水泳部
「プール行こう!」
「えっ?」
と相変わらずの破天荒なA子の提案で、戸惑ったB子と共に二人はプールへと向かうのでした。
「で、でも私水着持ってないよ?」
「大丈夫!私もだから!」
いや、それ全然大丈夫じゃないですよね?
なんてつっこみはもうB子も諦めたのか、何も言わずにA子についていっています。
もうB子もA子の奇行には慣れてしまったんですね。
という事で一同はプールへと向かいます。
「じゃあ着替えよかった」
「いや、だから……」
プールについた二人はまずは更衣室へと向かいます。
しかし着替える物がないので、B子は一人戸惑っていると、
「はい」
といってA子から水着を手渡されました。
「え?これ私の?」
「そう」
A子から手渡されたものはスクール水着です。
学校ですからね。全然当たり前です。
でも問題はそこではありません。どうしてB子のスクール水着がここにあるのかですが……。
「ここにあったから着ても大丈夫でしょ!」
とA子の謎理論が炸裂し、結局B子は諦めて水着を着ることにしました。
――しかしここは更衣室。しかも誰もおらず、いるのは二人だけ。
そしてそんな状況にB子が一人恥ずかしそうに、とてもゆっくり服を脱いでいます。
「よいしょっと」
「っ!」
チラチラとA子を観察していたB子ですが、どうやらA子が突然脱ぎだしたので驚いているようです。
……いや、あなた同性なんですからそこまで気にしなくていてもいいでしょうに。
「ん?どうしたの?」
そしてそんな視線に気づいたA子が振り返ります。
「ばっ!」
そして振り返るという事はA子の裸がばっちりB子の目に写ります。
B子のそれより少し大きめな胸に、運動しているからかキュッと引き締まったボディ……って描写するのもなんか変ですね。だってB子は何度かA子の裸を見ているはずですから。
「タ、タオルないの!タオル!」
それでもB子は恥ずかしいのか、体を隠すタオルを所望します。
「え〜、そんなのないよ〜」
A子の言う通り、この更衣室にはタオルが一枚もありません。
「じゃ、じゃあこっち見ないでね!」
結局B子は諦めてタオルなしで着替える事に。
しかし……。
「じー」
A子の視線がB子に突き刺さります。というか、自分で「じー」って言ってます。
「み、見ないでってば!」
服を脱ぎかけている手を止め、B子は言いますが、
「いや、見ないでと言われると見たくなるというか……」
といったようにA子は一向に視線をはずしません。
「うぅ……!」
そんな中、B子はA子の視線を感じながら諦めたように水着に着替え始めました。
はたから見たら、裸のA子が、B子の着替えているのをじーっと見ている。
これって一体どういう状況なんですかね?




