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二人の世界  作者: 降木 星矢
学校編
66/100

ラグビー部

「いつも思うけど、これ変な形しているわよね」

 B子がグラウンドに落ちていたラグビーボールを拾い上げました。

 確かに、通常の丸いボールとは違い、ラグビーボールは横に長い形となっています。

「確かに蹴りにくそうだね〜」

 と横にいたA子もラグビーボールにさわり首を傾げています。

 ラグビーは女子がやるイメージは全くないですから、二人がラグビーのコートに立っている姿はとても新鮮に見えます。

「これって確かあの棒の間に入れるんだよね?」

 とB子がラグビーボールを掲げて、コートの中に立っている二つの高い棒を指します。

「うん、確かそうだった」

 流石にA子もラグビーまでは知らなかったようで、いつもより自信なく答えています。

「ちょっと蹴ってみよっか」

 そうしてA子がおよそ初めてのラグビーを体験します。

 ラグビーボールをコートの上に置き、距離をとります。

 そして助走をつけた勢いでボールを蹴り上げます。

「はっ!」

 勢いよく蹴ったボールはそのまま棒へと吸い込まれていき……およそ数メートル離れたところに落下しました。

「やっぱり蹴りにくいな〜……」

 運動が得意なA子は、一発で入らなかったことに少し不満を抱いたようです。

「まぁ、ラグビーって持ち運ぶスポーツだから、持ちやすい形がいいんじゃないの?」

 よく分からないB子ですが、自分なりに考えたようです。

「じゃあ次私〜」

 とA子に真似てB子もボールを蹴ろうとします。

「え〜、私でも無理だったんだから無理だよ〜」

 とA子は軽く言います。

 ――確かいつかのバスケットボールの時もそんな事を言っていると、B子がゴールを決めたのですが……まさか今回も?

「えいっ!」

 助走の勢いでB子は高くボールを蹴り上げます。

「おぉっ」

 その高さに思わずA子も声をあげます。

 そして高く高く――――空に真っ直ぐあがっていったラグビーボールは、やがて、B子の目の前に落ちてきました。

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