ホッケー部
「あーホッケーだ」
A子はホッケー台を見つけました。
それはよくゲームセンター等においてあるホッケー台でした。
「こんなのまであるんだ」
B子も一緒に近づきホッケー台を眺めます。
確かにホッケー台が学校にあるところなんてあまりない気がしますね。
それでもこの世界はなんでもありです。
いちいちそんな事を気にしてはいられません。
「よしっ!じゃあ早速やろう!」
「分かったわよ……」
そして当然見つけてしまったのですから、二人は当然対決することになります。
これももう定番となってますね。
勝負できるものがあれば勝負せずにはいられないのでしょうか?
「じゃあ先に五点をとったら勝ちね!」
「分かったわ。じゃあ最初は運動が苦手な私からやるわね」
と運動が苦手な事を理由にB子が先手をとります。
A子もそれに異論はないようですね。
こういうところからも二人の仲の良さが伺えます。
「せいっ!」
「よっ!」
カン、カン、とホッケー独特の金属がぶつかる音が響きながらホッケー勝負が始まりました。
ここで意外な事に二人とも中々いい勝負をしているというところです。
運動が苦手といっていたB子でしたが、どうやらホッケーは意外に出来るそうです。
B子はたまに運動が出来るような感じがしますけど、なんなんでしょうね。
「中々やるわねっ!」
「そっちこそっ!」
そして勝負はだんだんと熱くなっていき、金属音も大きくなります。
そしてとうとう……
カンッ!
二人の力がつよく、ホッケーの玉――もといパックが空高く飛び上がりました。
「「あっ!」」
そしてそのパックはなんと天井にぶつかり、そのまま軌道を変えてどこかに飛んでいってしまいました。
「ぷっ」
「ふふっ」
その光景が面白かったのか、二人は突然笑い出しました。
結局その日の勝敗は引き分けになったそうです。




