第一章 05話
これから少しづつ皆が強くなっていきます。
そして、すでに続きが書けなくて苦悩する作者。
私の中でメンバーの能力補正はありますが、今のところ主人公達はチート能力はありません。
アルバイト~忠利side~
納得がいかねぇ、だってそうだろう?
異世界に現れた主人公は特殊能力や特技を駆使して冒険者として世界を駆け巡り魔物や盗賊を倒し、町や村、国を守り、果てには世界を守る。
そこには、愛があり涙があり、友情があるものだろう。
なのに、なのに・・・
「なぜ、異世界に来て、こんなアルバイトをしないといけないんだぁ!!!」
「うるせぇ!!なに叫んでんだぁ、口動かしてねえで、体動かせや馬鹿野郎!!」
「・・・すんません」
ちくしょう、ちくしょう。
今まで我慢してきたけどよう。
これじゃあ現実世界でやっていた引越しのアルバイトと変わらねぇじゃねぇか、俺が求めたものと違う。
こんな軽い木材やレンガ運んでは積んで運んでは積んで。
どれだけ持っていけばいいんだよ。
荷台にごろごろ乗りやがって・・・・
くっそ、めんどくせぇ一気に持って行ってやろうじゃねぇか、これくらい。
「どぉりゃぁぁあああ!!!」
「おい、お前、何やってんだぁ、あ、ちょっと待て、おい」
くっそ、黒野は情報が大事だとか言いやがって。
違うだろ、大事なのは勇気だろ、努力だろ、友情だろ。
異世界だぞ、夢にまで見た世界だ、それも俺の大好きな小説世界。
こんな事やってる場合じゃねぇんだよぉぉおおおお!!!
「おらぁ、これでいいんだろおっさん!」
「おぃおぃおぃ、お前化けもんか、これ今日一日かけて運ぶ予定だったんだぞ」
「じゃあ一日分の給料くれ」
「お、おぅ、まぁそうだな・・・」
「よし、おっさん!他にやる事ないか?俺は金が必要なんだ、これからやらんといけない事があるからな」
「いや、俺だってそんなに金なんてもってねぇよ、金が欲しかったらもう一回ギルド行くしかねぇな、それと給料はこれ持って行け契約書だ、それギルドに持っていって貰いな」
「そうか、なら仕方ねえ、お金ありがとな!」
「おう、なんかしらねぇが頑張れよ」
っしゃあ!
これで銀30枚なんて俺だけで稼いでやるよ。
あいつ等2人をおどろかせてやるぜ。
俺は英雄になってやるんだ!!
「ぐうぅぅ~~~~」
・・・・・だがその前に飯だな。
ギルドで金を手に入れ、適当に飯屋に入って一気に3人前を頼む。
「あんた、一人でそんなにも食べるんかい」
「あぁ昨日の昼から何も食べてないからな」
十数分後大量の飯が運ばれてきた。
よし、やっと飯が食える、・・・あ?
なぜか向かい側で俺の飯を食おうとしているがいる。
「あんた誰だ?」
「俺か?」
「そうだよ、なんで俺の向かいに座っているんだ?それもなぜ箸も持っている」
「まぁいいじゃないかそんな事、それより早く飯を食おう、飯は出来た手が一番だ」
「これは俺の飯だ」
「俺が手伝ってやるって」
「手伝いをしたいなら厨房で皿洗いでもしてこい」
俺にとって食事は聖職者の祈りに近い、それを邪魔するものは許さん。
向かい側の謎の男を睨みつける
「すまない、悪かったよ、そんな怖い目で見ないでくれ、俺は喧嘩しに来たわけじゃない、おとなしくしてるさ」
男は箸を机に置いて手を上げてもう何もしない事をアピールする。
「じゃあ、飯を食いながら聞いてくれ、俺が一人で喋るから、あんたは喋らなくてもいい、肯定なら首を縦に、否定なら首を横に振ってくれ、いいかな?」
まぁ飯の邪魔さえしなければ俺は全然構わないさ、俺は首を縦にふる。
「ありがとう、じゃあ質問に答えてくれ、少し前、大きな荷台を持ち上げて数キロ先の場所まで持っていったのは君?」
そんなに大きかったかと思いながら、俺は首を縦にする。
「やっぱりそうか・・・じゃあ次の質問、その依頼者のおじさんに聞いたんだけど出来るだけ早急にお金が欲しいんだよね」
俺は首を縦に振りながら何を考えているかわからないこの男の事を少し考えてみたが、俺は黒野じゃないしわかるわけが無いな、そんなことより飯だ。
「それと、君は何か格闘技を習っているんじゃないか?ただ鍛えただけじゃそんな体つきにはならないはずだ」
まぁ隠す事じゃない首を縦に振る。
「じゃあ、最後の質問だ、君はギルドで無くても金が手に入れば仕事を引き受けてくれるか?」
男は銀貨を数十枚机に置く。
「簡単な依頼内容は、裏道理に居る奴らの討伐。疑うならお金は前払いでいいし、今の君には受けられないギルドランクB相当の依頼だ、悪くは無い話だと思うが」
「乗ったぜ」
ちょうど飯を食い終わって、名前も知らない男の依頼を請け負う。
こいつが何を考えているかわからんが、内容も良いし金がもらえるならそれでいいさ。
ついに異世界らしくなってきたじゃねぇかやってやるぜ!!
忠則、キャラが固定してきました。
それに書きやすい・・・。
忠則の方が主人公らしい気がしてきました。
でも黒野君も好きなので後悔はしてません、作者の為頑張ってくれ黒野。




