第一章 24話
何とか番外編的なものを書き上げようと奮闘中です。
正直第一章の終りまでの話は自分の中でイメージと違う出来になってしまいました。
まぁ自分の中で一章の終わりだけは満足できたので良かったかなと自己満足野郎になってしまった作者です。
ですが、めげずにこれからもお付き合いお願いします!
クレマンから国直属の騎士に任命され1週間後。
遂に黒野達は動き出した。
「私は数日前、奴隷会社に一通の撤退命令通知をだした、これは無条件撤退ではあるが、撤退したものの身分や生活を保障するものだ」
黒野はギルドに集まった騎士となったギルド専属メンバーの前で大きく宣言する。
「その結果、撤退数は4割、基本的に生活上仕方なくこの会社に勤めていたものは既に居ない、残るものは私達に敵対するものだけだ」
メンバーは力強く黒野を見つめていた、黒野の言葉を聞き逃さないように一つ一つをしっかりと頭に入れていた。
「全て条件は整った、これから私たちはスレイブタウンにある奴隷会社を殲滅する!」
黒野が宣言すると、今まで待ち望んでいたメンバーが、大きく声を上げた。
その様子を見て黒野は言葉を更に付け加える。
「だが、良いか、これは復讐じゃない、救出だ、今まで奴隷として扱われていた人達への希望になるのだ、決して恨みや憎悪で動いてはいけない、俺達は救出者なのだ」
メンバー達はちゃんと黒野の言葉を聞いていた、自分は助けるのだ、いつか自分が助けてもらった時のように、自分達が今度は助ける番なのだと。
その事を再確認したメンバーは言葉を止めた黒野の後に大歓声を上げた。
日が真上に上がった頃、黒野は門の前に現れた。
スレイブタウンの門で黒野は門番の2人に挨拶をする。
「今日、この街にある奴隷会社を摘発し、活動停止を宣言しに来ました、潔くこの門を開き投稿してください」
「貴様が、馬鹿な事を抜かす輩か、お前達のせいで従業員の人数が一気に減ったのだ、この始末どう付けてくれる」
「話を聞かない人ですね、まぁその始末を付けに来たんですよ、早く門を開けてください」
そう、黒野が言うと門番が槍を突き付けて黒野に威嚇をする。
「それ以上減らず口をたたくな、もう良い、こいつを牢屋につれていくぞ」
「早くその金属製の槍を話した方が良いですよ」
「この状況で良くそんな口を利けるな、お前はもう奴隷決定だな」
「もう、この国で奴隷は作らせない」
奴隷と言う言葉を聞いた黒野はスイッチの入ったように怒りをあらわにした。
黒野は突き付けられた槍を手で押さえ、その槍を止めるように魔法陣を描いた。
「な、こいつ魔法使いか!」
門番が魔法陣に気がついた時には遅かった、槍にはスタンガンレベルの電流が既に流れていた。
門番の男2人は気絶して門の横に倒れた。
「はぁ、結局門が開かなかったの?」
「すまない、ちょっと冷静に対処できなかった」
あかりが少し後ろから現れてため息をついた。
「まぁ開かないなら仕方ねぇ、俺がぶち破いてやるよ」
「本当は音がデカイからそれは止めたかったんだけどな」
「黒野がちゃんと門を開けてくれないからいけないのよ」
あかりが俺に不満をぶつけるとドガンと大きな音と共に門が壊れた。
「よっしゃ、一発でぶっ壊せたぜ!」
「いつ見ても、たー君は規格外よね」
そう、門は木製だが忠則の身長の3倍もある大きな門だったのだ。
忠則の大剣は、大会時より更に大きく頑丈な物になっていた、もう黒野は持ち上げる事すら不可能なその大剣は美しく存在感を放っていた。
「さて、門を壊したのはいいがやはり、待っていたようだぜ」
「そのようだね、メンバーが来るのは後10分後位だから、その間に戦意喪失させておこう」
門を壊した無効に警備には多すぎる人数の武装した集団が勢ぞろいしていた。
その人数は門の周りだけで300はいるだろうか、黒野はその姿を見ると戦闘準備を始めた。
「忠則、3分時間をくれ、それでこの人数なら何とかなる」
「いや、これだけなら5分位楽勝だぜ」
そんな事を2人で話していると大量の弓矢が飛んできた。
「やべ、俺達を生かす気ねぇぞこれ」
「危ないわ、離れてて、天使の翼」
そう言うとあかりは白い羽を俺達の頭上に広げた。
あかりは、回復魔術以外に防御魔術も覚えていた。
その防御力は最大でドラゴンの息吹すら防ぐレベルまで成長していた。
「ありがとな、あかり、後は俺に任せろ」
弓を受けきった羽は消え、忠則は走り出した。
忠則の速さは、大会時のライオルを超えていた、この半年間、全ての攻撃に入る動作を一から鍛え直したのだ、時にはライオルの動きを真似て、更にそれに磨きをかけた。
そして、更に、魔物を一撃で仕留めるため、様々な剣技を覚え、それにアレンジを加えた。
忠則は様々な技や動きを覚えるのは慣れていた、だが新しい技を作るとなると話は別だった。
「まだ、この技は形になってねぇ」
忠則は様々角度からの攻撃を避け次々と敵を切り崩していく。
剣技は忠則を急速に強くさせた、忠則は様々な剣士から技を盗み、自分が必要なものだけを厳選した。
更に自分なりの動きを加え、新しい技として忠則の体に刻んだ。
「閃光・・・」
それは初めて忠則が実践で使えるようになったオリジナル技。
地面を爆発的な力で蹴り、地面から少し離れた所を飛び、数m先の敵を瞬時に切りつける。
走る動作の無いその動きは低空飛行する燕の様な速さで敵を切りつける。
大きな身体が目にも止まらぬ速さで動き瞬時に切りつけられる。
敵はひたすら忠則の動きに翻弄されていた。
「よし、出来た、忠則今すぐ離れるんだ」
「了解だ!」
忠則は一気に後ろに跳んだ。
忠則に気を取られていた武装していた集団は大きな魔法陣を作り上げている男に気がついた。
「あれはマズイ、逃げろ!!」
一人が叫んだときには全体に根を張るように電撃が集団を襲った。
その後、倒れた集団は、立ちあがる事無く麻痺して動けなくなっていた。
「さて、ここの処理は任せるか」
「そうね、私はここで待っているは後はよろしく」
「あぁ子供達に早く来ないと何も出来ないぞって言っておいてくれ」
そう言って忠則と黒野は工場へ走り出した。
今回は修業後の3人の力を発揮したという形になりました。
そろそろ、皆強さがすごい事になって来ました。




