初期装備
「広いわね」
前回、謎の遺跡の中にあった階段を降りていった二人。
長い階段を降り終わると、そこには広い空間が広がっていた。
「うぅ……大丈夫なの〜?」
そしてA子は相変わらずまだ怖がっているようでした。
本当にA子はお化けとかそういう類が嫌いなのですね。
「大丈夫だって。ここも明るいし、全然平気だよ」
そんなA子をB子は励ましますが、A子は全く怖がるのをやめません。
それにしてもこの広い部屋はなんなんでしょうね?
壁は上の建物と同じように苔の生えた石で出来ているようですし……まるでダンジョンのようです。
「何あれっ!」
するとA子が何かを発見したように部屋の中央に向かって走っていきました。
……全く、さっきまで怖がっていたのが嘘のようですね。
「ちょ、ちょっと待ってよー」
突然走り出してA子を見て、B子も慌てて追いかけます。
「――ご自由に試着してください?」
二人が部屋の中央に行くと、なにやら看板が立っていました。
看板の前には赤と青の色をした布の服が置いてありました。
「よしっ!じゃあ試着してみようっ!」
「えっ、ちょっと!」
当然、A子はこんなものを発見してしまったら試着しないわけにはいきません。
A子はすぐさま着ていた制服を脱ぎ、赤い服を着始めます。
「も、もぉー私も着るってば!」
B子もA子に並んで服を脱ぎ始めました。
どうやら一人だけ違うのが嫌なようですね。
そうしてA子は赤の服を、B子は青の服を着替えます。
「ちょっとスースーするかも……」
服はワンピースのような形をしており、下はスカートのようにひらひらしています。
しかしどうやら丈が少し短いようで、B子は恥ずかしがりながら丈を押さえます。
「……なんかエロい」
そんなB子を見てA子は少し顔を赤らめていいます。
「そ、そっちだって同じだからねっ!」
いきなりエロいと言われたB子は、恥ずかしがりながらも反撃をします。
「……っ!」
B子に言われてようやく自分も同じ格好をしていることに気づいたA子も、また動揺に自分の丈を押さえ始めました。
平気でお風呂とか入っている二人にしては少しだけ珍しい反応が見れました。
そして補足なのですが、二人が脱いだ制服はいつの間にかどこかに消えてしまったそうです。




