表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

マンション開拓②

だんだん更新が遅くなってしまう…

感想等お待ちしております!

4階に移動すると、鍵のついた部屋はあるもののそれでも、ほとんどもぬけの殻だった。


非常階段やエレベーターの扉がなにもされていないのを見る限り、おそらくここから逃げたのだろう。

長期保存のできる食料や通帳なども消えていた。


5階からは各自、1人一部屋探索することになりしばらく部屋を物色していると声が聞こえて来た。


「おーい!こっち来てくれ!」


太輔だ。呼ばれた部屋に行ってみると、

和室でハエが集り体の臓物が穴という穴から垂れ下がった人間だったナニカがぶら下がっている。


「マジかよ…」


「取り残されたか、気が狂ったのか…」


「とにかく、これどうしよ…」


「いや、仏さんを触るわけにはいかんだろ…」


「早く出ようよ、やばい匂いしてる」


5人で手を合わせその部屋の扉にはマジックでバツマークをつけておいた。

由紀達が覗いたらトラウマになりかねんからな。


その後もマンションの探索は続き、9階まで登りつめた。中にはミイラのようになった死体や、遺書がベランダに遺されていたりしたが、生きている人は全く見当たらない。


「なぁ、お前のマンションほぼ無人じゃん」


「もっと人いると思ったんだけどなぁ…」


「自衛隊とか来なかった?」


「来た。結構早くから。たしかにあの時は結構わさわさしてたわ。」


「なんだよ、じゃあもう人いないかもしれないんじゃん。」


大和はそう言って一人で残る最後のフロアへ行こうとした。慌てて残り4人もついて行き上の階へ行くと、階段とは反対の奥の部屋の前に2人。鉄バットと釘バットを持つ男が立っていた。時折双眼鏡で上からこの付近を見張っているようだ。


「あの人たち見覚えある?」


太輔が俺に恐る恐る聞いてくる。

あるわけない。ぶっちゃけうちのマンションはコミュニケーションが全くないため、どんな人が住んでるかなんて本当にわからない。


「いや、知らんよ。どうする?」


「おい、こっち来たぞ。隠れよ!」


しかし、俺と篤紀がその場に残り、残り3名は下の階へ降りさせた。


「おい、お前ら誰だ!」


「じ、実は僕達、このマンションの201号室のものですが、食料が底をつきちゃって…」


「なにか、食べ物はないかと探してたんです!」


篤紀はとっさに俺の嘘に合わせて、弱り切った風にしてみせてくれた。


「二階か…ってことは、階段を封鎖したのもお前らか?」


「いえ、自分たちも気づいたらぁぁなってました…。」


「そうかよ。」


釘バッドの男はそう言うと同時にバットを振りかぶってきた。


「ぐっ……」

とっさに左腕で受け止めてしまい鈍い痛みがじわり広がる。


篤紀の方もスコップで耐えていたが肉弾戦に持ち込まれそうになって居る。


「ぐふっ…!!ごはっごはっ…」


「オラッ!」


相手はかなり喧嘩慣れしている様子で俺と篤紀はすぐに押さえ込まれてしまった。


「ど…す…よ」


「と……えず、………………って感じ……ないか?」


遠くなる意識の中で何か話しているようだが、なんて言っているかよく聞こえない…。


最後に二度と鈍い音を聞いたのを最後に俺は意識を失った。



▼△▼△▼△▼



目を覚ますと、自分の家とは雰囲気も匂いも違う和室で横になっていた。

隣を見ると篤紀も顔に湿布を貼り横になっている。俺たちは捕まったのかな?くそ…大和達何かあったら来るように打ち合わせしたろ……。


「おー、起きた起きた。大丈夫?」


声のする方を見ると大和や太輔や勝樹がよそ様の家だというのに我が物顔で寛いでいた。


「いや、ずっとこっち睨まれてたから出るに出れなくてさ、帰ろうとした瞬間に大和がタックル決めて俺と太輔で気絶させれてなんとか抑えられたよ」


「できればもう少し早く助けてもらいたかったけどね」


「そう睨むなって、あそこで声出されても困るだろ」


まぁそうなんだけどさ?それでも痛いもんは痛いしよ。ジト目で睨んで見たが肩をすくめて勝樹は台所へ行ってしまった。


「包帯とか湿布はこの部屋にたっぷりあったからなんとかなったよ。けど、左手それ色的にヒビ入ってるか最悪折れてない?」


太輔に言われ気づいたが、左手がめっちゃ青くなってた。それになんか腫れていて力が入らない。


「多分…やばいかも…」


「ごめんよ、ほんともっと早く行くべきだった。」


「いや、もういいよ。それより篤紀は?」


「見ての通り。でも傷はそんな深くないからね。一番負傷してるのお前だよ」


なんというか、ツイてないなぁ…

反対に入れてた黒い短刀の木刀で左手がぐるぐるに固定されている。あとでバンダナもこの家から拝借しておくかな。


「とりあえず、お前らは安静にしときな。今他の連中呼んできたからさ。」


「悪い。でも、どうする?アイツらのかなり喧嘩慣れしてたし、なるべく手出ししない方がいいんじゃないかな」


「遅かれ早かれ俺らの仕業ってバレるだろ。それなら…」


うん…確かにそうだよなぁ…せめて人数とかわかれば楽なんだけど…。

正直さっきのでかなり気が引けてしまう。

あれ?そういえばあの2人はどうしたんだ?


「なぁ、あの2人はどうしたんだ?」


「今頃仲間入りしてるよ」


おぉ…これはもう敵対するしか道がないやつですね。マジかぁ…。

その後篤紀も目が覚め、下の階からは利伸となっさんこと雄太が来てくれた。


「んじゃ、作戦会議な」


各々バラバラに返事を返し作戦会議が始まった。部屋の間取りは俺の家の全く同じで、入ってすぐ両隣に部屋がある。

入ってまっすぐ行くとリビングがあり、死角になるとすれば後ろのベランダくらいだろう。鍵はさっきの連中から奪ったらしく、

開けることはできる。しかし、インターホンにカメラが付いているため死角に入るには屈まなければならない。

最悪両部屋にも人はいるかもしれないので、それもどうにかしたい。


「隣のベランダから入ったりできないの?」


「できるし、上のベランダから下のベランダに避難するようの穴もあるんだけど、多分何かしら対策してるかもしれないんだよなぁ」


渋っていると大和が立ち上がり工具箱を拾い上げた。

「んじゃ俺見て来るわ。屋上の行き方は昔と変わらないんでしょ?」


「そうだけど、なにするん?」


「軽く偵察。太輔と勝樹も来てくんない?」


「別に…いいけど…」


「んじゃ行ってくるわ」


そう言って3人はスタスタと部屋を出て言ってしまった。


大和は昔から運動神経が良く、高校でも体を鍛えていたため、かなり驚くようなこともやってのけてしまう。

そのため、反対はしなかったが…。


「昔も、あーやってイタズラ仕掛けたり、学校忍び込む時先に行ってたよね」


篤紀が懐かしそうにつぶやいた。


「そうなんだよなぁ…。安心できないってもあるけど。」


「まぁ、なんとかなるよ。いつもそうだったしさ」


「うん……だね」


3人の帰りを待ちつつ、紙に考えられる作戦を書き続けた。




今日から1日か週一ごとになりそうです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ