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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
序章 ~現代での生活~
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序章 下

まず俺達の『物語同好会』を語るについて話さないといけない事がある。

俺達がサークル活動を始めた理由なのでこれだけは外せないのだ。




ネット小説投稿サイ「小説家になろう!」に掲載されている、ヴェアリアス先生の小説。

「The earth without the end」(果ての無い大地)


この「The earth without the end 」は約10年前から続き、そしてその10年間ランキング上位から離れた事の無い長編小説。

この小説がここまで長くそして揺ぎ無い人気が続くのは理由がある。


1つ目に完成された世界観

オンラインゲームと同等、又はそれ以上に綿密に構成された世界。


2つ目に素人とは思えない表現力

挿絵一つない文章が漫画やアニメのように脳裏に再生される世界。


3つ目に様々な主人公

たとえ長編小説だと言え、毎回約9000文字の物語を、週に2日のペースで書き続けるヴェァリアス先生は単純計算で1年94万文字、10年で940万文字になる。

20万文字を長編小説1冊と計算しても47 冊。

この量だったらたとえ名作だと言われてもさすがに手は出せないだろうし内容に浮き沈みが出てきてしまう。

これを可能にしたのが1章ごとに完結される主人公達の物語。

最初はだれも思わなかっただろう。

一つの作品が綺麗に完結したと思ったら、次の週に全く同じ世界で、別のキャラが主人公としてほぼ同じ時系列で別の物語が始まるのだ。

どの物語から読んでも違和感もネタばれもない。

その一つ一つが優劣の出来ないような物語。

剣士、魔法使い、狩人、商人やメイドの物語でさえ、独立した完全な物語になっている。

そして物語が進むにつれて交差される主人公達や重要な人物も一つの楽しみにもなっているだろう。


「The earth without the end」はこの3つの要素が綺麗に詰まった作品なのだ。




なぜここまでこの「The earth without the end」について熱く語ると言うと。

俺たちは簡単に言うとこの小説のファンクラブみたいなものなのだ。


あかりがこの小説が好き過ぎて勝手に非公式ファンクラブHPを作成して同士を募ったのが始まり、当初は結構人気のHPとして軌道に乗っていた。

だがやはり思いつきで作った簡易HPなだけあって、訪問数は日に日に減り掲示板の書き込みも著しく低下していった。

俺とあかり、忠則はさすがに一緒に作った一人として週に2日ヴぇアリアス先生が更新する日曜日と水曜日は欠かさずチェックしていたし、数少ない常連さんと意見交換を繰り返していた。


ある日、あかりがまた思いつきの提案でオフ会をやろうと言いだして、掲示板で俺たちの周辺の同士を募った。

最初は日本三大都市とはいえ東京じゃないしそんな簡単に人が集まるわけないと思っていたが簡単に裏切られてしまった、なぜかとんとん拍子に日時が決まり、12月の寒い中俺たちの『物語同好会』が結成された。


それが俺達の『物語同好会』結成の物語。




あかりがサークル開始宣言をしたすぐ、さらにあかりが口を開く。


「ねぇねぇ、今回の物語は結構前作の物と比べて何か違ったよね?」

「そうだね、何かいつものように物語に引き込まれる力とか次回の期待度なんかは変わらないというより常に進化している気がするけど少し違和感があったかも」


俺たち『物語同好会』の活動は、実に簡単なものだ。

まず前日に更新された「The earth without the end」の感想、これからどうなるかについて意見交換や激論が繰り広げられる。

それが一通り落ち付いたら、自作小説の状況報告や今読んでる小説の感想や評価、感想文創作バトル何かを繰り広げたりする。


ちなみに俺とあかりと咲子ちゃんは自作小説や「The earth without the end」

の二次創作小説何かを書いていたりする。


忠則と直人は基本的に読む方専門、忠則なんかはバトル要素のあるファンタジー・SF限定で、直人は学園物や萌え系の物が多い。


「そうだったか?(小説家)だろ、俺はバトル要素があまり無くて物足りなさがあったがそんな事は無かったと思うけどな」

「まて、忠則、お前は基本的に主人公が戦士じゃないと物足りないとしか言わないじゃないか」

「やはり、小説を書くところを小説で表現するところや、全体的に舞台が自信の書斎だったのが違和感の原因ではないだろうか」

「そこは残念ながらあんたに賛成ね、いつもはどんな物語も他の国や町に行ったわ、だけど今回一回も他の国まで行っていないわ、国から出ても草原や小川までだもの」

「うーん、本当にそれだけなのかしら、何かもう一つある気がするのだけどなぁ」


そう今回の議題は今週連載終了した、第13章の小説家の物語についてだ。

会話の通り今回は少しだけ良く分からない違和感があった。

それは小説家という職業のため、バトルや他国との交流の機会が最も少ない作品になっていた。


この後も色々と議論を交わしたが途中で次の作品の主人公について話が移り変わり結局わからずじまいで終わった。

そして、次の主人公が誰かを、次の集会でドーナツをかけて今回のサークル活動は終了した。




このときは誰も賭けが無駄になるなんて思っていなかっただろう。


これで序章は終了します。


説明が多くてすみません。

このから異世界召喚物語の本格スタートです。

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