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二人の世界  作者: 降木 星矢
純白世界編
13/100

ポッキーゲーム

「一緒にゲームしない?」

 ある日、A子がB子と一緒にゲームをしないか提案をしてきました。

「ゲーム?」

 この何もない世界で一体どうやってゲームをするというのか。B子は疑問を覚えつつもA子の提案にのります。

 さて。一体どのようなゲームをするのかと町変えていると、A子が何か手に持っていることに気づきます。

 また、どこから拾ってきたのか、A子の手元にはチョコがついた棒状のお菓子がありました。

「まさか……あなた……」

 B子もA子の手元の物に気づいたのか、だんだんと顔が青ざめていきます。

「私とポッキーゲームしようよ!」

「やっぱり…………」

 見事B子の予想が的中しました。

 それにしてもポッキーゲームって……。一体A子はどんな狙いでやろうとしているのか……。いやそもそもA子はそんなの考えずに、ただ楽しいからやろうとしているだけなのか……。

 全く意図が読めません。

「そ、そんなゲームやらないわよっ!」

 B子は顔を赤くして、当然のように反対します。

 それもそうです。いくら女の子同士だからといって、付き合ってもない二人がやるものではないのです。

「いいからやろうよ〜」

 A子はもうすでにお菓子をくわえて、B子の方へと差し出しています。

「だ、だから、嫌だってー!」

 B子はそれでも抵抗を続けます。

「いいからやろ〜」

「だ、だから…………」

「いいから〜」

「…………分かったわよ」

 はい。B子は押しに弱いという事が判明しました。いや、正確にはA子に弱いのでしょう。

 とにかく、B子が折れたことで、二人は無事にポッキーゲームを行うことになりました。

「じゃあ、せーので始めるよ?」

「分かったわよ」

 ただ心の中ではB子も、A子も流石に恥ずかしがるだろうと考えています。

 だからここでB子が反撃をすれば、A子に仕返しをすることが出来る。

 そう考えたB子はやる気をみなぎらせます。

「じゃあ、せーのっ」

 A子の合図でゲームが始まります。

 B子の予定では、すぐさま反撃をし、A子がひるむ姿を見る。

 その予定でしたが、やはりA子。B子の予想を上をいっていました。


 ガリガリガリガリ。


 A子が勢いよくお菓子を食べ始めます。

「んっ!?」

 その勢いは強く、あっという間にお菓子の半分まで行きます。

 B子も慌てて食べ始めようとしましたが、その時にはすでにもうA子の顔が目の前まで来ていました。

(なんなんよこいつ〜!)

 B子は迫ってくるA子の顔を直視出来ず慌ててそらします。

 しかしこれでは負けてしまうと、もう自暴自棄になってB子もお菓子を食べ始めました。


「「んっ」」


 結果はごらんの通りでした。

 ゲームの後はB子は恥ずかしさで悶えていましたが、そのせいでA子も悶えていることに、B子は気づかなかったようです。

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