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エピローグ
僕は冷や汗をかいてる。きっと顔を真っ青にしているだろう。――だって怖いんだもの。
翼を広げてこの場から逃げようとするが、羽根を掴まえられてしまい飛んで逃げるという事が出来なくなった。
「そういう意味じゃないんだよ!」
「でも、好きってどういうことなのよっ! 私のこと好きじゃ、ないの……?」
佳織の可愛らしい顔が歪められる。
「僕は佳織の事が好きだよ……。もちろんこの世界の人たちも守りたいし大切だけど佳織が一番大切だよ」
「わ、私も……、ずっと前から好きだったの……っ! だから……、もう離れるのはイヤなの。私を一人にしないでよ……」
佳織は可愛らしい顔をゆがめながら言った。
僕はこの子を――もう”泣かしちゃ”いけないんだ。




