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二人の世界  作者: 降木 星矢
学校編
58/100

ボディビルド部

「いざ!勝負!」

「望むところよっ!」

 さて、今日は一体どんな勝負をするのでしょうか?

 二人の手には5という数字が書かれたダンベルがあります。

 なるほど、ダンベル勝負ですか。

 ……それにしても女子高生二人のダンベル勝負なんて、まるでどこかのアニメにでもありそうな感じですね。

「ふんっ!」

「ふんぬっ!」

 二人それぞれ女子高生らしくないうめき声を挙げながら全身に力を入れています。

 ――ほんと、何しているんでしょうね。

「駄目だっ!」

 最初に諦めたのはB子。

 まぁ、運動が得意なA子ですら苦戦しているんですから無理もないですね。

「ぐぬぬ〜!」

 しかしA子は諦めません。

 必死の形相でダンベルを持ち上げようとしています。

「頑張れー」

 そんなA子をB子は軽く応援しています。

「も、もっとちゃんと応援してよ〜……」

 必死になりながらもB子も声はしっかり聞いているようで、A子はB子の応援に不満をもらしました。

「分かったよ……」

 不満を言われた事で、B子は気を取り直して手を口に持っていってメガホンのような形にします。

「頑張れー。頑張れー」

 さっきは一回の「頑張れー」でしたが今度は二回の「頑張れー」です。正直これ最初と変わりあるんですかね?

「うんっ!頑張るっ!」

 しかしどうやらA子にはその応援が届いたようで、最後の力をふりしきらんばかりに力を入れました。

「はっ!」

「――あっ!」

 するとどうでしょうか。あんなにびくともしなかったダンベルが僅かにあがったではありませんか。

 流石にB子もスゴいと思ったのか拍手をします。

 しかしあがったのは僅かで、A子はすぐにダンベルを降ろし、しりもちをつきました。

「いやー、ほんとすごいね!」

 びくともしなかったダンベルをあげたA子をB子は素直にほめたたえます。


 B子が応援したからA子が持ち上げた。

 これこそ愛情パワーですね。

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