表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

あーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 46話 お休みの過ごし方

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。






池図女学院部室棟、あーかい部部室。




『あれぇ?開いてる……。』




日曜日。

白ちゃんが1人、部室で波打ち際に打ち上げられた小魚のように机に上半身を横たえていると、きはだがドアを開けて入ってきた。




「……きはだちゃん?」


「白ちゃんだぁ。」


「今日、日曜だけど……。」


「社畜を見に来た。」


「お前を社畜にしてやろうかぁ……!」


「お前『も』、じゃないのぉ?」


「フッフッフッフ……。」


「帰るかぁ。」


「いや何しに来たのよ。」


「だって今日の白ちゃんめんどくさそうなんだもん。」


「めんどくさくないわよ?」


「じゃあ何言おうとしてたのぉ?」


「残念だったわねぇ……。今日の私は単に電気代節約のために第二の根城と化したこの部室でダラダラしているだけだぁぁあ……ッ!!」


「……。」


「……って。」


「帰ろ


「えぇぇぇえ構ってよぉぉ暇過ぎる〜!」


「きはだちゃんは白ちゃん程暇じゃないのさ。」


「なおさら何しに来たのよ。」


「……社畜ウォッチング。」


「おい。」


「はぁぁ……。じゃあ部活、するぅ?」


「する〜♪」


「帰りた……。」


「おい。」




日曜日だけど活動開始。




「白ちゃんは電気代節約って言ってたけどさぁ、毎週ここに来てるのぉ?」


「そんなわけないじゃない。いつもいるって思われたら面倒ごと押し付けられちゃうし。」


「じゃあここにいない日は〜?」


「お部屋でシオマネキしてる。」


「うわぁ生臭




白ちゃんの手のひらがきはだの視界を覆い、指がこめかみに食い込んだ。




「あばばばば……!?」






「シオマネキは例えよた、と、え!」


「でもお部屋に塩置いてるんだよねぇ?」


「置いてるわね〜、袋入りのやつ。」


「お化け怖いのぉ?」


「丸腰ならね。」


「おお怖っ……。」


「そういうきはだちゃんは普段お休みの日何してるの?」


「お掃除とかお料理とかかなぁ。」


「く……ッ!」


「張り合うだけ虚しいよぉ……?」


「で……、でも私はたまにお仕事してるし!?うんうん!社会回してて偉い偉い!」


「……本当は?」


「お仕事やだぁぁぁぁあ!!」




白ちゃんは台パンした。




「……ねえ?話題変えましょう?話題。」


「きはだちゃんはまだまだ(たの)しめるぞ?」


「私は楽しめないのよ。」


「しょうがないなぁ……。じゃあ、白ちゃんは探偵とか憧れるぅ?」


「探偵?また唐突ね。」


「社畜のお話に戻しても良いんだよぉ?」


「業としての探偵はともかく、探偵事務所は持ってみたいわよね〜。」


「めっっちゃ食いつくぅ……。」


「こういう部室もいいけど、おっきな窓から日差しを浴びて、ソファーのある部屋で優雅に熱いコーヒーを頂いてみたいものよねぇ……。」


「探偵関係なくない?」


「それはそう……っ!」


「うわぁ潔い。」


「きはだちゃんは?」


「わたしはもうお腹いっぱいだなぁ……。」


「やってたの?」


「きはだちゃん、よその揉め事に進んで首突っ込むのはごめんだなぁ〜。」


「じゃあなんで探偵話題にしたのよ……。」


「なんとなく。」


「えぇぇ……。」


「あ、でもアレはやってみたい。」


「アレ?」


「白ちゃんで腹話術するの。」


「なんで私使うのよ……!?」


「んでもって教頭先生に『まぁだわからないのかしらお、ば、か、さん♪』とか言ってみたい。」


「やめて永眠しちゃう。」


「もう一回推理できてお得だねぇ?」


「犯罪教唆は立派な罪状なのよ……。」


「おお〜、今の頭良さそう。」


「『良さそう』じゃなくて『良い』のよ私は。」


「頭良いのぉ?」


「ええ。」


「じゃあ頭の良い白ちゃんは資格の勉強とかしないのぉ?」


「もう養護教諭だからいいの……!」


「もっと勉強して博士枠になろうよぉ?」


「なってどうすんのよ……。」


「犯人逮捕に使える謎に殺傷能力の高い発明を…………、まてよ?」


「?」


「……博士が殴るのが1番早いかぁ。」


「おい。」








あーかい部!(4)




きはだ:投稿してないけど集まれ〜


ひいろ:なんだよ


あさぎ:おやすみ


白ちゃん:まだ午前中なんだけど

きはだ:集まったみたいだからあとは任せるねぇ


ひいろ:いや、なんなんだよ!?


白ちゃん:暇すぎるから構ってちょうだい♪


ひいろ:えぇぇ……


きはだ:見ろ。絞りカスだ


白ちゃん:誰が絞りカスよ!


ひいろ:ワタシもあまり暇じゃないんだが


きはだ:とか言ってみどり先輩の隣で受付してるんだろう?


ひいろ:あんまり客来てないけどな


白ちゃん:みどりちゃん家、大丈夫かしら?


ひいろ:平日の方が混んでるから大丈夫だ

ひいろ:それより自分の心配をしてくれ


白ちゃん:うっさいわね


きはだ:えいやっ


ひいろ:なんだ?


きはだ:投稿かんりょ〜


ひいろ:もしかして今部室にいるのか?


白ちゃん:そうなのよ、社畜ウォッチングだ〜なんて言っちゃって

白ちゃん:人のこと言えないわよねえ?


ひいろ:好きにしてくれ


あさぎ:あれ?まだやってたの?


きはだ:お目覚めの気分はどうだい?


あさぎ:眠い


白ちゃん:外の空気でも吸ってきたら?


きはだ:かくいう養護教諭は今部室で淀んだ空気を吸ってますぜ


白ちゃん:ちゃんと換気したでしょ


きはだ:誰がぁ?


白ちゃん:きはだちゃんが


ひいろ:換気はちゃんとした方がいいぞ?


あさぎ:湿気は大敵だからね


きはだ:ほらほらぁ、蚊取り線香箱買いしてるあさぎちゃんもこう言ってますぜ?


白ちゃん:それは特殊ケースでしょ


きはだ:おっと、そろそろ時間だから失礼するよ


白ちゃん:何かあるの?


あさぎ:ほしゅう?


ひいろ:あさぎじゃあるまいし


あさぎ:だね


白ちゃん:あさぎちゃんまだ寝ぼけてるわね


あさぎ:おやすみ


ひいろ:良い夢みろよ?


白ちゃん:起きなさいよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ