表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二人の世界  作者: 降木 星矢
学校編
60/100

水泳部

「プール行こう!」

「えっ?」

 と相変わらずの破天荒なA子の提案で、戸惑ったB子と共に二人はプールへと向かうのでした。

「で、でも私水着持ってないよ?」

「大丈夫!私もだから!」

 いや、それ全然大丈夫じゃないですよね?

 なんてつっこみはもうB子も諦めたのか、何も言わずにA子についていっています。

 もうB子もA子の奇行には慣れてしまったんですね。

 という事で一同はプールへと向かいます。




「じゃあ着替えよかった」

「いや、だから……」

 プールについた二人はまずは更衣室へと向かいます。

 しかし着替える物がないので、B子は一人戸惑っていると、

「はい」

 といってA子から水着を手渡されました。

「え?これ私の?」

「そう」

 A子から手渡されたものはスクール水着です。

 学校ですからね。全然当たり前です。

 でも問題はそこではありません。どうしてB子のスクール水着がここにあるのかですが……。

「ここにあったから着ても大丈夫でしょ!」

 とA子の謎理論が炸裂し、結局B子は諦めて水着を着ることにしました。

 ――しかしここは更衣室。しかも誰もおらず、いるのは二人だけ。

 そしてそんな状況にB子が一人恥ずかしそうに、とてもゆっくり服を脱いでいます。

「よいしょっと」

「っ!」

 チラチラとA子を観察していたB子ですが、どうやらA子が突然脱ぎだしたので驚いているようです。

 ……いや、あなた同性なんですからそこまで気にしなくていてもいいでしょうに。

「ん?どうしたの?」

 そしてそんな視線に気づいたA子が振り返ります。

「ばっ!」

 そして振り返るという事はA子の裸がばっちりB子の目に写ります。

 B子のそれより少し大きめな胸に、運動しているからかキュッと引き締まったボディ……って描写するのもなんか変ですね。だってB子は何度かA子の裸を見ているはずですから。

「タ、タオルないの!タオル!」

 それでもB子は恥ずかしいのか、体を隠すタオルを所望します。

「え〜、そんなのないよ〜」

 A子の言う通り、この更衣室にはタオルが一枚もありません。

「じゃ、じゃあこっち見ないでね!」

 結局B子は諦めてタオルなしで着替える事に。

 しかし……。

「じー」

 A子の視線がB子に突き刺さります。というか、自分で「じー」って言ってます。

「み、見ないでってば!」

 服を脱ぎかけている手を止め、B子は言いますが、

「いや、見ないでと言われると見たくなるというか……」

 といったようにA子は一向に視線をはずしません。

「うぅ……!」

 そんな中、B子はA子の視線を感じながら諦めたように水着に着替え始めました。


 はたから見たら、裸のA子が、B子の着替えているのをじーっと見ている。

 これって一体どういう状況なんですかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ