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千歳七海の事件簿  作者: 藤宮はる
3/3

千歳「え?終わり?また打ち切り?」

違います。完結です。円満終了……とはいかないけどこれで終わり。

ちゃんと事件終わらせたしいいよね?

「隣町についたわね……」


さっぱりした風景、田んぼなどがちらほら見える田舎町

ここに来た理由は事件の捜査。

地下鉄なんてなさそうなんだけどなぁ……


「さっそく地下鉄潜りますか。」

「聞き込みしてからよ!どこにあるかわかるの!?」

「知りませんよ。そんなことより俺は一刻も早く銃弾をぶち込みたいんですが?」

「知らないわよ!」


なんですでに撃つ気まんまんなのよ……

ていうかホントにこいつ逮捕したほうがいいんじゃないの?


「まぁまぁ二人とも落ち着いてください」


鬼柳さん……もっとはやく仲介しにきてほしい。


「とにかく!まずは情報を集めないとどうしようもないわ!全員で聞き込みして地下鉄の位置を探るわよ!」

「はいはい」

「わかりました」


その後分かれて聞き込み開始!

人を探してしばらく歩く、人をやっと見つけたので散歩していたお婆ちゃんに聞いてみた。


「あぁ、その地下鉄とやらはそこを曲がるとすぐじゃよ。あんなところに何の用があるんだい?なんか事件があったのかい?」

「えぇ、まぁ。お婆ちゃんありがとう。」


お礼を言って携帯で2人を呼び出す。

10分ぐらいすると2人とも戻ってきた。


「チート先輩の聞き込みマジチート」

「僕らはまったく情報無しですよ。地下鉄の位置を知ってる人なんていなかったのに……」

「そうなの?まぁ場所がわかったしさっさと行くわよ。」


おばあちゃんが言っていた地下鉄の入り口に行く。確かに草などで隠れていて見つけにくい。

掻き分けて入り口を開くと田中が質問してくる。


「なぁチート先輩、そんな風に隠れてるってこともその婆さんは教えてくれたのか?」

「場所だけよ?え?もしかしてわからなかったの?」

「えぇ、まったく。」


やっぱり私って天才ね。


「もうチート先輩一人でいいんじゃないかな?」


入ってみると、まったく使われてないので明かりは無い。

私は持っている懐中電灯をつけて進む

少しすると腐ったような臭いと血の臭いがしてくる。


「先輩、やっぱここでなんかあったみたいっすね」

「そのようね、さっきから白い骨のようなものもちらほら見えるわ」


鬼柳さんが現場を写真に収めていると、何かが近づいてくる音が聞こえる。

ぺたりぺたりと……歩いているようだ。人間だろう。


「誰かいますね。俺ちょっと見てきます。」


田中が離れて様子を見にいく。

そのとき私は何か言い知れぬ恐怖を感じた。


「おりゃあああああああああ!!」

「田中!?」


叫び声と銃声がが聞こえたので私たちも向かう。

そこには見たことの無い化け物と銃を乱射する田中がいた。


「先輩!こいつ銃効いてない!」

「なんでこうなったのよ!」

「タチサレ……タチサレ……」


幽霊っぽい台詞はいてるけどどう見ても実体だし。

知能あるっぽいし捕まえるべきかな……

池谷さんに聞いてみよ。

電話を取り出し池谷さんに繋ぐ

するとあまり間をおかずに池谷さんが応答した。


「殺っちゃっていいよ」

「どこかで見てる!?」

「どうせ田中君が突っ走ったんだろ?もう止まらないし死体隠しとけばそれでいいよ」

「あんたそれでも警察か!!」


あぁこの人も駄目な人に分類されるのか……

そうこうしてるうちに化け物は奥からどんどん出てきて増えている


「タチサレ……タチサレ……」

「俺も満足させてもらうぜぇ!!ヒャッハー!!」


鬼柳さんまでハイになっちゃったよ!もう収拾つかないよ!!

もうどうしようもないわ……どうみても化け物だし私もやっちゃおうかな……?

うん、いいよね?ここ別に誰もこないらしいし。振り切るわよ!


「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」


化け物どもを蹴って殴って投げ飛ばす。

私の一撃を受けた奴から倒れていく。

田中も鬼柳さんも口を開けて驚いている。

気がついたら山が出来ていて、化け物は出てこなくなっていた。


「ホントにチート先輩一人でいいんじゃないか?」

「ごめんなさい!次からはちゃんと捜査します!絶対!」

「誰に謝ってんすか……」

「不満足だ。」


私たちは化け物が出てきたほうへ向かう

まだ何か……生存者がいるかもしれないからだ。

奥に入った私たちが見たのはまだあたらしい人間の死体だった。

ところどころ噛みつかれ食べられたような痕がある。


「さっきの化け物が食ったんすかね?」

「知らないわよ!生存者もいないようだしもう帰る!」

「そんな適当に捜査打ち切っていいんすか?」


もう疲れた。知らない。私は何も見てないやってない。

次からはまっとうに生きるから、こんな事件ばっかに関わらせないで……

またどこかでチート先輩に会えることを願います。

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