第1章 第2話 星剣と腕輪
シルトが目を開けると目の前にミアがいた
「ミア・・・ここは?」
声を出して初めて自分が気を失っていたことに気がついた
「ここは星の丘本当は巫女にしか入ることのできない時の止った丘」
淡々と説明するミア
「時の止った丘? 御伽話の?」
「そうよ あそこを見てあれが御伽話に出てくる星の光を集めて作った星の秘剣」
ミアが指差した丘の一番高いところにある台座に光を放つ剣が刺さっていた
「あれが星の剣」
丘を探索しているとレオとカインが居ないことに気がついた
「そういえばレオとカインは?」
「二人はこの中には来れないはここは時の止った世界普通の人が入ることは不可能よ貴方がいるのも不思
議なのに」
(あなたは特別よ・・・時の止った丘で永遠とも思える時間をまったわ・・・さぁはやく剣を抜きなさい)
頭の中に聞こえる声にしたがってフラフラとシルトが剣に向かって歩き出した
「ちょっとシルト人の話し聞いてるのそれにその剣の周りには巫女でさえ入れないわ」
ミアの声がまるで別の世界の事のように感じたそしてそのまま剣に向かって歩き続けた
「な・・・なんでどうしてそこに入れるの?」
(そうよそれでいいのさあ剣を抜いて星の力を手に入れなさい?)
頭の中に響く声にしたがって剣を台座から引き抜いたすると時の止った丘の空間に日々が入ったそしてそ
のまま二人は気を失った
「…と…あ……ると……ミア…シルト…」
どこかから聞こえる声 とても懐かしい声だ
「起きろシルト・・・起きろミア」
「レオ?カイン?」
意識がはっきりすると心配そうな顔をするレオとカインがみえた
「まったくどうしちまったんだよ転んだと思ったらミアと一緒に気絶するしさ」
「ぼくどれくらい気絶してたの?」
「5分くらいだよなカイン?」
「あぁ」
(たった5分あの丘で少なくとも30分位居たのに)
考え事をしているとミアが小声で話しかけてきた
「丘のことは内緒にしておきなさい」
ミアのほうを見てうなずくとカインが不思議そうにシルトを見ていた
「ん?どうしたカイン?」
「シルトその腕輪はどうしたんだい?」
カインに言われて自分の腕をみたそこには見たことも無い銀色の腕輪そして蒼い綺麗な宝石がはまってい
た
「なんだろうコレ」
(それは星の欠片を納める腕輪宝石は星の光を集めた宝玉だよ)
またこの声かなんなんだこの声は?
「はいはい今日のことは解散村長には内緒にしてあげるから」
ミアは僕たちが洞窟を出るまで散々説教していた
洞窟を出るとミアは僕だけに聞こえるように言った
「あなたのことは村長に内緒というわけにはいかないわ明日詳しく話を聞きたいから私の家に来て」
そういうとミアは自分の家に帰っていた
とても長く暗い月の輝かない夜だった
登場キャラのジョブを考えるのが苦手のようです
文章を書いている最中にきずかされることが多いです
キャラの設定を考えるのは苦手のようなので
新キャラの登場率は低そうです