第二章 01話
第二章が始まりました。
そして、良く分からなかった章管理も何とか使用出来ました。
最初の方は、ゆっくりと展開していきたいと思います。
久しぶりの主人公視点での始まりです。
・・・一応言っておきますが主人公は黒野君です。
俺は朝、ベッドから跳び起きた。
そしてとても焦っていた、目が覚めてすぐに状況を整理する事が出来なかった。
別にお酒を飲み過ぎて昨日の記憶が無いとか、見知らぬ女性が隣で寝ているわけでもなかったがそれと同じくらいの動揺で心臓の鼓動がおかしかった。
まぁ理由は分かっていた。
昨日、裏庭で起きた出来事が理由だ。
名前も、何処の娘かもわからない女性に話しかけられ、大学生にもなって動揺し、さらに一目惚れだ、完全にどうしようもない。
あれで、俺の苦悩が一気に吹き飛んでしまった。
別に問題が解決したわけではなかったし、解決に向けて光が差してきた訳でも無い。
だけど、自然と苦痛が和らいでしまった。
俺は、自分が強さを求めて焦っていたのだ。
もう少し冷静に考え少しずつ答えを探せばいいと思ったのだ。
俺は、ベッドから抜け出し、支度をして新しく出来た自室から出た。
ここは、俺達のギルド兼騎士団の寝床だ。
未だに良く分からない道具や、いらない書類など、檻の様な部屋が幾つかあったが、そこは各自自分でリフォームすると言う事で解決した。
いまは、檻を外し、木材で壁とドアを作ったり、いらない書類や道具を処分したり様々な作業が騎士たちで行われていた。
俺とあかりと忠則は、幹部の部屋を貰ったため、そのまま使う事が出来た。
黒野は昔社長が使っていた部屋を使っていた。
社長の使用していた物は、微妙に悪趣味で、無駄に金をかけていた物で全て売って、新しい家具を買い直し、残った金は工場の改築工事に使った。
お金の管理は全て受付を任せている平田にやってもらっている。
平田は、お金の管理、ギルドの事務、騎士たちの統制を任せていた。
お金は毎週自分が確認する事にはしていたが、ギルドと騎士たちの事は全て任せているので、本当にやってくれていた。
今、平田が居なくなったらこのギルドは直に崩壊の危機に直面するだろう。
俺は平田に挨拶し、これからの事を話し始める。
「おはよう、いつも早いね」
「黒野君、おはようございます、毎日依頼は届きますからね、時間はいくらあっても足りませんよ」
「もうすぐ最強のメイドさんがギルドの受付と、業務管理の手伝いをしてくれる予定だ、もう少しの間、頑張ってください」
「マリアさんですね、小説だとレリアンという名前でしたが、なんで変えたのでしょう?」
「まぁそれは忠則が決めたので何とも・・・」
平田はあの漫画とアニメを知らなかったのか。
まぁそんな理由で付けられたなんて平田にもマリアにも言わないほうが良いだろう。
そんな事を思いながら黒野は平田と会話を続ける。
「今の所、改装工事はどれくらい進んでいる?」
「日が昇ってから沈むまでの間休まず働いてくれるので予想以上の進み具合ですよ、この国の人達は私達をとても歓迎してくれております」
「そうか、この国に拠点を置くのは不安だったが、正解だったな」
「はい、今では皆、街の人達と仲良くやっておりますよ」
毎日順番国の警備をして安全を守る騎士たちは今では見周りに行くたびに挨拶や声をかけられるようになったらしい、見周りを楽しみにしている者も出てきたようだ。
俺は、様々な事務作業と計画で見周りをしていないので忠則の話を聞いているだけだった。
忠則はこの国の様々な奴隷会社に付いていた盗賊や、暴力団を沢山潰して行ったらしい。
忠則はデリルでの優勝した事もあり、ギルドマスターとしてとても有名になっていた。
あかりも、この国では美人の白魔道士として有名になり、ギルドの一部に診療所を作り医者として活躍するようになった。
今の悩みは恋の病と言いよってくる馬鹿な男性の対処だそうだ。
「この世界に来て、初めて平和を実感したな」
「そうですね、もうすぐこの世界に来て1年が経ちますが、色々ありました」
「俺は生きているだけで奇跡に近い事もしたので、充実しすぎた一年間ですよ」
特に忠則とあかりで修行の3ヶ月間は苦しかった。
忠則の強さに着いて行くのが精いっぱいだった俺は毎日傷だらけで、あかりが居なかったら1ヶ月で死んでいたところだった。
そんな地獄の半年を遂げて、自分の居場所を手に入れた事は本当にうれしい事だった。
「もう、この世界で生きていく事は可能になりましたが、これからどうしましょう」
「そうだな、まず、このギルドの改装工事を終わらせギルドらしい形にし、他の召喚された者達を呼んでみるのも良いかもしれない多分この世界に訪れた者は5000人位だったはずだ、様々な国を巡っているはずだ、出来ればその国の情報や、知識が欲しい、それが日本に帰れる方法が見つかるかもしれない」
「そうですね、この1年間生きることに必死だった私達は日本に帰る方法を探すことすれ出来ませんでした、もうそろそろそのために動かなければいけないですね」
そう俺達は元の世界に帰る方法探さなければならない、小説の中では説明されていない内容を自分たちで探しだし、それを実行しなければいけないのだ。
まだ、俺達は第一歩を踏み出したに過ぎない。
俺は気合を入れ直し、これからの目標を立てようとした。
その時、一人の訪問者が現れた。
「黒野さん、レイラさんがお見えになられました!」
騎士の一人が俺を呼んでいた。
「・・・レイラって誰だ?」
「え?レイラさんですよ、この国のお姫様ですよ~」
「何故、俺を呼んでいるんだ?一度も会った事は無いはずなのだが・・・」
「まぁお姫様がお見えになっているのですから黒野さん」
「そうだな、でも何故忠則でなく俺なのだろう・・・」
そしてギルドの応接間になる所に俺は行くと、固まった。
目の前のレイラと名乗る女性はちょうど昨日見たあの女性だったのだ。
「おはようございます、黒野さん、今日からこの騎士団の観察官としてこのギルドにお邪魔させていただくレイラと申します、これからよろしくお願いします」
「・・・・・あ、はい、お願いします」
俺は、少しだけ日本に戻るのが遅くなるなと思ったのだった。
マリアと言う名前のネタですが一応説明させて頂きます。
週刊少年サンデーに掲載されている漫画「ハヤテのごとく!」
に登場するメイドさんの名前から取っております。
ですが、作者はこの漫画を1巻しか読んでいないと言う事実・・・。
恋愛物の展開ですが、作者は表現できるかどうか・・・
そして、強くなる様な感じの無い主人公。
作者もこれからの展開に不安ですが執筆は続いております。
読者様も温かく見守ってやってください。
よろしくお願いします。




