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昭和に逆行した俺、バブル前に仕込んで億万長者になる  作者: 柿の木


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第14話:学級新聞という練習台

担任に頼まれた学級新聞は、思った以上に面倒で、思った以上に面白かった。


テーマを決める。

記事を集める。

読みやすく書く。


一人で勝手に書く投稿とは違い、他人の話を整理して形にする必要がある。


「高瀬、オレのことも書いてくれよ」


山本が言う。


「何を書くんだよ」


「この前、木登りで一番上まで行った」


「それは危ない自慢だろ」


周囲が笑う。


こんなやり取り一つでも、文章の材料になる。


何を面白がるか。

どこで飽きるか。

子供たちの反応は正直だ。


(読者が近いってのは、いいな)


恒一は学級新聞を、ただの学校行事で終わらせるつもりはなかった。

これは立派な訓練だった。


短い文字数で、読みやすく、相手に届く文章を書く。

まさに投稿と同じだ。


最初の号を出した日。

休み時間になると、何人かが壁に貼られた新聞を見に来た。


「ここ、おもしろい」


「この絵、下手だな」


「お前が言うなよ」


その反応を見ながら、恒一は内心で整理する。


最初に目が行くのは見出し。

次に短い記事。

長い文章は読まれにくい。


前世では当たり前だった感覚が、こうして子供たちの反応でも確認できる。


(使える)


担任も満足そうだった。


「高瀬、読みやすいな。助かったよ」


「ありがとうございます」


「次も頼めるか?」


次も。

その言葉に、恒一は少しだけ嬉しくなった。


任される。

継続して頼られる。

それは小さいようで大きい。


帰宅後、投稿原稿にも変化が出た。


見出しを短くする。

冒頭を少しだけ軽くする。

硬すぎる言い回しを削る。


学級新聞で得た感覚が、そのまま効いていた。


「なるほどな」


文章は、机の上だけで上手くなるわけじゃない。


人に読まれて、初めて鍛えられる。


夜遅く、原稿を書き終えた恒一は、ノートに短く書き込んだ。


学校でも練習になる。無駄な経験はない。


前世では、無駄だと思っていたことが山ほどあった。

だが今振り返ると、本当に無駄だったものは案外少ない。


使い方を知らなかっただけだ。

今まで読み専だったけどこんなストリートをもっと読みたいと思ったけどないから書いてみました

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