、特に僕の方を見ている。


「(確実に楽しんでやがる)」


 僕は、彼らの首を両脇に、部屋の隅へと引きずっていく。


 特に抵抗する気は無いらしく、2人相手だったが案外すんなりと移動できた。


「お前ら何やりやがった」


 僕は小声で怒る。


「何って、何も。なあ?」


 大介は、正明に同意を求める。


「そうそう。俺達は何もしてないよ」


 僕はその言葉を疑ってみるが、嘘だとは思えない。


 これはただ単純に僕の観察力が無いだけかもしれないが。


「じゃあなんで、ここに居るんだよ。だいたいここ男部屋だぞ。先生に見つかりでもしたらどうするんだ」


 僕はそう言うも、2人は首を傾げるだけで答えない。



「ゆたかぁ〜」


「うぉ」


 僕が尋問してると、待たされているのにしびれを切らしたのか、後ろから瑠璃が飛び込んできた。


「(あ、背中になにかあたってる……)」


 これは意識しないほうが無理というものだ。


 僕の信仰してる神様ならきっと許してくれる。



 冗談はさておき、人が全力突進してきたので普通に痛かった。


 柔らかさなんて感じる間もなかった。


 本当に勘弁してほしい。


「で、なんで瑠璃はこの居るんだ?」


 もう、本人に直接聞いたほうが早いと思ったのだ。


「ここって?」


 とぼけているのか、素なのかわかりにくい。


「この部屋のことだよ……」


「えーだって、バスの中でかまってくれなかったじゃないですか」


「そのくらいで入ってくるなよ」


「そのくらいってなんですか!私にとっては大事なことなのに」


 そもそも、この後フィールドワークで集まるから、準備するのに戻っただけだぞ。


 たかだか長く見積もって10数分なのにふつう来ないだろ。


「はぁ……、どうせこの後一緒に行動するんだしそれまで待っとけよ」


「なるほど。結婚はまだ待っておけ、時が来たら俺から告白する。と?」


「言ってない。全然言ってないから」


 どう曲解したそうなるんだよ。


 そもそも僕は一人称俺なんて使わないよ。


 今まで見たか?


 もし見たとしてもそれは誤字だよ。


 そんな設定入ってないんだよ。



「もういいや、瑠璃は早く部屋行って自分の準備してこい」


「はーい。なら私は初夜の準備をしてきますね」


 もう何も言わない。


 僕が無言で居ると、諦めたのか部屋を出ていった。



 え?冗談で言ったんだよね。


 本気じゃ無いよね?


 僕は若干の不安をいだきつつも、ナップサックに水筒としおりをいれて集合場所に向かった。

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