セパタクロー部
「セパタクロー?何それ?」
体育館にやってきた二人。A子が何気なく提案したスポーツにB子は首を傾げています。
「え?知らないの?」
「うん。聞いたことがないよそんなの」
A子はB子が知らないことに少しだけ驚いているようですが、B子がスポーツをあまり知らないことはA子も知っているので、すぐに説明を始めました。
セパタクローとはバレーに似ているスポーツだということ。そしてルールはバレーと同じだが、手や腕を使わずに足のみを使ってやるスポーツだということ。そんな簡単な説明をA子はしました。
「まぁ、とりあえずやってみよー!」
「分かったわ」
なんとなく理解したB子は、とりあえずA子に倣ってやってみることに。
お互い、コートに向かい合うように立ち、初めは経験者のA子からサーブをする。
「えいっ!」
相変わらず可愛いかけ声を出しながらA子はボールを蹴り上げました。
今は試合ではなく、簡単な練習なのでラリーを続けるようにとA子は軽くボールを蹴ったのですが……、
「えっ!」
しかしB子は自分に向かってくるボールに足をあげたのですが、ボールは丁度足の隣を通っていってしまいました。
「う〜!難しい〜!」
なんて言うB子ですが、やめるつもりはなく今度は自分からサーブをします。
決して上手いとはいえませんでしたが、A子はB子が蹴ったボールをなんなく返します。
そうして二人はその後しばらくラリーを続けました。
二人共成長したのか、もしくは熱中していたのか、以前のようにボールを高く蹴るためにあげた足から見えるスカートの中身は気にしていない様子でした。




