第一章 14話
今さらですけど、小説を書くのって難しいですね。
作家側に立って本当に実感しました。
いま、超スランプ中です。
まだ、書き貯めありますけど1週間持たないです・・・
最低でも第一章は毎日更新していきたいのですが。
なんとかこの危機を打破したいと思います。
俺達はデリルに向かう宣言をしてリーディアを旅立ち14日目の夜。
俺達三人は、リーディアで忠則の武器と防具を出来るだけ金を惜しみなく使って揃えていた。
「忠則、もうすぐデリルに到着予定だがそんなデカイ大剣扱えるのか?」
「あぁ本当はこれよりもう一回り大きいのが良かったんだが」
忠則は1mはある剣を振りながら答える。
忠則が剣を振るたびに俺とあかりに心地よい風が当たる。
「もうそろそろ、他の剣と同じように振り回せるようになって来たな」
「たー君って本当に規格外だわ・・・」
あかりが、忠則の馬鹿力に呆れながら答える。
当初、馬にうまく乗る事が出来なくて2日間位は徒歩と変わらない距離しか進めなかった俺達は、この14日間で馬を乗りこなす事が出来るようになった。
さらに旅の途中、低級魔物のウルフ達に遭遇したが、忠則の大剣一振りで一掃するという何とも初めての冒険とは言えない乗り越え方をした。
そして3人は問題なくこの日まで旅を終える事が出来た。
そのため俺とあかりは動きやすい適度な装備と安物の小さな杖を装備しているが全く使う機会が無く、安心と物足りなさとで妙な気持ちだった。
「まぁこの世界は危険な森や砂漠はある程度分かっているし、そんな場所は、馬すら近寄らないからな」
「そうね、小説内でも国と国の間の草原や大地は比較的に低級魔族しかいない事が多かったわ」
俺達は、小説内の地図や、危険区域はある程度頭に入っているため、いきなりドラゴンやデーモン等の上級魔族に遭遇する危険性は低い。
「さぁそろそろ、食料も尽きてきたし、予定では明日には到着する予定だよ」
「じゃあ、そろそろ寝ましょう、日本では夜型なのにこの世界に来てから規則正しい生活になったわ」
「そうだね、じゃあそろそろ2人ともテントに戻って、火を消すよ」
そう言って俺は2人がテントに戻ったのを確認してテントを囲むように地面に描いた魔法陣の炎を最小化し、自分のテントに戻る前に日課になった特訓を始める。
俺はこの14日間で魔法の制御は向上した。
簡易魔法陣構築も杖を数回振るだけで外部に描く事が出来るようになったし、魔力放出もスムーズに行えるようになり、身体に魔力があるという認識が常に出来る様になった。
そして一番の成功はイメージする力だ、イメージとは想像力とそれを信じる力だ。
俺はこの世界の魔法の練習で、この問題がとても苦しかった、イメージしているつもりが、魔力を注いでも脳内部や外部に描かれた魔法陣は全く反応を見せない。
それは、この旅を始めた当初も何度も起こった障害だった。
イメージは常に出来ていた、だがそれを信じきれていなかったのだ、これをクリアするには、地球という魔法の無い世界では、魔法を信じると言うのは、小学生の低学年までだ。
その固定概念を打ち砕くのはとても難しかった。
馬に乗っている間、常に火、水、風の基本魔法をイメージし続けていた。
寝る前は外に出て世界と繋がっているという、事を実際に身体と脳に実感させた。
夜の特訓は効果があった。
身体の魔力が、世界が放つ魔力と繋がっていたのだ。
この時、魔力がどのように世界に影響を及ぼしているのか理論は証明できなくても、身体が理解したのだ。
それからは、魔力の量と魔法陣とイメージが完全に一致した。
まだ、魔力放出量と魔法陣の構築技術や応用術の面において改善するべき点と問題点は様々あるが、これは俺にとって最大の一歩だった。
「これならいける・・・」
核心はあった、いまだに、基本魔法の火、水、風の三種しか使用できないが、後1ヶ月程度あれば、土、雷の中級魔法は扱えるだろう。
そしていつものように夜の特訓を終えてテントに戻り眠りについた。
朝起きて、3人は馬に乗り昼ごろに目的地デリルに到着する。
「やっと着いたな、早く美味しい飯を食いたい、流石に森の果物と干し肉には飽きたぜ」
「そうね、私も早く身体を洗いたいわ」
「じゃあまず、宿を探して解散しよう、俺は少しやっておきたい事があるから」
そう言って俺達は適当な宿を探し、荷物を置いて解散する。
俺は、まず奴隷商人の行方を探った。
忠則には酒場で聞いておいてくれと頼んだので、俺はこの国の大手ギルドから聞き込みを開始した。
俺の予想は的中していた。
奴隷商人は一昨日に、リーディアでこの国の大会目的の連中を安値で大勢引き連れてこの国にやって来ていた。
だがそれらしい集団が見えない、多分、奴隷商人をこの国の協力者が匿っているのだろう。
俺の予想が正しければ奴隷商人は、大会までこの国に滞在しているだろう。
この国の大会は知名度が高い、ランクAまでの上限があるもののこの大会で毎年大物の新人が大量に排出される。
そのため、大会が終わるまで、ギルドのメンバーや旅人、冒険者はこの国を出る事は無い。
「一応、いつこの国を発つかわかるように手を打っておく必要があるな」
俺はギルドに奴隷商人らしき集団がいたら報告するようにという簡易依頼を申し込む。
流石に、500人近い集団を隠れて引き連れるのは不可能だ。
「よし、これで大会に打ち込めるな、これからは忠則には頑張ってもらわないといけない」
正直、自分がその舞台に立てたらどれだけ嬉しいだろうか考えたが、これは俺の役目ではないと切り替える。
俺は俺の物語を最高の形で描いていけばいいのだ。
「よし、俺も早く宿に戻って特訓しないといけない」
自分の可能性を信じて黒野は宿に戻る。
黒野君に成長の兆しです。
そして忠則君が規格外の強さを発揮しています。
主人公じゃない忠則君チートっぽくなってしまいました。
それでもめげない黒野君を応援してやってください。




