コタツ
「う〜、寒い〜」
B子が体を縮こまらせて寒さを訴える。
今まで寒いとか、暑いとか感じなかったせいか、この世界に季節があるなんて感覚を持ってなかったが、どうしてか今日はとにかく寒いようだ。
「なんでこんなに寒いのよ〜」
ぼやきながらもB子は体を動かして、体温をあげようとする。
1、2、1、2、と足をあげては降ろす姿のB子を見ているとなんだかとてもほっこりします。
「楽しそうだね〜」
そんなB子を見て、A子もまたほっこりしていました。
「あなたは寒いとか感じないの?」
そう言ってB子が珍しく静かなA子の方を振り向くと――A子はなんと一人コタツに入って温もっていた。
「もうっ!コタツがあるなら早く言ってよ!」
B子はすぐにコタツに足を入れる。
「ちょっと急に入らないでよ〜」
コタツ自体は少し小さなサイズなので、B子が突然入った事に、A子の足と衝突する。
「ちょっと避けなさいよ」
「え〜、私が先だったんだよ〜?」
そうしてコタツの中で二人は足を絡ませて、それぞれの領土を主張しあいます。
「もう知らない。私、足のばすからね〜」
領土争奪戦に飽きてきたのか、A子は思いっきり足を伸ばす。
「きゃっ」
するとどうしてかB子が可愛い悲鳴をあげました。
一体どうしたと言うのでしょうか?
「ど、どこ触ってるのよっ!」
とうとうB子は手まで使って、A子の足を追い出します。
「ちょ、ちょっとくすぐったよ〜」
急に足をさらわれてA子はくすぐったそうに笑います。
そんなこんなで二人は今日もいちゃこらしているのでした。
え?A子の足がどこを触ったのですかっ?
コタツの中。対面に座る二人。B子の両足は開いていた。
――つまりそういう事です。




