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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
第一章 ~小説の世界で~
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第一章 01話

俺、黒野 迅くろのじんはとてもファンタジーが好きだ。

小学校のころから指輪物語やダレンシャンを読んでいた。

難しかったので理解できないところを親に聞きながら読んでいたし、ハリー・ポッターは何回も読み返した、それに他にも手当たり次第にファンタジー小説を読みあさっていた。

そんな俺は中学のころインターネットでネット小説サイトを発見する。

そこには同年代の子供や大人まで色々な人達が物語を作っていた。

恋愛、ファンタジー、SF、コメディ、様々な小説に俺は衝撃的だった。

結構人気に俺も好きだったのは主人公がいきなり異世界に召喚されて勇者になるような物語。

今では珍しくなんてない異世界召喚物。

そんな物語の主人公に憧れていたし、俺もそんな冒険がしたいと思った。


まぁ正直こんな話はどうでもいい、俺は何が言いたいかと言うと異世界召喚物は光や闇なんかに覆われて草原とかお城とか魔法陣の上なんて所に突如現れるのが良い。

いつものように小説投稿サイトにログインして更新されたはずの「The earth without the end」を読むためにカースルを合わせてクリックと同時にウィンドウズ画面が切り換わるはずが視界に入るもの全てが変わり、座っていた椅子が無くなり尻を打って蹲るという状況。

こんな始まりは情けなさすぎる。


煮え切らない気持ちをどうにか抑えて、まぁもう過ぎた事は仕方ないと自分の尻をさすりながら立ち上がり現状把握をする。

正直、今この現状を見ても何が起きているか全然わからないし、少なからず混乱しているが、そんなことより自分の情けなさと突然の痛みで、色々どうでもよくなってしまっていた。




黒野は直ぐに気を取り直して周りを見渡した。


まず目に付いたのは俺以外にも突然召喚されたと思われる人達がいた事だ。

携帯を持っていた様な姿勢で現状を理解できず、固まってしまっている人や、目を擦って何度も見間違えていないか確認する人。

そして、俺と同じ様に椅子から落ちて涙目の人達が多数いた事に、自分だけで無かった安心感と、自分がこの中の一人と思うとなんとも言えない気持ちになっていた。


通常、この様な非日常的な状況にさらされたら混乱やパニックを起こしたりするものだろう。

そして周囲にはすでに数人が動揺を隠しきれず混乱しているような症状が見られていた。

そして混乱は混乱を呼びパニックに陥る。


では何故黒野はその数人と同様に混乱せず状況把握に勤める事が出来たのだろうか?

それは意外にも単純で恥ずかしいものだった。

中学生の頃、黒野はこの様な状況に陥った時にどうすれば良いかとても真剣に考え、一人で色々な想像をし、その対策を全てノートに書き記し、イメージトレーニングを訳2年間も行っていたのだ。


・・・いわゆる中二病だった。


その為、黒野は冷静でいるわけでは無かったし、少なからず動揺もしていたが、対策は出来ていたし、過去の黒歴史が蘇り、恥ずかしくて周りの様に混乱できずにいた。


黒野は恥ずかしさや動揺を無理矢理振り払い、周りの混乱に巻き込まれてしまう前に今の状況を理解する事を最優先事項に置いた。

周りのあらゆる情報を集めようと、混乱を避けるため、少し離れたところに移動し、思考する。




教会か?

いや、学校の体育館の様な広さで椅子は並べられてはいないし、正面には、十字架は無い。

だが天使の様な羽が生えた女性のガラス絵が飾ってあり、そこからもれてくる光は教会の様な神聖なものを感じさせている。


そして、服装が変わっていた事に今になって気づいた。

自分はジーパンにTシャツと適当な格好だったはずが、ゆったりした短パンに布巻いたような服を着ていた。

多分この国民の服装か民族衣装なのだろう。


服装が変わったおかげでジーパンのポケットに入っていたはずの携帯と財布が無くなった事が不安になったが、この世界ではただの金属の塊と、紙にしかならないと考え、諦めた。


周囲の情報と自身の状況を整理して一つの仮定を作る。

だが、いつもの癖で眼鏡の位置を直そうとした時、眼鏡が無い事に気づいた。

多分眼鏡は身につけていた物なので携帯や、財布のように無くなってしまっていた。


・・・待て、おかしいだろ、視力が戻っている?


いや、戻っていたと言う表現は間違っているかもしれない、見え方があり得ない。

今、俺は教会らしい場所の入り口付近に立っているのに、ここからだいたい50m先にある向かい側のガラス絵に付いている汚れや、傷まで見えているし。

身体能力が日本にいる時より向上しているかもしれないな。


少しの間、どれだけの能力向上が見られるか試して見ようかと考えたが、その前に状況を理解する事を最優先にしていた事を自分に言い聞かし、能力向上も一つの情報とした。


「やっぱり、そうだよな・・・」

答えを見つけるまでの時間はほとんどかからなかったし本当はわかっていた。

でも、情報整理という過程を行った事で冷静になるのは正解だった。

仮定が正解だったと言う確信が得られた。




この世界は小説投稿サイト「小説家になろう」の人気小説。

「The earth without the end」の世界だ。


誤字脱字があったらご報告お願いします。

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