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イン・ザ・ファンタジーノベル  作者: kurora
序章 ~現代での生活~
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序章 上

今回あらすじに書かれている内容の「小説家になろう!」はこの小説投稿サイト「小説家になろう」をイメージして書かれたものです。

「The earth without the end(果ての無い大地)」

何て小説はありませんし、その小説を書いた作家さんもいません。

一応こちらで確認しましたが、該当するものや、同一人物がいましたら報告ください。

存在していた場合、小説名、作家名を早急に変更いたします。

この小説は完全に独立された物語として始まります。


頑張りますので、よろしくお願いします。


21世紀が始まり数年がたった6月、日差しが強くなってきた月曜日。

大学の講義が終わってレポートを提出して大学を出る。

電車に乗り揺られること30分。


俺は毎週月曜日と木曜日、駅近くのドーナツ店で待ち合わせをする。

いきなりだが、ここのドーナツは食べ飽きてしまっている。

そりゃ週2でここを利用してるし、それも約1年半も続いていたらあのエンゼルフレンチでさえ飽きてしまうのは仕方ないと思う。

だからここ最近はドーナツ店なのにコーヒーしか頼まないので喫茶店の方が良いんじゃないか?と交渉しいるんだけどことごとく却下されてしまう。


黒野くろの、今日遅いわね」


と、奥の席から三つ編み丸メガネの声が聞こえる。


「ん?なんか悪意のある説明をされた気がするんだけど」

「気のせいだ、君は文学少女の鏡だよ」

「なんか釈然としないけど、良い事言ってくれるじゃない」


この今では珍しい三つ編み丸メガネこと宮本みやもとあかり、俺の交渉を却下し続ける張本人だ。

この約2年間欠かさず、週2日ドーナツを3個も食べ続けてダイエットしないとやばいわ、とか馬鹿な事を言っている、同じ大学の大学3年、俺と同じ年の21歳。


「今日中にレポートを提出しときたくてね」

「え、もう提出しちゃったの、写させてくれる約束は?」

「そんな約束はしてない、それにレポート写すと俺まで評価下がるんだ、そんな自滅行為するか」

「そんなぁ、私に単位を落とせって言うの~」

「いや、自分でやればいいだけだろ」

「待ってよ、私に物語以外の文章を書けって言うの?鬼、悪魔」

「たかがレポート作成がどれだけ苦痛なんだよ・・・」


そんなくだらない会話を続けていると身長190cm以上もある大きい男が肉まんを何のか買って入ってくる。


「たー君は、いつ見ても大きいわね、入って来て直ぐにたー君ってわかるわ」

「そうだな、俺はいつも大きいぞ、毎日トレーニングを欠かさないからな」

「トレーニングを欠かさないとそんなに大きくなるのね」

「まて、その理論だと、大抵の体育会系の人間は2m近くになるぞ」

「それは怖ぇなぁ、俺の大学皆2m超えるやつばかりになるな」


と軽快に笑いながら俺の隣に座るたー君こと田中たなた 忠則ただのり

こいつは、昔同じ高校出身で、体育学科のある大学に行った、元同級生。

柔道や剣道、ボクシングなんかを手当たり次第に手を付けては中途半端に強くなって飽きてしまう、もったいない奴。

本人曰く、どれも県大会優勝レベルまでは成長出来るが、コーチや先生に認められて期待されるとやる気をなくしてしまうらしい。

そのくせ、強くなりたいらしく今では、テコンドーと少林寺を経て空手に至っている。

俺は一度なぜそんなに強くなりたいのか聞いてみた時があったが、


「だってよ、いつ異世界に飛ばされて勇者として駆り出されるかわからんだろ」


当たり前だろ?と首をかしげながら言いやがる正真正銘の中二病の馬鹿。

だけど、こういう性格の奴が、漫画やゲームのファンタジーの主人公になるんだろうなと、思う俺もいて、まだ俺も中二病を完治していないなと苦笑いをした事を覚えている。


その後、少しの間、あかりがレポート用紙とにらめっこしていたり、忠則が早くも4つ目の肉まんに手を出した時にうるさい声が聞こえる。


「あんたが、あんなラノベを買うか買わないかであんなに悩んでるからこんなに遅くなったんでしょ」

「待つんだ、○○先生の作品に対して、あんなとはどういうことだ、本当は迷わず買いたいところだが、私には資金に制限があるんだ、たとえどんな名作だからと言って全て購入できるわけがない、だから悩むのは仕方ない事だろう」

「うるさいわね、あんな学園物のありきたいな萌え小説の何処が面白いんだか」

「な、咲子、何て事を言うのだ、○○先生の作品を侮辱するなんて、そもそも○○先生の作品は・・・・」

「あ~もう、そんな話はどうでもいいのよ、あんたのせいで遅れたんだから責任とっておごってよね」

「いや、待て、私には資金が、それに最後まで店から出なかったのはあんな腐女子小説に悩んでいた咲子じゃないか」

「う・・・、元はと言えばアニメイトの前で待ち合わせしようって言うあんたが悪いんでしょ」

「何という責任転換だ、それに実の兄に対してあんたは無いぞ、ツンデレキャラの妹は定番だが、お前は一向にデレ期が来ない、そろそろお兄ちゃんと呼んだらどうだ」

「キモい、もういいわよ、あんたなんかと一緒に来た私がバカだったのよ」


と、ドーナツとジュースを先に選んで兄から離れる様にこっちに向かってくる。


「今日も仲が良いね、咲子ちゃんは」

「今の会話を聞いて何処に仲が良い要素があるんですかあかり先輩」

「うーん、全部だよ、仲良しな兄妹にしか見えないわ」

「あかり先輩は、色々知っていますけどそれだけは間違っていますよ」

「そうかしら」

「そうですよ」


と、あかりがにこにことしていると遅れて兄がコーヒーを持って向かってくる。


「遅れてすみません、ちょっと究極の選択に悩まされていて」

「そうね、聞いていたわ、とても大変だったのね、直人君」

「はいとても苦しく辛い戦いでした」


さっきまで言い争いをしていた二人は、

佐藤さとう 咲子さきこ佐藤さとう 直人なおと

咲子は高校2年で直人は大学1年で俺らの違う学校。

ネットから知り合った、このドーナツ店で行われるサークルのメンバーで、仲の良い兄妹。


「さて今日も皆集まった事だし始めましょうか」


そして今日も始まる俺たちのサークル活動『物語同好会』


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