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【完結】無属性魔法使い〈番外編追加〉  作者: クソラノベ量産機
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第74話 戦士の部

第二章は第26話からです。

第三章は第46話からです。

第四章は第66話からです。


夏バテで頭が可笑しくなりそう。

では、引き続き無属性魔法使いをお楽しみください。

 俺達は昼に開催される戦士の部を観戦する為、観客席へと移動していた。


「そろそろシェス……、シェリーの出場する戦士の部が始まる頃だな。」


「アルベルト様の予選中に戦士の部の対戦表を配られたわよ。 シェスカは第一試合ね。」


俺はエリーシャの隣に座り、戦士の部の第一試合が始まるまで待っている間トレーシィが何かを食べている事に気付く。


「なあ、トレーシィそれ何だ?」


「ポップコーンって言ってたかな? アルも食べる?」


「ああ、少し貰おうかな。」


トレーシィからポップコーンを少し分けてもらい、第一試合が始まるのを待った。


そして、10分が経つと舞台の中央に司会者が立ち挨拶を始める。


「長らく、お待たせ致しました! これより、戦士の部による第一試合を始めたく存じます! 対戦者は舞台へとお上がりください!」


その言葉でシェスカ姫と難いの良い強面の男が舞台へあがる。


「何だ? シェスカも対戦相手も木の棒を持ってるぞ?」


「ま、観てれば面白い事が起こるぜ? アルベルト、楽しみにしてな!」


司会者は淡々と舞台挨拶を終え、マイクを審判に渡すと控え室の方へと消えて行った。


「えー、第一試合! 今大会初出場シェリー選手対モルガン選手! 互いに得意な武器をイメージして下さい!」


「得意な武器は剣ですわ! 昔絵本で読んだ剣聖のような物でもよろしいのでしょうか?」


「得意な武器でしたら、イメージするだけで投影できますから何でも構いませんよ?」


 シェスカ姫は、絵本で憧れた剣聖と同じ剣をイメージすると想像した通りの剣が木の棒に投影される。


 対戦相手の方は斧が投影され、木の棒を両手で持っている。


「一体どうなっているのでしょう? 木の棒の重みだけで剣を投影してる所は全く重みを感じませんわ?」


「それはですね、武闘大会は殺し合いでは無いので当たっても大した怪我にならない様にしているからです。」


「そうなのですね、でしたら本気を出しても安心ですわね。」


 そんな、やりとりを見ていた対戦相手のモルガンがしびれを切らしたのか苛立ちながら試合開始の催促をする。


「おい嬢ちゃん、もう良いだろ! さっさと始めようぜ? 審判も幾ら出場者が美人さんだからって鼻の下伸ばしてんじゃねぇよ。」


モルガンがそう言うと対戦相手同士、ある程度距離を取ったのを審判が確認すると試合開始の合図をする。


「そ、そうですね…では第一試合開始!」


「やれやれ、やっと始まったか。 嬢ちゃん、どっからでもかかって来な! どうせ俺が勝つんだからよ? 見せ場も無く終わるのは可哀想だしな?」


「おーっと、モルガン選手シェリー選手を挑発しています! 対するシェリー選手は?」


「では、お言葉に甘えますわね?」


 シェスカ姫は一瞬にしてモルガンの首筋に一撃をいれ、対戦相手を気絶させた。

 すると観客達がざわめきだし、先程のシェスカ姫の攻撃が見えたかどうかを話し始める。


「なあ、あのモルガンって選手……急に倒れなかったか?」


「あたしにも、そう見えたけど……。」


「分かった! モルガンは初出場の娘に勝ちを譲ったんだよ!」


「あー、有り得るかもね美人さんだし。」


 俺は観客達の声に聴き耳を立てるが、皆検討違いな事を言っているのが不思議に思うが一般人からしたら当然のことかと納得する。


「まあ、シェス……シェリーが勝つよな。」


「あの、アルベルト様……さっき何が起こったの?」


「その前に皆には見えてた? シェリーの動き。」


「「「「見えてた。」」」」


「私はエリーシャさんと同じで見えませんでした。」


 シェスカ姫の動きが見えてたのは、ニアミス、スラスト、メルダ、トレーシィの4人が目視出来てた様だ。


「やっぱ、エリーシャとアネットには見えなかったみたいだな。 にしてもトレーシィとメルダにも見えてたのは驚いたな。」


「私はエリーシャ様の従者の様な者なので、これくらいは出来ます。」


「あたしだって集中すれば、速い動きを見る事は出来るよ!」


「アルベルト様、シェリーが手を振ってるわ!」


 審判による判定の結果、モルガンの首筋に棒で叩かれた後が残っていた為、シェリーを勝者として高らかに宣言する。


「第一試合勝者! 初出場シェリー選手!!」


しばらく時間が経ち、第二、第三試合が終わり第四試合が始まる。


「第四試合! フォズ選手対フラム・ベルジェ選手!! 試合開始!!」


 第四試合が始まった瞬間、俺は長く黒い髪に紅い瞳をしたフラム・ベルジェと呼ばれた選手に気味の悪さを覚える。


 その気味の悪さは対戦相手のフォズと呼ばれた選手も感じ取っているのか、脚はガクガクと震え涙目になっている。


「フォズ選手? どうされました? 顔色が優れない様ですが……。」


「き、棄権する……。」


「棄権……ですか……仕方ありませんね。 第四試合はフォズ選手は体調不良の為棄権となります!!」


 当然の事ながら、出場しておいて棄権した選手に対し観客達は怒りを顕わにしフォズにゴミを投げつける。


「ふざけんなテメエ! こっちは金払ってんだ!! たかが女に憶してんじゃねぇよ! ヘタレが!!」


「ママぁ、今大会の戦士の部つまんないんだな。」


「そうねぇ、明日の拳闘士の部にでも期待しましょうか。」


「そうするんだな。」


 今大会の戦士の部の試合内容が酷い物の様に周りの一般的な視点では映ってている様だが、フラムは明らかにフォズに得体の知れない波動の様な何かを送っていた。


「つまらないわね、この程度で根を上げるなんて。」


「フラム選手?」


「何でもないわ、アタシを楽しませてくれそうなのはシェリーって選手くらいかしらね。」


あまりにも、今大会の戦士の部は一般人には何が起こっているのか理解出来ていないのか、観客達の大半は帰ってしまっていた。


「なあ、アルベルト。」


「何だ、師匠?」


「戦士の部の決勝戦は、ヤバイと思ったら俺が全力で阻止する。 だから……。」


「分かってる、止めねえよ。 俺もフラムって選手は何かヤバイってのは何となく分かるから。」

何時も読んでくださり有難う御座います。


随分と遅れてしまい、申し訳ありません。

理由としては今まで投稿してきた話の内容を見ながら続きを書いていたら話が意味不明になる所が多々見つかった為です。


まだ、変な場所が有るので投稿頻度は遅くなります。

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