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打ち切り〜エンド〜
仲間?なぜあれを彼女は仲間と称したんだろう。
彼は、いや、それは僕が身体を捻ると同時に右掌をこちらに向けてきた。
その掌には目があり、肌の色は肌色とは言えず青紫で、頭の横に酷く立派な角を携えていた。
見たことがある容姿。僕はその容姿を知っている。
魔王。
彼は僕の知っている世界の魔王そのものだった。
最近僕がハマっているスマホゲームのラスボスに。僕の寝坊の理由であるラスボスに。あまりにも似ていた。
「デスフレイム」
低音の威厳のある声が鼓膜に伝わる。掌が眩く光る。
熱さも感じず、僕らは炭ともならず、その世界から消えた。




