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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
第二章 ~新しい歴史へ~
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第二章 03話

レイラの部屋は、あかりの部屋の隣にした。

この日は荷物を持ってくると言ってそこで別れた。


「やばい、全くこれからの事に着いて考えられない・・・」


俺は一人部屋に戻り呟いた。

なぜこんなに急展開過ぎるんだ、何だよ、お姫様と一つ屋根の下って・・・

完全に動揺しまくっている、明日までにこの状況を打破しないといけない。

すると、ドアの向こう側からノックをする音が聞こえた。


「いいぞ、入ってくれ」


誰かも聞かずに部屋に招き入れる。

ドアが開くとあかりがテンション高めで俺に近付いてきた。


「ねぇお姫様がこのギルドで生活するんだってね、これはラノベ的展開ね、佐藤兄君もテンション上がってたよ」

「あかりもテンション上がってるな」

「あれ?黒野はなんかテンション低めだけど、どうしたの?」

「いや、何でもない・・・」


さすがにレイラに惚れていて何も考えられないなんて言えるわけが無い。

でも2人は無駄に感が良いのだ、気付かれるのも時間の問題かもしれない・・・

俺はこれ以上考えてはいけないと頭から無理やり振り切ろうと、適当に話を変える。


「そう言えば、テンションの高い佐藤兄妹の事だが・・・」

「テンションが高いのは兄だけよ?妹さんは兄を見ていつものように気持ち悪がっているわ、本当に仲が良いわよね」

「まぁ色々言っていながら結構いつも一緒にいるしな、まぁそれは良いんだが、今2人は何しているんだ?」

「うーん、この頃は、騎士ちゃん達と一緒に遊んだり、お城に居るメイドのマリアさんと色んな事話していたり、特に役割もないし、色々やってるみたいよ」

「そうか・・・あの二人って一様戦闘技術とかはあるんだよな?」

「えぇあのメイドさん連れてくるだけの力はあるわね、結構メイドさんの居た国の道のりは険しいはずだったから、佐藤兄弟も私達と同じように頑張っていたはずよ」

「そうか、そうだよな・・・」


俺はレイラの事は全く解決していないが、これからについて少しずつ考えをまとめていく。


「ありがとう、あかり、ちょっと佐藤兄妹に会ってくる」

「そう、何かまた新しい事を考えたのね、どうせ佐藤兄妹も暇を持て余していただろうし、何かをさせた方が2人も喜ぶと思うわ」


そう言ってあかりは立ち上がり部屋を出てドアの場所で手を振って自分の部屋に戻っていった。

俺は、あかりが部屋に戻った後、佐藤兄妹の部屋に向かった。

2人の部屋は隣同士で、妹の咲子を先に呼んで兄の部屋に来るようにお願いした。


「黒野さん・・・何故兄の部屋なんですか、この部屋は気持ち悪いです」

「気持ち悪いだと、俺はまだ、何もこの部屋に手を加えていないし、隣の部屋であるお前の部屋と全く変わりないではないか」

「あんたが居るだけで気持ち悪いのよ、馬鹿兄」

「な!・・・お前はいつ私にデレる時期が来るのだ、私はそろそろ耐えられないぞ」

「いつまで経ったってあんたになんかデレる訳無いわよ、馬鹿じゃない」


2人は部屋で出会うと直に口喧嘩を始める、あかりの言うとおり本当に仲の良い兄妹だと思う俺は、このままだと話が全く進まないと思い2人の口喧嘩を遮る。


「まぁその辺にしてくれ、先に聞いて欲しい事があるんだ」

「そうね、こんな兄と話している時間なんてもったいないわ」

「まぁ私もツンツンしてる妹もそろそろ見飽きた、黒野先輩、話してください」


兄妹は何とか俺の話を聞いてくれるようになってくれた。

また兄妹が喧嘩を始める前に俺は直に口を開いた。


「直にではないが、これから君達二人は少しの間様々な国を巡ってもらいたい」

「え?冒険をすればいいのでしょうか?」

「まぁ簡単に言えばそう言う事だ、でも国に着いたら3つしてほしい事があるんだ」


俺は今日考えていた事を再確認し、言葉を続ける。


「1つ目は、その国に居る俺達と同じ召喚された日本人を探して、俺達の事を話してほしい、そして俺達に興味がある人に来てもらいたいんだ、出来れば人は選んで欲しい。2つ目は小説での英雄や、伝説を探してほしい、今の時期はまだ成長過程にある者達だからこの世界では有名になっていないから、コンタクトは取りやすい筈だ、何とか俺達の事を話して協力体制を取ってほしい、仲間や協力者は多い方が良い。3つ目は前の2つを遠距離でも報告できる手段を見つけて、定期的にこちらに報告をして欲しいんだ、出来ればこちらからも伝達が出来る方法が良いんだ」


俺の話を静かに聞いていた兄妹は口を開いた。


「黒野さん、これはどれ位の期間行えばいいのでしょうか?」

「あぁそれは私も気になる所だな」

「一応、半年間から1年間位の期間二人には行動してほしい」


俺がそう言うと兄妹は少しの間考えていた。


「やはりやっと平和に暮らせるのにわざわざこの国を出るのは嫌か?」


俺が厳しい顔を見てそう聞くと直に口を開いた。


「いえ黒野さん、半年以上この兄と一緒に居るのが嫌なだけで全然良いですよ」

「はい、私も何お問題ありません、うるさい妹の戯言を聞き流すのが辛いだけですから」

「な、戯言ですって!あんたが私を怒らしているんでしょ」

「ほら、また声を荒げるではないか、もう少し私に対してお淑やかに出来ないのか」

「・・・・そうか、では2人共やってくれるか?」


俺は口喧嘩が収集がつかなくなる前に2人に確認する。


「はい、黒野さんのお願いを断るなんてする訳無いですよ」

「俺も問題は無いです、そして妹よ、では何故私の願いは断るんだ」

「うるさい馬鹿兄、あんたのお願いなんて聞く訳ないでしょ、変なコスプレ衣装を着させようとするし」

「な、コスプレではないぞ、この世界の女戦士の装備を着てみて欲しいと言っただけではないか」

「はぁ?あんな防御する面積の少ないのが装備な訳ないでしょ、この世界に約一年間居るけど、あんな装備している女性の戦士なんて見た事が無いわ」

「いや、まだこの世界に来てたった1年だ、そう言う装備を着ている女性は居るはずだ」

「じゃあ言いなさいよ、馬鹿兄、あれはちゃんとした防具屋で買ったって言うの?」

「・・・黙秘権を行使する」

「なによそれ!!」


兄妹はいつものように言い争いが止まる見込みが無いと判断し、俺は2人に言葉を告げて部屋を出る。


「じゃあ、この任務よろしくな、出発準備と出発時期は2人に任せるよ」


2人が聞いているか分からないが、俺はそう言って兄妹の口喧嘩が響き渡る部屋から立ち去った。


「よし、これで一つ新たな情報が入ってくるはずだ」


俺は独り言と一緒に気合を入れた。

そして一番の難題に直面する。


「さて、明日からどうやってこの異世界で過ごせばいいのだろう」


この世界の問題を解決するために頑張ってはいるが、俺の問題は全く解決する見込みが無い俺だった・・・。


佐藤兄妹のキャラ、動きやすいです。

次回の番外編は佐藤兄妹を題材にしようかな・・・


今、これから起こる展開を軽めにしようか。シリアスにしようか考えております。

そして、書き貯めが全然溜まらない作者、毎日焦りながら全力で書きあげております。

週刊誌の漫画家さんはこんな気分なんだろうか何て思いながら頑張ってキーボードを打ち続けておりますので、これからもこの小説を楽しみに待って頂けるとありがたいです。


感想、評価もお待ちしております。

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