番外章~レイラ編上~
もう少しだけ番外章を続けさせていただくことになりました。
少し今日は投稿時間が遅れてしまいましたが、何とか毎日投稿は続けます。
第二章のイメージは完全につかめましたので後は作者の文章力がそれを表現できるかだけです。
読者の皆様、これからもよろしくお願いします。
私は、この国、レイドの王クレマンの娘レイラと申します。
何不自由なく暮らしてはいましたが、あまりいい思い出は無く、幼少期はずっと城の中で暮らしていましたのです。
私が物心ついた時には奴隷の国としてこの国は有名になっていました。
当時私は奴隷という意味を全く知りませんでした。
でも、成長するにつれ奴隷という意味やこの国の情勢、様々な事が分かる様になって、私はこんな醜い国に生まれてしまったのかと絶望する時もあったのです。
私は両親に何度も何故この国は奴隷を扱っているのか質問していました。
両親はその問いにはいつも苦しそうな顔をしてハッキリとした答えは返ってくる事は無かった事を覚えております。
王として父様は何度か奴隷会社の社長と様々な交渉を重ねていたのは私が政治や情勢について勉強を始めた時に知りました。
いつも真剣に相手に訴えていた父様をいつも巧みな言葉使いで苦しめるその社長がとても嫌いだったのです。
その社長はいつも静かな笑みを浮かべていた、その表情は私に不快感しか与えていなかったし、父様に対する巧みに使う言葉や声は耳を押さえたくなりました。
私が14歳の頃、父様は私の為に10年以上もかけて会社と交渉を続けている事を知しったのです。
何度も交渉をし、何度も失敗し疲れを見せる父様を見ていた私は母様と一緒に、もうこれ以上無理な交渉に疲れ切っていた父様を頑張らせたく無くて、奴隷会社との交渉をやめさせたのです。
父様は、最後の交渉で何とか曖昧だった向上発展の規定を正確に決め、それ以上の国への侵略を止めることに成功し、疲れきった顔に少しの安堵を見せていました。
それからの私は、この国は奴隷会社によってどれだけの影響があるのかを様々視点から調べることにしたのです。
国の姫としての視点から、国民の視点、貴族の視点、時には奴隷会社に視察しその視点からも調べました。
私は様々な事を知りました、この私の住んでいる国は奴隷会社によって成り立っている事、他国に奴隷の国として知られている事、奴隷がどのように売買されているかなど、知れば知るほど気分が悪くなっていったのでした。
そして数年がたったある日、私は奴隷会社の様々な違法性を調べようと独自に奴隷会社を調べていた時、奴隷になる筈の大量の人間が輸送中に奪われた話を聞いた、その数は約400人、そんな人数を開放して隣国のデリルで難民だったものを更生させたという事でした。
私はその時、奴隷を快く思っていない人がその者達を助けたのだと思い、助かった人達への安堵と奴隷会社による損害でこの国はどれだけの被害が出るのかと言う不安があったのです。
その不安で、私がこの国にどれだけ奴隷会社が国に影響を及ぼすか分かっていた事に再確認にして、気分が悪くなってしまったのでした。
結局被害による影響は最小で収まり、奴隷会社はいつものように機能している毎日が続いていたのです。
それから半年がたった後、この国にギルド新設要請が届きました。
この国は、ギルドが一つもありませんでした。
私の所にもその情報が入り、こんな奴隷商売が主な国に何故ギルドを新設するのか疑問だったので、一度詳細を調べる事にしたのです。
新設者のギルドマスターは田中忠則。
忠則と言う男の事を調べてみるとデリルの大会で優勝した男性でした、出身国や何処の民族か全く分からず謎ばかりでした。
副ギルドマスターの黒野迅と言う男も忠則と言う男性も同様、全く情報がつかめませんでした。
そして、私は半年前の大会と、その後に起きた奴隷解放事件に何故か関連性があるのではと思わずには居られませんでした。
私は、謎の多いギルドに一般人に変装し忍んで視察を開始したのです。
そこで見たのは別の世界でした。
そのギルドは私の想像とは違ったのです。
私はギルドというものは自分の戦歴などを豪語するものや、様々な武器やアイテムを自慢するものや、一人一人独特な雰囲気を持った怖いイメージを持っていました。
でもそれを完全に裏切ってくれました。
まず目に入ったのが私より少し背の低い少年と少女達でした。
最初は来た場所を間違えてしまったと思いました。
ですが、受付には依頼受付というギルドの立て札や掲示板に表示されている依頼内容の広告を見つけギルドに居る事を確認出たのです。
少年少女達はギルドメンバーでした。
少し大きめな様々な防具や武器を装備して、グループを形成し作戦や何かの会話をしていたり、次の依頼は何にするかを考えていたりしていました。
一つ私の知っている国民と違う事はその目でした。
その目は輝いていました、ですが子供独特の好奇心から出る輝きだけとは違ったのです。
その目は好奇心だけでなく、そこには強い意志や決意という思いが込められていたのです。
この時、私は初めて見たその者達の目で何故か全身が震えあがったのです。
私の知っている国民は、いつも生きることに必死でした。
国民は毎日を必死に生きてはいましたが希望など無く、目は輝いてはいませんでした。
私は思いました、何故こんなに真剣にそして希望を持って生きていられるのだろうと。
それは私が興味を持たずにはいられない場所になっていました。
このギルドはこの国を変えてくれるのではないか、そんな思いすら巡って来たのでした。
私はその後、何度もこのギルドを訪れるようになりました。
そして、私は知ることになったのです。
これからこの国が変わっていく歴史を垣間見ることになったのです。
国のお姫様視点の物語でございます。
女性視点は難しいのです。
女性の気持ちは全く分からない作者ですが、どうか見捨てないでください。




