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二人の世界  作者: 降木 星矢
学校編
70/100

ボウリング部

「わぁ〜スゴい!ボウリングだー!」

 ここは学校にあるとある施設の中。

 そこにはいくつかのレーンが並んだボウリング場があった。

「学校にこんなのがあっていいの……?」

 学校の敷地内にあるそれを見て、B子は若干呆れたような顔をしていた。

「ボウリングも立派なスポーツだからいいんだよっ!」

 対してA子はというと、ボウリングの存在にテンションがあがっているようで、とてもウキウキしています。

 そんなにボウリングが好きなんでしょうか?

「じゃあ早速やるよー!」

 そうしていつものことながら二人はボウリングをすることになりました。


「先に靴はかないと」

 ボウリングをする前に、二人はまず専用の靴をとりにいきました。

 そこにはいろんなサイズの靴がおいてあり、自由に使えるみたいでした。

「私は24っと」

 そういってB子は24cmの靴をとります。

「えっ、24cm?」

「うん?そうだけど」

 するとどうしてかA子が、少し驚いたようにB子を見ていました。

 女子の靴のサイズは分かりませんか、24cmならだいたい平均ぐらいじゃないんでしょうか。

 一体どうしてA子はそんないたたまれない表情を浮かべているのでしょうか?

「――あっ」

 その正体はA子がとっさに隠した靴にありました。

 B子はわずかな隙を見て、A子が隠した靴を見ます。

 するとそこには、

「21cm?」

 そうです。B子よりひとまわり小さい靴がその手に握られていました。

 なるほど、そういうことですか。A子はB子より小さな自分の靴のサイズが恥ずかしいんですね。

「…………」

 そんな恥ずかしがっているA子を、B子はしばらくの間無言で見つめます。

 そうして少しの静かな時間が流れたあと、

「別にちっちゃいから恥ずかしがる必要はないでしょ。むしろ足が小さいと逆に可愛いし……」

 とB子はわずかに頬を赤く染めながら言います。

「えっ?」

 A子は初めなんて言われたのか理解出来ずにいたようで、ポカンと口を開けていたようですが、すぐにB子の言葉の意味を理解したようで顔が徐々に赤くなっていきました。

「ほ、ほら早くいくよ!」


 B子もまたいたたまれなくなったのか、そのまま靴をもってボウリング場へと足を進めていきました。

 そしてその後をA子は、少しゆっくり歩くB子の後ろを綺麗について歩いたのでした。

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