第2章 第04話 修行と真呪文
ミアが帰った後も、シルトは訓練を続けていた。
自然体のまま心を落ち着かせ意識を集中する。
そのまま念じるかのように星剣を召喚する。
出ない・・・出ない・・・出ない・・・
+ + + + +30分後 + + + + +
地べたに倒れこむシルト
日が完全に沈み闇が辺りに充満し静寂が空間を支配していた。
なぜ、武器が出せないのかただそれだけを考えていた。
結局、答えは出ないまま帰路に着いた。
「よく考えたら 武器って平常心の状態で出したこと無いんだよね」
+ + + + + + + + + +
修行2日目
簡単な説明の後、術を実際に発動する訓練に入ることになった。
精霊がたくさん出たのである汎用性の高い術を習得していくことにした。
1つ目は、火
五行の一角であり、純粋な攻撃力が高いが高位の術になると制御が難しくなる。
2つ目は、水
火と同じく五行の一角であり、攻撃はもちろん補助や回復などの術も多お。
3つ目は、風
水中などの一部を除いてあらゆる場所に存在するため使い勝手がいい
この三つを重点的に修行することにした。
なれない術や制御が難しい術や経験が浅い術者が魔術を使用する場合、詠唱と陣が必要となる。
陣を制御の媒介とし詠唱でイメージを固定する。
使いこなせるようになれば詠唱せず陣も簡単なものになる。
簡単な術をミアに習い試しに発動してみる。
「火の精霊よ契約に従いその力を我が前に示せ 火弾」
視界を多い尽くすような火の玉が現れた
「「へ?」」
シルトとミアの両者から疑問の声が漏れた。
一足先に、正気を取り戻したミアは、シルトの胸倉を掴みながら
「あんた加減って物を知らないの?」
服を掴んだまま前後に揺すられたシルトは
「知らないよ まさかあんなのが出るとは」
困惑する二人の前に赤毛の精霊が現れた。
「いきなり術使うから油断してたわ 威力の調整間違えちゃった」
てへっ と舌を出しながら煉華
「私が6割悪いんだけど 残りは貴方が魔力を込めすぎた所為だからね あの術なら100分の1くらいで大丈夫だから」
そういうと煉華はバイバーイと言い残し腕輪の中に消えていった。
+ + + + + + + + + +
修行3日目
昨日より、力を抑えるイメージで
そう念じながら魔力を練る。
すると、心の中で囁く様に呪文が聞こえてくる。
その呪文を、復唱する。
「我火を司る者 我が名の下に精霊よ力を顕現せよ 『炎弾・紅』」
人の頭部ほどの火の玉が手のひらに現れる。
手から離れるように念じると
ヒューーーーン ドン
訓練場の地面にクレータが出来た・・・。
「やっちまった・・・。」
ミアから説教されたのは言うまでもない。