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【完結】無属性魔法使い〈番外編追加〉  作者: クソラノベ量産機
148/166

第148話 ギリギリセーフ

第二章は第26話からです。

第三章は第46話からです。

第四章は第66話からです。

第五章は第91話からです。

第六章は第113話からです。

最終章は第136話からです。


では、引き続き無属性魔法使いをお楽しみ下さい。

ーアネット視点ー


「いや、やめて! 熱っ! 熱いっ!!」


「ゲヒヒヒ、邪魔な部分は無くさないとなぁ?」


 エセナゴットはアネットのズボンに尻尾の先端から溶解液を垂らし溶かしていく。


「地味な女かと思っていたが、下着は純白か! ゲヒヒ……

安心するが良い、時間をかけてゆっくりと弄んでやるからなぁ。」


「やっ、触らないで! 痛いっ、乱暴にしないで!!」


 首から手を離したエセナゴットは両手でアネットの胸を揉みしだき下着に手をかけ引っ張り外すとアネットの胸が顕になり慌ててアネットは両手で隠す。


「きゃあああああああああああ!!」


「ゲヒャヒャヒャ! 隠すと見えないだろ?」


「いやっ! うぅ…………、い、いやあああああああああああ!!」


 アネットはエセナゴットに両手を掴まれて隠していた胸が再び顕になり、胸に顔を近づけたエセナゴットは口を開けしゃぶりつく。


「じゅるっ、じゅぶるるる! ゲヒヒ、こっちもバランス良く舐めてやらんとな? れろ、じゅぶるるる!!」


「いやっ! いやあああああっ!! やめて気持ち悪い!!」


「喜べ、吾輩自ら女を犯すのは滅多に無いのだ! ちゃあんと吾輩のを入り易くする準備をしてやるからなぁ?」


「ひっ、だ、駄目!! やあああああああああああ!! やっ、いやあああああ!!」


 エセナゴットはアネットの腰を持ち上げ岩壁へと押し付けると次に固定しながら両足を開脚させ股関に顔を埋め、パンツに涎を付けながらジュルジュルと音を立てながら吸い付く。


「ジュル、ジュルルルル……。」


「やぁ……もう……やめて!!」


「ゲヒヒ……そうかそうか、やめてほしいか? なら味見は終えて本番といこうか!」


「え……? や、やだ……こんなのに……私の……初めて……。」


 アネットの言葉に反応したエセナゴットはアネットの股関から顔を離し尻尾からパンツに溶解液を垂らすとアネットはマジックバックだけ身に着けた状態で素っ裸にされマニアックな姿になる。


「ゲヒャヒャヒャ! 吾輩としてはもう少し抵抗してくれた方が楽しめるのだがなぁ?」


 そう言うとエセナゴットの尻尾の先端が開き中央からヌメり気のある緑色の突起物が出てくるとそれをアネットの股関までゆっくりと移動させる。


「貴方なんかに……、」


「ん?」


「貴方みたいな変態に負けるものですか!!」


 アネットは素早くバッグからチューブ状の物を取り出すと片手で蓋を回し開け思い切り握る。 すると開いた口から透明のジェルがエセナゴットの両眼にかかる。


「今更何をしようが意味な……眼がああああああああああ!!」


「あいたっ!」

(今の内に離れなきゃ!)


「このクソアマ! 眼ばかり狙いおって、吾輩の好みの体型をしとるから苗床として魔族を産ませ続けようと思っとったが我慢の限界だ! 今すぐ息の根を……手が眼から離れねえええええ!? 何ぶっかけやがった女あああああ!!」


(かのくらい離れれば安心ですよね? 一か八かで試したかいがありました、超強力瞬間接着剤。)


 瞬間接着剤が眼に入り咄嗟に両手で眼を押さえたエセナゴットからアネットは地面に尻もちをつき、壁伝いに手をつきその場から離れる。


「何処行った女あああああ!!」


(これくらい離れてれば良いですかね、服入れてたかな? ん、何これエプロン?)


 アネットはマジックバッグから服を探すと入れた覚えの無いピンク色のエプロンが出てきた事に疑問を抱くが他に身に着ける物が無かった為、仕方なく着ると完全に裸エプロン姿になり恥ずかしさで顔を赤らめるが、そんな事より眼の前のエセナゴットに身体を弄ばれた事に対する怒りでどうでもよくなり予備の眼鏡をかける。


(ちょっと恥ずかしいですが、今はあの変態を始末しないといけませんね。)


「クソがぁっ! 吾輩の大事なお眼々に変な物かけおって、ぶっかけて気持ち良くなるのは吾輩だけで十分なんだよおおおお!!」


「そんなに気持ち良くなりたいなら、ならせてあげますよ! この“スクロール”でね! アースクェイク!!」


「うおっ!? 何だ、何が起きとる!?」


 アネットはマジックバッグからスクロールを取り出すと紐を解きエセナゴットへ向けて発動すると地震が起き、エセナゴットの居る地盤が沈下し大きな穴が出来る。


「知ってる? “臭い者には蓋をしろ”ってことわざがあるの。」


「な、なんの話だ?」


「だから貴方みたいな害悪は一生出られない様にしてあげます! “ヴォルカニックレイン”! これで仕上げです“グラビティロックダウン”!!」


「ぎゃああああああああ! 熱い熱い熱いいいいいっ、吾輩が悪かっ……」


 ヴォルカニックレインのスクロールを使うとエセナゴットの上空に黒炎で出来た雲が出現しマグマの雨が沈下した地盤に降り注ぎ灼熱のプールが出来上がる。 更に追い打ちをかける様にグラビティロックダウンのスクロールを使うと巨大な岩石がマグマのプールで溺れているエセナゴット目掛けてズドンと落下し蓋をする。


「今悪かったと言いましたか? 残念ですが私は許しませんよ? 公衆の面前でこんな恰好させられて怒らない人が居る訳ないでしょう?」


「グヌヌヌヌゥッ!! この程度で、この程度でやられる吾輩では……無いわあああああ!!」


 グラビティロックダウンの岩石をエセナゴットは固まったマグマの中から持ち上げ後方へと投げ捨てるが相当効いていたのか両眼から手が離れてはいたが開ける事が出来ないでいた。


「ぜぇ……ぜぇ……、たかが女一人に……ここまで追い詰められるとはな……。 だが今ので居場所は分かってるぞ、死ねええええ!!」


「残念ですが、貴方の負けです。」


 エセナゴットのはアネットの居場所を声で把握しており、その方向へと尻尾を伸ばすとアネットの眉間ギリギリで凍り付き動かなくなる。


「…………。」

(こ、今度は何だ? 身体が動かん!? まるで石化したかの様に!)


「あまり私を見くびらないでくれます? 貴方が出てくるのを見越して魔法設置タイプのスクロール“アイスバーン”を使わせてもいました。」


(よ、よせっ! やめろ!! うわああああああああああ!!)


 アネットはスタスタと全身が凍り付いたエセナゴットに近付き、後ろからトンと押すと地面に倒れた衝撃でエセナゴットの身体は粉々に砕け散り絶命した。


「ふんだ、貴方みたいな変態には相応しい最後です!」

何時も読んでくださり有難う御座います。

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