2話 屋上へ
海と空は自然でもっとも美しいとも言えるめちゃ広いところです。空なんかほぼ無限に広がってると思いますよ?ですが今のところ主人公の空はなんか無関心だし海は無愛想で実際の美しさが全くありませんね…。理想が崩壊しました。自然の空と海を愛してる方、申し訳ありません。
…空が見える…
ここはどこだ…?
日の光は眩しく熱い。
おかしい…左足と左腕の感覚がない。
右腕で触れてみるとそこには腕も足もなかった。手の平を見るとそこには赤い…血…。
あーあー…死ぬよこれは…だって体の半分無いもん。
…空…綺麗だな…。
…ピピピピピピッ
…うるさい
アラームの音だ。…左腕は?左足は? ちゃんとある…。血も出てない。夢か…変な夢。
ゆっくりベットから下りて着替え、リビングに行った。朝ご飯はいつもと同じ食パンに牛乳。家を出るのは7:15…たまには早く出てみようかな、なんて思うけどやっぱり7:15に家を出ている、こんな普通で何も無い…つまらない毎日。そこそこ困難や楽しいことがあればいいのに。こんなこと…毎日思ってる。
今日はだるいから保健室でさぼることにした。さぼったから楽しくなるわけじゃないけど退屈な授業に出るよりマシだ。
ふと、昨日碧江が言っていたことを思い出した…
‘君が死にたくないなら明日の放課後屋上に来て。詳しい事はそこで話すよ’
…暇だから行ってみるか、ちょっと早いけど行ってみるとするか、屋上に…。
「ふぁあーあ。」
あくびをしながら重い腰を上げ、歩き出す。
トントンットン
リズミカルに階段を上がる。めんどくさそうにしてながら、楽しみなような気がした。
ガチャッ …ギィ
ドアを開け、俺が見たのは真っ赤な‘ツノ’の生えた何か。なんなのか考える暇もなかった。その何かは俺に向かって走ってくる… 走ってくる…⁈
瞬間で思考を取り戻す。
が、しかしよける余裕などなかった。
すると、いきなり目の前に人影がふってきて、‘ツノ’の生えた何かをまっぷたつに割った。一瞬の光景。まっぷたつに割れた‘それ’は黒い灰をのこして消えた。幻だと思った、幻だと思いたかった…ふってきた人影が…碧江だったなんて。
注意 感じているとは思いますが私は相当な中二病です。おそらく思い通りに事が進みすぎてつまらない時があると思います。すみません(u_u)
空…もうちょい性格良くしなきゃなりませんねー。