第1章 Sideレオ&カイン
負けた・・・大人でも半巨人には勝てないことは知っている
「それでも3人居た」
カインはとレオは特別だった本来12歳ほどで目覚める神流に8歳の時に目覚め天才といわれ
12歳で大人たちに混じって村の討伐態にも入っていた
普段こそ仲が悪いが戦闘訓練ではいつもチームを組み大人たちに勝って来た
しかし、先日の半巨人戦では勝つどころか手傷ひとつ負わせることなく敗退・・・
俺たちに巫女であるミアの力を借りても恐らく3人では生きて変えることは不可能だっただろう。
「かっこよく逃がしたシルトに助けられたのか・・・」
カインとれレオは、カインの意識が戻ってきてからそればかりを話していた
「天才天才言われておいて二人そろって一人のしかも覚醒したばかりの知ると以下か」
普段から差別していたわけではない仲は良かったくらいだが・・・
「俺たちは守るべき対象に守られたんだよ・・・」
カインは重い口を当てた・・・
二人にとってシルトは守るべき対象であった
「情けないな俺たち」
「あぁ情けなさ過ぎるよレオ」
珍しく戦闘中以外に意見のあった二人は
「「強くなりたい・・・」」
窓の外には病院の白い壁だけが広がっていた・・・。