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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
第一章 ~小説の世界で~
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第一章 10話

この小説をお気に入り登録してくださった読者様ありがとうございます。

皆様のおかげで諦めずに投稿し続ける事が出来ています。


今、自分の文章作成能力の低さに悶絶しながら少しずつ書き貯めを作っています。

そしてあまり確認しないで投稿しているので誤字があるかもしれません。

宿に到着して2つ部屋を取り、各々寝る準備をする。

風呂に入ったり、飯を食ったり、体を休め、一つの部屋に3人が集まる。


「まず聞いて欲しい事が幾つかある」


黒野が口を開く、そして、10日間のアルバイトで起きた事を少しずつ話し始めた。


「この異世界召喚と大量召喚の混乱を抑える精神魔法か、相当な魔法使いの仕業なのね」

「まだ確定は出来ないが、俺の師匠はその可能性が高いと言っていたよ」

「俺らの異変が分かったって事からしても相当な魔法使いってことだよな」

「あぁ色々な意味ですごい師匠だよ」


特に外見とキャラがとは言えなかった。

そこであかりが疑問をぶつける。


「でも、私達の事って話してよかったのかしら?」

「本当は黙っているつもりだったさ、でも見破られてたんだ、それに話さないと魔法を教えないって言われたからどうしようもなかったのさ」

「黒野は初代主人公の剣士より2代魔法使いの方が好きだったよな」

「じゃあ黒野はもう魔法を使えるの?」

「あぁまだ基礎しかわからないけどね」


すると黒野は、目を瞑り頭の中で炎をイメージする。

まだ魔法を習って数日の黒野は体内の魔力を放出する機能が発達していない。

そのため、1つの魔法を唱えるため数十秒のはっきりとしたイメージと頭の中で魔法陣を描かなければならない。

頭の中でイメージを完成させ、魔法陣を一定の法則に沿って描く。

この世界の魔法には詠唱はいらない、魔力とイメージ、それにあった正確な魔法陣で構成される。

黒野が集中して1分経過した時、黒野の掌に自身の握りこぶし程度の炎が発せられた。


「すごい、本当に使えるのね」

「魔法こそファンタジーの定番だしな、さらに異世界に来た事を実感させられたぜ」

「でも、まだ魔法発動にこれだけの時間が掛かるんだ、実践には使えそうにない」

「まだこの世界に来て1カ月もたってないんだから、当たり前じゃない、逆にこの期間で炎や雷バンバン発動出来たらチートそのものじゃない」

「あかりの言うとおりだな、俺らにはまだ時間がある、明日俺らが魔王と戦う訳じゃないさ、無理をして倒れるなよ」


俺を心配する2人、多分相当辛そうな顔をしているのだろう。

この世界が小説の時から魔法はそう簡単に出来るものではなかったのだ。

2代の主人公の魔法使いだって、魔法習得に1週間かけて基本属性魔法を習得した。

俺は魔力の開放の仕方に戸惑って一昨日の8日目まで何もできなかった。

更に常にイメージし続ける、集中力と魔法陣の構成の演算力。

初めて小さな火種が出来た時、意識が飛びそのままぶっ倒れてしまったのを覚えている。

だがこの世界は魔法陣の基礎構成と応用の仕方さえわかれば後は魔力の開放の仕方とイメージで様々な自作魔法が可能なのだ。


「これから、毎日練習が必要だ、このくらいの魔法はタイムラグ無しで発動できないと」

「そうね、私も黒野に負けられないわね」

「なんだ?あかりも魔法を覚えたのか?」


忠則が疑問を問いかける。


「いいえ、私は魔法と少し違うわね」


そう言ってあかりも10日間の出来事を掻い摘んで話す。

戦争後の病院の悲惨さとそこで出会った白魔道士の人たち。

白魔道士の使う白魔術は魔法とは異なる所がある。

一番の違いは、魔力の使い方だ

魔法発動は自身の魔力を使うが、白魔術は自分の周りの魔力を使用する。

そのため、魔力不足や魔力の枯渇による死を気にすることなく持続的に発動する事が可能である。

だが、魔術は世界と術式を固定し、自分と世界を繋げて魔力を術式に供給し続けなければならないためその場から離れる事が出来ない。


「だから、回復は出来るけど2人には守ってもらわないといけなくなるの」

「それなら任せておけ、俺はこの10日間ただひたすら戦い続けていたからな」

「皆、アルバイトじゃないな」


3人は笑いながら確信する。

これで、冒険の準備は整ったと。


「次の問題は佐藤兄弟ね、あの2人なら大丈夫だと思うけど」

「黒野の師匠が言うには魔法範囲からいってこの国のどこかで召喚されたんだろ?」

「あぁ師匠は外に出ていなければこの国の何処かにいると言っていたよ」


黒野は師匠の言葉を思い出して答える。


「じゃあ一度、また黒野の師匠に聞いてみない?」

「え?」

「おう、良いなぁそれ、まだ俺も本当の魔法使いを見てないし、相当な力の持ち主なんだろ?」


あの師匠はマズイ、特に外見が、そしてその後想像される2人の俺への視線が。

何としても2人を止めないと・・・


「いや、その、なんだ?まぁ良いじゃないか、これからは3人で頑張ろうじゃないか!」

「「黒野、何かを隠してる」」

「う・・・いやそんな事あるわけないだろ、俺達の仲じゃないか」

「黒野って初めてあった時から嘘は苦手ね」

「・・・・・・・」


終わった、この後想像される2人の視線が俺を殺す。

絶望的な気持ちで宿のベッドで眠る黒野だった。


黒野のキャラが決まって来た・・・。

あまり嬉しくない方向になってしまったけど。


頑張れ黒野。

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