図書室
「ちょっ……!」
「静かにしないと、ここは図書室だよ?」
A子が意地悪な笑みを浮かべてB子の口に指をあてます。
現在、二人は図書室の中にいます。
図書室にも人形のような形をしたものが何体が座っており、どうやら静かに本を読んでいる様子。
そんな中二人は本棚の間におり、どこからも見えないような、そんな死角に立っています。
「んっ……!」
先ほどから色っぽい声をあげるのはB子。
そしてその声を扇状的な態度で止めているのがA子。
……この二人図書室で一体どんなことをしているのでしょうか?
「あっ、そ、そこはっ!」
「え?ここがいいの?」
…………本当に一体何をしているんでしょうかね?もしよかったらそばで眺めていてもいいですかね?
失敬。つい、欲望が丸出しになってしまいました。
そんななにやらいかがわしいことでもしていそうな二人。
「あっ!そこっ!」
「ふふっ、ここだねっ」
「そこそこっ!」
「ここだね〜」
ただA子がB子の背中を掻いているだけでした。
「あ〜、やっぱりちょっと右側」
「はいはい右側ね〜」
ほんと、この二人……期待を裏切りませんね。いやむしろこれでもご褒美といえなくもないのですが。
なにしろわざわざ図書室でやる行為じゃないでしょ?
「ごめんね〜、急にかゆくなっちゃって」
「別にこれぐらいどうってこないよ〜」
そういって二人は仲良さそうに背中を掻いているのでした。
「ん?この突起物?」
「ちょっ!それはっ!」
とここでA子、B子の背中である物を発見した様子。
「あぁ、なるほど」
A子さん、あなただって女の子だからソレをつけているはずでしょ?だからあまり触らない方が……。
「ちょっと外さないでよっ!」
「分かってるよ〜」
……ほんと、この二人は仲が良いですね。




