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理不尽なプロローグ
昔誰かは言った。
もし、自分の好きな世界に飛び込むことが出来たら、それは嬉しいことだな、と。
そう言った彼女は、念願叶い絵の世界に入り、そして潰れていった。
彼女を助けようと何度も思ったけど、彼女はやつれた顔でも笑っていた。
自分の好きな世界、それに飛び込むのは相当の覚悟が必要だけど、でも、それに強制的にだったら、どんな事になるのだろう。
それは、きっと苦痛でしかないんだろうな、と考えながら、ボクは、目を閉じた。
ああ、友人の泣き叫ぶ声と遠くのサイレンの音が聞こえてくる。
寝かせてくれよ、ボクはもう疲れたんだ。
短めで進みます。
いつものように見切り発車ですのでけしたらごめんなさい