小説を読むにあたっての キャラクター設定紹介
初投稿で、すでに書き溜めていた小説の中から選んだものです。
ジャンルは、ライトノベルというのか、それともエンターテインメント小説と言えるのか、とにかくキャラを立たせているのだけは間違いないんですが、いつ考えてもどの小説サイトに投稿しようとしても私の小説はジャンルのわからない今日のこの頃です・・・。
長くなってしまいましたが、ぜひ登場人物紹介を見てからお読みください。
その方がよりわかりやすく読めると思います。
登場人物
高槻 雅 (たかつき みやび)
旧姓竹内雅。
企業コンサルタントの父親を持ち、2歳の頃に母親を亡くして以来仕事で多忙な父親の代わりに家事をすべてこなし、ほとんど一人暮らし状態で過ごしてきた。小学生の間は母親の家である、竹内神社の一角にある母屋でそこの神主であるおじいちゃんと一緒に暮らしていた。
たまに家に帰ってくることはあるが、出張が多かったため父親が家にいるのは1か月に2日程度。今年の3月に高校卒業資格を取得し、現在は体調やコンディションによって、週3回程度のバイトと家事、竹内神社の巫女として働いている。17歳。
普段は誰にでも優しく、謙虚で、度胸のある女の子だが、母親の遺伝などもあり特殊体質で、その体には7つもの人間の魂が入っている。
母親からもともと神の聖域に入れる存在で、神社の中でも特別な存在で、何かが乗り移って依代になることがよくあったため、娘である雅もそれを受け継いでいるところがあり、幼い頃に神社で過ごしたせいか、気がついたら7つの人格が入っていた。
普段はおとなしくしてくれており、多少の抑制は長年の付き合いで身に着けたが外側に出た感情と、雅のその人物たちの感情が共鳴するとその人格たちが乗り移ってしまうというところから、あまり人とは関わることができず、そういう場所を避けてきた。将来も、会社で働くことなどはできないために、神社の跡継ぎになるために日々修行に奔走している。父親はすでにそれを知っており、協力してくれているが、雅の中の人物たちとの折り合いは悪い。
・付喪神 翡翠 (つくもがみ ひすい)
神社本殿の中心で限られた人物しか入ることのできない場所にある、代々受け継がれてきた由緒ある水晶玉に降り立った霊魂で、付喪神。
もともと陰陽道にも精通していたらしい昔の竹内一族の中で特に重宝されてきた水晶玉だったが最近では全く使われなくなり、あがめられるばかりになっていた。
物の道理はわかるが、自分ならばそれを曲げられる、自分は例外だと思っているところがあり、自分勝手で傲慢。気丈な態度と高貴な雰囲気、そして昔の人のような言葉遣いが特徴。
常に落ち着いていて、周りを自分の従者だと思っている。口癖は『眷属にしてやらなくもない』。
滅多に口調や態度を乱したりしない。自分や本体である雅を馬鹿にする人間には恐ろしい鉄槌を下す。憎しみや怒りの感情が強く、それさえも誇らしいと思っている。2歳の頃にのりうつった。
・竹内神社の守童 峰藤 (たけうちじんじゃのしゅどう みねふじ)
竹内神社に昔からいる守ってくれると言われている童の1人で、童たちの中では襲い来る厄災から神社を守っていた。
根暗であまり自分から発言するタイプの人間ではないが、責められたり強く言われたりすると我慢できなくなってブチ切れ、周りのものにあたることが多い。
あまり感情表現が得意ではないが、本当は内側には誰より強い気持ちを抱いており、爆発すると抑えられなくなってしまう。雅が4歳の時に乗り移った。
・三毛猫の化身 斗真 (みけねこのけしん とうま)
神社の前で轢かれているのを雅が助け、現世に悔いはなかったが現世でのいい行いのおかげと雅を助けたいという一心で雅の中に入った、雅の中の唯一の協力者。
もともと小さな地主神が化身化した姿で、洞察力があり、人の心にも機敏で雅の頼れる兄的存在でもある。
常に落ち着いていて、冷静で翡翠のように偏った見方もしない。普段はみんなの中立的立場としてなだめたり、慰めたり、怒ったり中々損で疲れる役回りをしており、苦労が多い。斗真という名前は雅がつけた。雅が6歳の時にのりうつった。
・西洋人形 サファイア
竹内神社に人形供養として代金と一緒に置かれていた薄汚れてしまった西洋人形に宿った霊魂で、供養するために置いておいたまま、たまたま神主である雅のおじいちゃんが忘れてしまったところから、ちょうどいいと雅に乗り移ったフランス人形。
元の持ち主から青色の大きな瞳が特徴だったためサファイアと名付けられ、本人もそれを気に入っている。
本体は、今も雅が大切に持っており、たまにそこに戻って外に出かけたり、洋服を作ってもらったりするのが好き。わがままで、まったく分をわきまえないお嬢様気質。熱しやすく冷めやすい性格で、世界は自分を中心に回っていると思っている。
翡翠が嫌いで、似ているところもあるが、サファイアは自分を戒めたりしない。雅を気に入っている。ショートのあとに雅に乗り移った。
・神に善い行いを認められた浮遊霊(呪縛霊)
木崎慧太 (きざきけいた)
もともとは竹内神社近くの道場の師範代でよく神社にもお参りに来ていた唯一の元人間だが、15年前に交通事故で無くなり色々残っていた小さな悔いのせいで成仏できなかった浮遊霊。
その後浮遊霊(呪縛霊)になって3年間人を助けたり善い行いから、神に認められ、霊魂の一種になった。
道に迷い困っていた雅を助けようとした際、感情が共鳴し、雅の体に取り込まれ完全に霊魂が雅の体の枠にはまい今に至る。
ストイックで、苦労の多い斗真と仲がよくねぎらっている。突き詰めた考え方をしており、正義感が強い。人間のときは、25歳で死んだ。雅の体を借りて勝手にトレーニングしたり、探索したりすることが多く、優しい雅に甘えているところがある。雅が8歳の頃に中に入った。
・番犬の意識 ショートケーキ (ばんけんのいしき しょーとけーき)
ホワイトシェパードで、雅が2歳くらいの頃から多発し始めた神社の賽銭泥棒防止のために訓練されたところから連れてこられた犬でとにかく血の気が多い。
普段は真っ白な毛並みがきれいだが、すぐに汚してしまうし、水を嫌い、暴れまくる。
慧太とはまさに犬猿の中で、普段はショート、ショーと呼ばれている。5歳くらいの頃、ふと感情のリンクのせいで心(意識)だけ雅に乗り移ってしまった。
元の犬は今もいて、おとなしく賢い、ただの犬になっている。たまに戻ることがあるが、そうなると必ず散歩に連れて行かされ、引っ張りまわされるので雅も困っている。俺様で暴君で、自分に危害を及ぼすやつは何としてでも排除したがる。
・土地神の神使 アクア (とちがみのしんし あくあ)
もともとは雅が引っ越してきた高層マンションの土地神に仕える神使だったが、ひょんなことから土地神がそこから逃げ、神使であるアクアはそこに縛り付けられてしまい、行動範囲を広げるため、適当な依代として越してきた雅に乗り移ったところ、完全に枠にはまってしまった短絡的な行動と軽率な行動が目立つ馬鹿。
神関係のことには詳しいが、雅が13の頃に乗り移った1番の新参者でお調子者な上におちゃらけていて、いたずらが大好き。
普段から誰かをおちょくっては返り討ちにあっており、何か喧嘩や問題が起きたときには必ず絡んでいる問題児。名前は体が水色をおびているところから名付けられた。神使としての名前はないらしい。雅が大好き。
高槻 環巳 (たかつき めぐみ)
高槻家長男で時間にも物にもルーズな根っからのお坊ちゃん育ち。
勉強も特にできず、運動が得意なわけでもなくそこそこで、人と人との間をうまく生きて、人の好意を利用することだけに長けている。
はっきりとしたことを決めるのが嫌いで、父親から金をもらいながら、未だにバーやクラブをうろつき、株やネットなど好き放題している。立場に甘え、状況に甘え、好き勝手しており、女が大好きで女遊びも激しく、金使いも荒い。
ちょっとでも自分に批判的な言葉を言われると徹底的に攻撃し、人を傷つけるのも秘密をばらすのも厭わない。
年齢は25歳。のらりくらりと注意をかわすのが上手く、朝が苦手。女性関係は一夜限りが多く、入れ食い状態。
高槻 静
高槻家次男で王子様のような爽やかでどこか静かな風貌をことごとく裏切る毒舌、歯に衣着せぬ物言いで会う人を凍り付かせてしまう。
勉強はそこそこ、運動もそこそこ、環巳より頭はいいが、水が苦手。
いつも言いすぎてしまい、自己嫌悪に陥るが絶対に人にそんなところは見せず強がって、悪循環を止められない。人の嫌なところばかりが目につき、自己目標は人としてそこそこを目指している。
人とかかわるのがあまり得意ではないため、好き好んで話さないようにしているのについつい人の悪い所が目について口に出してしまう。本当は世話焼きな性格でお節介で、しっかり者。21歳。
人を良く見ている。
高槻 宗介
上の2人を心の内では嫌悪している、高槻家三男。無口で寡黙であまり自分からしゃべるタイプではなく、女性が苦手。
あまり顔に表情が出るタイプではなく、そっけなく無愛想に思われてしまうが本当は心の中は熱い。
剣道を幼い頃から習っており、堂々として強い、本当の父親を心から尊敬している。やたらとかまわれるのを嫌い、何なら何もしゃべらないくらいの方が好き。
20歳で、武道サークルに入っている。将来は母親を支え、会社で頑張っていきたいと思っている。気づかないうちに夢中になって無理をしがち。不器用で、力の加減が上手くないのでよく何かを壊したり落としたりすることが多い。
高槻 遙
人を人だとも思っていないような行動をとり、常に誰かをからかって遊んでいる高槻家四男。
やっていいこととやってはいけないことの違いがあまりわかっていない。18歳で学校でもたびたび行き過ぎたからかいから喧嘩に発展し、その後先生に呼ばれると癇癪を起してしまうので完全に学校では問題児扱いを受けている。
手先が器用でなんでも器用にこなす。しかし高3にも関わらず、進路も決めずただふらふら遊んでいる。
陽の双子の兄で、幼い頃孤児院に捨てられていたところを助けられ、そのまま養子縁組を受けて育った。
高槻 陽
遙の双子の弟で高槻家五男。なんにでも無関心な高校3年生。
本が好きで、どこに行くにも本が一緒。本のことだけは人一倍詳しく、知ったかぶりをする人間が1番嫌い。
好き嫌いははっきりしており、普段は無口だがいう時はズバッという。
表情に乏しく、笑うことはめったにない。どこか、遙を見てスッキリしているところがあるので、ノることもないが、止めることもない。無視をすることも多い。投げやりで言葉にもあまり力がない。無気力が特徴。
高槻 巴
誰にでも優しい高槻家六男。
名前と肩まで伸びた長髪に中性的な顔立ち、それにおぼっちゃんという育ちから小学校の頃いじめられていた経験があるせいで、少し気が弱く、強く言われると否定できない。誰にでも優しいのも、誰かに嫌われないためで、嫌なことをされても全然怒れない。
高槻家の中ではおとなしい方で、中立的な立場で母親についている。安定が好きで、高校も上の2人とは違うところに行き、目立たないようにしてクラスではずっと笑っている。
17歳。
常に空気を読んで、周りと違うことを嫌がる。
高槻 奏
何とか母親が何度も頼んで高校には入ったものの、勉強はやる気がなく、もともと容量がいい方ではないのもあいまって、喧嘩っ早くすぐに頭に血が上る。
沸点が低い。
乱暴でぶっきらぼうな言葉遣いと、自分が認めていないもの以外から何かを言われたり逆らわれたりすると瞬時にブチ切れる性格の上に、口下手であまりうまく言えないのでむしゃくしゃするとすぐにそれを体で体現してしまう。
そんなに強い方でもないのに、喧嘩をして血だらけで帰ってくる。16歳。高槻家七男。
自分を1番に考えてもらわないと切れる。秀哉の昔からの知り合いで幼馴染でもある夫婦が事故で死んでしまったため、巴と一緒に引き取った。
高槻 藍子
高槻ホールディングスの取締役で社長。肝が座っているが普段は静かでおとなしい性格。
48歳であまり強く言ったり、怒ったりすることが得意ではない。そんな感じなので子供には常に振り回されているが、締めるところはきちんと締めている。(つもり)
仕事の立場もあり、洞察力があり、人を見る目がある。23歳で、環巳たちの父親と出来ちゃった結婚し、そのまま婿をめとった。無口で寡黙だが、言いたいことは行動で示すタイプでその行動力とカリスマ性は社内のだれもが、会長さえ一目置いて認めている。
高槻 秀哉
藍子の大学の同回生で環巳たちの父親。優しく、時に厳しく、仕事も家庭も思える強く、賢い大人な男。何でもスマートにして気遣いもできる。
経営学をきちんと学んでいたため、藍子を支える立場として、秘書のようなことをしていた。
将来は、たくさんの息子たちに囲まれて暮らすのが夢という家庭的な男でもあり、7人で協力して会社を動かしてほしいという思いから、養子縁組も積極的に藍子に勧めた。出来た男だったが、藍子にべたぼれだった。33歳という若さで不慮の事故で死んでしまった。
高槻 憲太郎
藍子の現在の夫で、雅の実の父親。
幼馴染で腐れ縁だった雅の母親と20という若さで結婚し、21の時に雅を授かった。現在37歳で、少し気が弱く、優しい男。
仕事に関してはプロで企業コンサルタントとしてあちこちにお呼びがかかるほどの腕前。
全員を包み込む覚悟で藍子と結婚したのは1年前だが、それからすぐに兄弟たちに滅多打ちに遭い、もちろんそれを知っている藍子からの配慮で、2人は一軒家(屋敷)とは別のマンションに2人で住んで新婚生活を送っている。
もともと自分の小説作りに矛盾、わからないところがないようにと長々と書き連ねた文章から簡潔に文章を抜粋しようと試行錯誤してみた結果、結構必要な文章ばかりで結局ほぼ丸ごと、そのまま書いてしまいました・・・。
私文章まとめる能力ない・・・。
作者からしたら全部の情報が必要だって言うのは当然だと思いながらも、読者が必要としている情報、真に必要な情報を見分けられるようにならなきゃな、と思います。
まだまだふつつかものですが、どうぞ最後までお楽しみください。