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昭和に逆行した俺、バブル前に仕込んで億万長者になる  作者: 柿の木


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第24話:対価の兆し

数日後、予想していなかった変化が起きた。


放課後、机に向かっていると、例の一人が声をかけてきた。


「これ」


差し出されたのは、駄菓子だった。


「?」


「この前のやつ、助かったから」


恒一は一瞬だけ言葉に詰まった。


「別にいいのに」


「いや、なんかさ、そのままだと悪いし」


その言い方は、妙に真っ直ぐだった。


形式でも義務でもない。


ただ、“もらったから返したい”という感覚。


それが、そのまま形になっている。


「……ありがと」


素直に受け取る。


ここで断るのは違う。


これは金ではない。

だが、価値に対する対価だ。


つまり、この流れはすでに“交換”になっている。


その事実が、静かに重く響いた。


(ここまで来たか)


前世で何度も考えたこと。


価値と対価。


それが、こんな形で現れるとは思っていなかった。


しかも、無理に求めたわけではない。


自然に出てきた。


それが重要だ。


「他にも欲しいやついるかもな」


相手が言う。


「そうかもね」


軽く返す。


だが内心では、一気に視界が広がった。


これは単発ではない。


仕組みにできる。


無理に広げる必要はない。

だが、自然に広がる形は作れる。


家に帰り、恒一はノートに書いた。


・対価発生

・自然発生

・拒否しない


その三つを丸で囲む。


これは大きい。


金ではない。

だが、同じ構造だ。


価値を渡す。

相手が返す。


その循環ができている。


「……やれるな」


小さく呟く。


ここからどうするか。


無理に商売にする必要はない。

だが、形にはできる。


たとえば、まとめる。

複数人に渡す。

より使いやすくする。


そうすれば、価値はさらに上がる。


前世では、こういう“小さな兆し”を見逃していた。


大きなチャンスばかり追い、足元にある流れを拾えなかった。


だが今は違う。


小さいからこそ、大事にする。


ここからすべてが始まる可能性がある。


私の2作目

「神様転生したはずが赤ん坊の自分に転生していた件」

この作品は一言で言うと神様に笑われた男が世界を笑えなくするです。(自分でも導入で笑ってしまいました)

良かったらどうぞよろしくお願いします

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