数学部
「むぅ〜……」
珍しくA子が頭を悩ませているようです。
一体どうしたんでしょうか?
「今度は何してるの?」
「勉強だよー」
「勉強?」
A子が勉強?明日は槍が降ってくるかもしれませんね。
「どうして急に勉強なんか……」
「計算が出来るようになりたいんだよ!」
「計算?」
計算とは一体どういう事でしょうか?
何か解きたい事柄でも出来たのでしょうか?
果たして一体……。
「ズバリ!スリーサイズのっ!」
「は?」
え?
「いや〜私もそろそろ大人の女になったからさ〜。自分でスリーサイズの計算出来るようにならないといけないでしょ?」
確かにA子の見た目は大人のように成熟していますけど……。
「だからこうして数学の勉強をしているのだよ!」
――どうしてここで数学の勉強が出てくるのか全く分かりません。
「あ、あなたスリーサイズの測り方知らないの?」
「えっ!?もしかして知ってるの?」
「え、えぇ……」
「わー、すごい!頭よかったんだね!私教科書で勉強してるけど全然わかんないよ〜」
――そもそも数学の教科書でスリーサイズの勉強をするのはどうかと思いますけど、もしかして……。
「……スリーサイズはメジャーで測るだけでいいのよ?わざわざ計算なんて必要ないのよ?」
「え?」
B子の言葉を聞いたA子は突然固まります。
「だ、だって胸のサイズとか体の平面積を調べるんじゃ……」
「ぶっ」
とうとうB子が吹き出しました。A子のあまりのばかっぷりに。
「ちょ、ちょっとどうして笑うのよ!」
「べ、別に……っ!」
しかもツボに入ったらしく、お腹を抱えてしまっています。
「じゃ、じゃあ私のスリーサイズ早く測ってよ!」
「わ、わかったって……っ!」
そうしてなんやかんやでA子は初めて自分のスリーサイズを測ったそうです。
それにしても……女子同士でお互いのスリーサイズを測るのは普通なんですかね?




