天文部
「綺麗だね〜」
「そうね……」
二人は今、地面に寝ころび星空を眺めています。
眼前に広がる無数の星達の綺麗さに思わず見とれているみたいです。
――え?天井があるような空間に星なんてものがあるのか?
そんなのあるわけがないじゃないですか。
じゃあどうして二人は今こうして星を見ているかというと……。
「プラネタリウムでも結構綺麗なもんね」
「そうだね〜」
そうです。二人は今小さなプラネタリウムを使って部屋の中に満天の星空を写しているのでした。
部屋の中には星についての資料が沢山あるので、ここはそういう部屋なのでしょう。
「本物より綺麗かもね」
「……確かにそうかもね」
星を眺める女子高生。……中々絵になりますね。
「それよりどうして急に星なんかみたくなったのよ?」
「え?それは〜……」
B子に聞かれて少しだけ悩むように頭をうならせるA子。
しかしそれもすぐに終わり、ゆっくりと口を開く。
「――一緒に見たかったから?」
「え?」
一緒に見たかった。
その言葉を聞いてB子の顔はみるみる内に赤くなっていきます。
(い、一緒に見たかった?も、もしかしてそれって私の事を……)
さらには頭の中で妄想を膨らませるB子。
しかし当の本人、A子はそんなB子の様子など全く気にせず星を眺めているだけです。
ぼーっと星を眺めるA子に、顔を真っ赤にしているB子。
今日も二人は変わりありませんね。




