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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
番外章1 ~様々な視点で~
32/47

番外章~レイラ編中~

文字数が多くなったため上中下の3構成にさせて頂きました。

今、全力で第二章を進めております。

私はその日も奴隷会社を見向きもしないでギルドに向かったのです。


ギルドの周辺の国民が活気づいて来ているのが目に見えて分かりました。

このギルドはこの国を変えてくれるのではないかという事まで考えてしいました。

でも、それ位このギルドには魅力や、温かさがあり、私をとても安心させてくれました。


この1ヶ月、十数回もここを訪れて分かった事があります。

このギルドは基本的にこの国の警備や見周りなど様々な治安維持をほぼ無償に近い形で行っているのです。

そのため、この街付近には怪しい人物や不審者などを見かける事が無くなって、国民に安心が生まれていたのでした。

そして、協力者と思われるギルドのメンバーと同様に少女達が様々な食材で新しい食べ物を創作しては街で売っていたのです。

商売の許可も得ているこのギルドの商店は口伝えで直に人気を呼んでいました。

そしてその創作料理や創作菓子はこの国の飲食店に国の名物料理として売り出さないかと様々な提案を行っておりました。

飲食店は少女達の提案に乗って、すぐにレシピを公開してこの国で採れる農作物を利用した創作料理を名物として発表して、いつの間にかこの国に訪れるようになった商人に興味を待たせる事に成功させていいたのです。


ギルドを新設してたった1ヶ月の間で、既にこの街の顔になっていたのです。

私は何故ここまでこの国を良くしようとしているのか分かりませんでした。

それを調べるためにいつものようにギルドの中に入って観察を続けることにしました。


その日のギルドは少し雰囲気が違いました。

いつもより活気があって、そわそわしている姿があったのです。

私は、受付にいつもいる平田という男に話しかけました。


「今日はいつもと少し様子が違いませんか?」

「あ、この頃いつも来てくださっている方ですね、はい、今日は久しぶりに私達の恩人が返ってくるのです」

「恩人?」

「はい、私達のギルドマスター達です」


私が平田さんと会話をした時ちょうど扉が開きました。

すると、ギルド内にいた数人の少年少女達が歓声で迎え入れたのです。

そして、受付の平田もちょっと失礼と私に声をかけその者達に向かって行きました。


「お帰りなさい、お疲れ様です」


平田は帰って来た3人に深々とお辞儀をして3人を迎え入れていました。

周りの者達も迎え入れる言葉で3人を歓迎していたのです。

そしてその3人は皆の歓迎に笑顔で答えていました。

3人は、服装がボロボロで身体に疲労が見えましたが本当の笑みを皆に浮かべていました。

そして、その中の大きな男が大きく叫んだのです。


「我がギルドの皆、聞いてくれ、今日俺達はギルドランクAAの採集依頼を成功させた!報酬も手に入ったこれで今日は宴会をするぞ!」


待ってましたと少年達は男の声に負けない声で歓声を上げていました。

それからは何処からか料理や果物、飲み物が次から次へと運ばれてきていました、ギルドの者達や街の者まで集まっての大宴会、それは私が初めて見た国民の最高の笑顔でした。

3人はギルドの皆に囲まれて様々な冒険の話や、私の知らない言葉や内容を子供たちに話をしたり、少年達と大食い競争をしていたり、魔法について語っていたりしていました。

その姿は私が見てみたかった国民の笑顔だったのです。

私はこの時ギルドが本当に好きになってしまったのでした。


それからも、何度もギルドに訪れては、少年や少女達の話を聞いたり、時には話したりして身分や顔は隠していましたがギルドに馴染んでいきました。

そして2ヵ月が経った時です、私がギルドに行くのが楽しくて奴隷会社の事を忘れていた頃、城に一人の男性を招待する話が持ち上がっていました。


「お父様、誰を招き入れるのですか?」


私は、久しぶりの貴族と奴隷会社の幹部社員以外の訪問に私は興味を持ってお父様に質問したのでした。

何気なく聞いた私にお父様の答えは驚くものでした。


「あぁ3ヶ月位前に建設されたギルドが、奴隷会社の妨害行為を行っているらしい、何を企んでいるかわからんが、上手く利用すればこの国に良い未来が待っているかもしれんのだ、そのためには一度ギルドの人間と話をしないといけないと思ってな」


私は知らなかったのでした、ギルドの温かさに埋もれて楽しい時間に身を任せている間、その裏ではこの国の一番の問題である奴隷会社に喧嘩を売っていた事を全く分からなかったのです。

私は今の現状がどれ位の影響があるのか全く分からずお父様に聞くしかなかった。


「お父様、それはどれくらいの被害なのでしょう・・・」

「レイラ、お前はそのギルドに行ってはいなかったのか?本当は私がお前にギルドの状況を聞きたかったのだが、まぁ良い、損害のレベルは会社の売り上げを4割も低下させているのだ」

「4割ですか!」


お父様の言葉に私は絶句した、あのギルドは少年少女達と数人の若い大人しか居ない新人の集まりの様なギルドだと思っていた私は、ギルドの能力や政治に影響を及ぼすほどの知略があったとは思ってもいなかったのです。

私はその時、初めてギルドの所属している者達の能力や影響力に恐怖を覚えたのでした。


そしてその日私はギルド訪問を取りやめ、お父様とギルドの代表者との会話を聞くことにしたのでした。


この頃、しっかり確認しておりません。

誤字脱字がありましたら報告ください、急いで修正させていただきます。


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