第一章 06話
今回も視点が変わります。
皆が少しずつ強くなるのっていきますよ。
俺もキャラに負けないように書き続けていきます。
アルバイト~あかりside~
まぁなんて速さで走ってくのかしら、もう、たー君ったら。
多分、黒野の行動があまりにも慎重でずっと気持ちが抑えつけられていたのでしょうね。
黒野が来たら真っ先にギルド行って森に向かおうぜとか言っていたし、あれは冗談じゃなかったのね。
でも、たー君を抑えつけていたのは、私のせいでもあるのよね、私がいなかったら、あの二人寝ずに夜から動いていたでしょうし、私のために寝ないで守ってくれたし・・・
「はぁ、このままだと私ただの足手まといじゃない・・・」
黒野も眠いとかまだ早いとか言っていた割にすぐに居なくなっちゃたし。
責任感が強くて意外と負けず嫌いだからね、彼も。
「負けてられないわ、今日この世界でお金以外の何かを手に入れないと」
私は、守られたばかりなんて、絶対嫌よ。
まずは速く目的地に着かないとね。
歩いて数十分後
「まず、目的地に到着ね、この中で医療事務のアルバイトって聞いたけど、ここが病院?」
「そうよ、貴方があかりさん?」
「ひゃあ!」
「何よ、いきなり叫んで、貴方じゃないの?あかりさんって」
「あ、はい、すみません驚いちゃって、あかりって私です」
「まぁいいわ、速くして、今は一秒でも時間が惜しいの」
「は、はい!」
ここは戦場跡地だった。
私は、覚悟したつもりだった。
ここは日本じゃないし、そもそも地球ですらない。
ここでは、簡単に人が死んでしまう。
少し前まで殺し合いが長い期間にわたって行われていた。
そんな事も理解していたつもりだった。
でも、違ったそれは知識として知っているだけだった。
覚悟なんて決まっていなかったし、理解すらしていなかった。
「あかりさん!もうすっきりしたでしょ、いつまでも吐いてる場合じゃないわよ、水と布、それとこの人はもう駄目だわ、ベッドから退かして2つ隣の身元確認班の所に移動させてちょうだい」
「は、はい!すみませんでした、今から向かいます!」
そう、ここは戦場跡地。
戦場から帰って来た人達の治療室という名の遺体整理場での戦い。
何十人もの怪我人が運ばれて、その場で生死の判別をしなければならない。
「あかりさん、この人はまだ大丈夫よ、治療室に運んで」
「すみません、もうベッドが足りません」
「仕方ないわ、床に布を引いて、そこに寝かせて」
「はい!」
ただ逃げ出したかった、簡単に目の前で人が死ぬの。
常に響き渡る、悲鳴や悲痛の叫び、医療班の足音。
この世界の医療は発達していない、ただ、傷を縫合して消毒し、包帯を巻くだけ。
私も、始めてみる赤と黒に染まった肌に消毒をし、包帯を巻きつける。
怪我人や瀕死者がどんどん運ばれてくる。
他の事など考える事なんて出来なかった、急速に時間が過ぎていく・・・
「あれは・・・」
数時間過ぎた頃、数人の白いローブを着た女性達が現れる。
「中央都市から白魔道士班やってまいりました」
白いローブの女性達の中から一人声を上げた。
「良かったわ、これで今までの倍の人数は助かるわ、こっちに来ていただけませんか」
「はい、かしこまりました、全力で取りかかります」
私の指示をしていた女性が白魔道士班を治療室につれていく。
治療室に入り数人の白魔道士が怪我人を囲むように壁近くに均等に並ぶ
「では、今から、中規模範囲魔法、精霊達の聖域を発動します」
白魔道士達の周りに魔法陣が浮かび、部屋が白い光に囲まれる。
すると、ベッドになっている怪我人達の小さな傷が綺麗に塞がっていく。
衝撃的だった、絶望的だった私の世界が希望で満たされていく。
そして、白魔道士の活躍で今までの3倍の数が助かってさらに数時間がたった。
「今日は終わりよ、はい、これが契約書よ、これをギルドに持って言ってお金をもらいなさい」
「すみません、明日もこの仕事をさせて頂けないでしょうか」
「あら、こんな仕事普通一日で居なくなってしまうのに、意外と根性あるのね」
「はい、それと白魔道士様に合わせて頂けないでしょうか」
「会うだけなら、私に聞かなくても良いわ、もうそろそろ治療室から出てくる頃だろうよ」
そして、治療室から今まで魔法治療を続けていた白魔道士達が出てくる。
「いきなりで、すみません、白魔道士様私にその回復魔法を教えて頂けないでしょうか!!」
なりふりなんて構っていられない、私も強くならなきゃ。
絶対に今日の様に2人を見殺しにわさせない、絶対にそんな事はさせない。
あかりさんのキャラがいまだに固定されていない。
要望があれば今までのストーリーに障害が出ないレベルで修正します。
いまだに主要キャラの個性を生み出す事の出来ない作者ですが、これからもがんばりますのでよろしくお願いします。




